昨年後半、5連勝で道営記念まで制し、ホッカイドウ競馬の3歳以上年度代表馬となったコパノカチドキ。今シーズン初戦となった赤レンガ記念はまさかの8着と大敗したが、3カ月ぶりとなった前走のオープンで2着とまずまずの走り。連覇のかかるこのレースで、短いホッカイドウ競馬のシーズン後半へ向けて昨年のような快進撃なるかどうか。
ラプレは6番人気で星雲賞を制し、中央から転入5戦目での初勝利が重賞制覇となった。さすがに前走ブリーダーズゴールドカップJpnII(8着)は参考外だが、それでも地元勢では最先着だった。08年9月にはJRA500万下の札幌ダート2400メートル戦に出走して、11人気ながら勝利を収め大穴をあけた。その後盛岡ダート2500メートルの北上川大賞典でも差のない4着という経験があり、長丁場でこそ力を発揮しそうだ。
ご存知、皐月賞2着馬サンツェッペリンは、ホッカイドウ転入初戦となった前走のオープンでコパノカチドキから1馬身半差の3着。素質は断然、叩き2戦目の上積みも見込めるが、ダートはどうなのかという不安はある。
サクラシコウテイは中央1勝で転入し、今シーズン4戦2勝。前走ブリーダーズゴールドカップJpnII(10着)は参考外として、前々走のオープン1800メートル戦は6馬身差の圧勝。地元馬相手の重賞なら勝負になりそう。
マチカネノワキは今シーズン南関東から転入し、7戦して3着以内が5回。サクラシコウテイが勝ったオープン戦では9着に負けたが、その前走、星雲賞ではラプレからコンマ4秒差の3着。上位争いに食い込んでくる力はありそう
◎コパノカチドキ
○ラプレ
▲サンツェッペリン
△サクラシコウテイ
△マチカネノワキ
スーパーフレッシュチャレンジ勝ちのダークフィラメントは、前の馬を壁にして道中は行きたがるのを必死に抑え、4コーナーで外に持ち出されると弾けるように伸びた。デビュー戦でこうしたレース運びを教えた経験は今後に生きてきそう。将来性に期待してこの馬を本命に。
モエレフウウンジは、デビュー戦は2着だったものの、ルーキーチャレンジからイノセントカップを連勝。ここまで1200メートルの経験しかないが、血統的には距離が伸びてもまったく問題なく、イノセントカップで見せたような強さをここで発揮してもおかしくはない。
キャリア8戦目でようやくアタックチャレンジを勝ったミラノボヴィッチは、距離が伸びて力を発揮するようになった。そのアタックチャレンジは、直線で後続を突き放して4馬身差。3走前の未勝利勝ちも6馬身差で、流れが向けば強いレースをする。
マツリバヤシは、栄冠賞3着に、レコード決着のリリーカップでも2着。能力的に世代のトップレベルにあることは間違いなく、あとは初距離に対応できるかどうか。
エバーオンワードは、前走芝のクローバー賞は参考外。2走前のバゴ賞は、前の接戦2頭には離されたが、上がり3ハロンは前と同じ37秒台の脚を使っているだけに、ここも連下なら。
◎ダークフィラメント
○モエレフウウンジ
▲ミラノボヴィッチ
△マツリバヤシ
△エバーオンワード