これもアラブからサラブレッドの重賞となったA2の新春賞。過去5走までで勝ち星があるのがモモカプリンセスとファントムオペラのみ。それも勝ち続けているわけではないということで、なんとも予想が難しいレース。
福山転入後まだ2戦だが、前走A1A2の特別を勝ったファントムオペラから。その前走で4馬身差をつけて斥けたストレイフは、兵庫から移籍して3戦2勝、2着1回。この日最終レースのA1特別にまわった一応の実力馬だ。ただ、ファントムオペラもストレイフも福山ではまだ経験が浅いだけにほんとうの実力がどのあたりにあるかの判断が難しいところではあるのだが。
相手にはイブキカンハダ。9月にA2特別まで勝って、その後はA1特別でやや足りないという実績。ただA1特別初挑戦となった10月のレースでは、アブソルートウインにハナ差の2着、ファニーカイザーには先着しているだけに、それだけの力が出せればここであっさりの可能性もある。
転入後3戦してB2からA1A2の特別まで2着2回、3着1回というヤマノジャスティスも馬券にからむ可能性は十分。勝負になりそうなのはここまでの3頭。
鞆の浦賞を制して3歳チャンピオンとなったモモカプリンセスだが、古馬相手ではB1勝ちまでで、福山大賞典では7着完敗だっただけにここでは連下の押さえまで。
近走A1で不振のブラウンデザートだが昨夏には金杯で2着があり、一発があるかもしれない。
◎ファントムオペラ
○イブキカンハダ
▲ヤマノジャスティス
△モモカプリンセス
△ブラウンデザート
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花吹雪賞にはデビューから3連勝のパラダイスセントが出てきた。昨年、フサイチサガントスで注目を集めた東眞市調教師は、その後にもキリンジ、そして九州ジュニアチャンピオンを制したキングサンディと、次から次へと活躍馬を出している。佐賀のリーディングでも05年は10位だったものの、06年は3位、そして昨年は2位まで躍進してきた。連勝の勢いでパラダイスセントが本命。
未知の魅力でシロイハナズラの一発もあるかもしれない。北海道では未勝利とはいえ、転入初戦は逃げ切りで楽勝。17日の園田クイーンセレクションでも北海道未勝利での転入馬ニックバイエフオーが快勝しているように、この時期の3歳戦は日本全国どこの競馬場でも北海道からの転入馬が活躍している。
あとは前走3歳2組で、今回出走している何頭かを負かして勝っているオリオンクィーン。それから前々走でパラダイスセントの1馬身半差2着だったオリオンオーロラまで。
パラダイスセントとシロイハナズラの組合せを厚く。
◎パラダイスセント
○シロイハナズラ
▲オリオンクィーン
△オリオンオーロラ
ところでシロイハナズラ。馬名を英語にすれば、そのまんまホワイトマズルなので、ホワイトマズルが血統に入っているのかと思えばぜんぜん関係ない。馬そのものは見てないけどたぶん鼻面(正確な日本語ではハナズラではなくハナヅラです)が白いんでしょう。これは母の母の父ノーザンテーストからきてるんだろうか。