好・不調がはっきり分かれるメンバー構成で、3連勝中のカモンネイチャに期待がかかる。07年に中央から名古屋に移籍後、31戦して3着を外したのがわずか3回という堅実な成績で出世。すでに重賞も名古屋・笠松で3勝を挙げている。1600~1800メートルを中心に使われているが、1400メートルも名古屋移籍後は5戦していずれも3着以内と好成績。前走くろゆり賞に続いてエーシンアクセランとのハナ争いとなりそうだが、そのときもすぐに控えたように、無理に競り合うこともないだろう。重賞連勝の可能性は高い。
相手は、そのエーシンアクセラン。6月のサマーカップで念願の重賞初制覇を果たし、今回は同じ笠松1400メートルが舞台。その後も堅実な成績で、オッズパークグランプリ2010での7着はアルドラゴンやキングスゾーンなど相手が強力、前走オータムカップでの4着はこれまで勝ち星がない1900メートルと、それぞれに敗因があった。8月のくろゆり賞ではカモンネイチャに2馬身差をつけられての2着だったが、逆転を狙いたいところ。
評価に悩むのが兵庫から遠征のイイデケンシン。2歳時とはいえダートグレード勝ちの実績はナンバー1で、昨年11月には笠松1400メートルの笠松グランプリも制している。しかし年明け地元で2戦連続して2着惜敗のあと休養し、今回は約8カ月ぶりの実戦。仕上がり次第では当然勝ち負けになるが、調教過程と、当日の様子に注目したい。
エバーアップワードは中央1000万から転入し、4戦2勝、2着1回で、4着に負けたのも中央との条件交流で、地元馬では最先着だった。前走A3特別でも4馬身差の圧勝だけに、上位争いに絡んでくる力はありそう。
◎カモンネイチャ
○エーシンアクセラン
▲イイデケンシン
△エバーアップワード