ノースクイーンカップでクラキンコを負かしたショウリダバンザイが、グランダム・ジャパン古馬シーズンのタイトルを狙ってここに遠征してきた。目下のところ、同古馬シーズンは笠松のエーシンクールディが3勝を挙げ、30ポイントでトップ。しかしショウリダバンザイもここを勝てば、他地区で15ポイント加算となるため25ポイントとなり、最終戦のレディスプレリュードの結果次第ではタイトルの行方もわからなくなってくる。そのタイトルを狙うのであれば、ここは負けられないところだろう。
対抗も同じ北海道のマチカネオイカゼ。ノースクイーンカップは7着だったが、5走前から2走前までの古馬オープンは3、3、2、3着と、勝てずとも常に善戦。ショウリダバンザイ以外のメンバーなら十分勝負になる。
トウホクビジンもここに入れば実力は上位。ここ4戦の遠征競馬でもダートグレードや南関東の牡馬一線級を相手にしながら、着順はともかく勝ち馬からは2秒前後の差。常に全国区の強いメンバーに揉まれているだけに、このメンバーなら上位争いに加わる力は十分に持っている。とはいえローテーション的には厳しく、ときに軽い相手にも大崩れもあるため、それを考慮しての▲。
ブライティアピアは、前走フェアリーカップでは1番人気に推されながら4着と敗れたが、4コーナー手前で早めに仕掛けてのもの。前々走では牡馬相手のA級一組戦で6馬身差圧勝があり、地元の牝馬同士ならやはり最有力。
フェアリーカップで1、2着のキャニオンルナ、ファンタジックキーが次ぐ存在だが、勝ったキャニオンルナは前崩れの展開に恵まれた感じがあっただけに、不安のほうが大きい。
留守杯日高賞、ひまわり賞の3歳牝馬2冠を制し、目下5連勝中のアンダースポットだが、今回が古馬との初対戦。一応注目馬として印はつけたが、馬券的には見送りたい。
◎ショウリダバンザイ
○マチカネオイカゼ
▲トウホクビジン
△ブライティアピア
△ファンタジックキー
△キャニオンルナ
△アンダースポット
ニュータカラコマの勢いを買う。前走、3、4歳混合の重賞はまなす賞は、先頭で障害をクリアしてそのまま逃げ込む勢いだったが、ゴール前で詰まって4歳のツジノコウフクヒメに交わされた。それでも3歳馬であわやというレースぶりは評価できる。さらに前々走のB1-1組まで3連勝中。すでにA級に入っても通用する力があり、今回、オイドンより10キロ軽い680キロで出走できるのは有利。
上下30キロの差なら、オイドンもチャンス十分。6月20日のとかちダービーではタカノテンリュウの2着に敗れたが、当時30キロ差があったの対して今回は20キロ差に縮まった。3着以下で今回も出走している相手とは重量差が据え置きとあれば、今回も当然オイドンに分がある。
イレネー記念で上位2頭から離された3着のレットフジは、とかち皐月賞5着、とかちダービー4着と、同世代同士なら常に上位争い。そのとかちダービーを挟んでB級でも3勝し、力をつけているだけに今回も上位争いにはからんでくる。
とかちダービーを勝ったタカノテンリュウは今シーズン3着を一度も外さないという安定した成績。格下も連勝中と好調のアアモンドジャンボ、フジダイビクトリーらも軽ハンデを生かして上位を狙う。
◎ニュータカラコマ
○オイドン
▲レットフジ
△タカノテンリュウ
△アアモンドジャンボ
△フジダイビクトリー