NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
笠松から2頭、福山から1頭の遠征があるが、地元兵庫勢が強力だ。
ゆったり流れる2400メートルならチャンストウライの末脚に賭けてみたい。昨年7月のオッズパークグランプリ2009は、1400メートルの忙しい流れに追い通しで持ち味を発揮できず。しかもこのときは鞍上が主戦の下原騎手ではなかっただけに度外視してよさそう。2400メートルで争われた5月の兵庫大賞典は、4コーナーまで先頭のアルドラゴン、ぴったり2番手のベストタイザンを、直線で抜き去り2馬身差をつけた。今回は、11月の楠賞以来4カ月ぶりになるが、自主能検にも参加して乗り込みも十分。
アルドラゴンは園田2400メートルを4戦3勝で、一度の敗戦はチャンストウライに差された兵庫大賞典。ダートグレードを除く地元兵庫ではたしかに3着を外さない安定した成績だが、チャンストウライも同じ条件で3着を外したのは先のオッズパークグランプリ2009のみ。アルドラゴンが勝ってもまったく不思議はないが、年齢的なこともありチャンストウライを中心にした。
ハスフェルは、園田金盃で最後方追走から大外をまくって勝利。1番人気に支持された新春賞は、キーポケット、カラテチョップの一騎打ちから離された5着。今回も展開次第という面はありそうだ。
バンバンバンクは、11月の楠賞でチャンストウライ、キヨミラクルと接戦を演じたものの、わずかの差で3着。その後も善戦しているとはいえ、現状では上位2頭と差がありそう。
他地区勢では、前々走のウインター争覇2着の笠松・エイシンヴァイデンだが、笠松に来て3戦、まだ勝ち星がないだけに、連下に食い込めるかどうか。
◎チャンストウライ
○アルドラゴン
▲ハスフェル
△バンバンバンク
△エイシンヴァイデン