NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今年の3歳世代では、笠松のニュースターガール、名古屋のダイナマイトボディは相当強いと思っていたのだが、1月14日の園田クイーンセレクションでは、バージンサファイヤに簡単にひねられてしまった。
簡単な結論だが、ならばバージンサファイヤは相当な実力の持ち主と見る。デビューから2連勝で臨んだ兵庫ジュニアグランプリJpnIIは、勝ったスーニからは離されたものの、地方最先着の5着。そして3番人気で臨んだ園田クイーンセレクションは、プリンセスジュディとの叩き合いをクビ差で制した。1番人気に支持された笠松のニュースターガルは、直線差を詰めたものの半馬身差の3着だった。バージンサファイヤはまだまだ底を見せていない。
ほかでは園田ジュニアカップで1、2着のタマモリターンとカラテチョップだが、その園田ジュニアカップでは後方から押し上げてきたタマモリターンにうまく乗られたような展開で、真っ向勝負ならカラテチョップの実力が上と見る。兵庫のその他の馬たちは、この上位3頭とは実績的にもかなり差がある感じで、よほど急激な成長でもない限り馬券圏内に食い込むのは難しそう。
笠松のブラックポイントは、ゴールドジュニアで2馬身差をつけ快勝。しかしニュースターガールやダイナマイトボディにはかなわなかった馬。重賞勝ちがあるとはいえ、このメンバーに入ると連下までだろう。
◎バージンサファイヤ
○カラテチョップ
▲タマモリターン
△ブラックポイント