NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
張り切って予想したばんえいオープンの師走特別だが、本命にしたフクイズミはまったくお呼びでない展開だった。上り調子のミサイルテンリュウが楽に障害をクリアしたのに対してフクイズミは前回のようにひと腰では上がれなかった。さすがにあのタイミングでは、第2障害を降りてからゴールまでが4場の中でもっとも短い帯広コースでは厳しかった。まあミサイルテンリュウを本命にしていたとしてもさすがにホクショウファイトまでは買えなかったが。
というわけで実は土曜日から帯広競馬場に来ている。
その土曜日には到着早々、準メインの前に騎手、調教師、それから馬主さんたちがスタンド前に整列。「みなさまのご協力のおかげで存続が決まりました」というお礼の挨拶があった。
あらためて、来年度もばんえい競馬が続くことになってよかった。
競馬場では会う人ごとに「いや〜、一時はどうなると思ったけど、続くことになってほんとによかった」というのが挨拶がわりとなっていた。
今日(17日)には旭川で北海道市営競馬組合を構成する4市の正副管理者(ようするに4市の市長さんですな)会議が行われていて、今年度の残りの日程をどうするのか、そして来年度の開催はどうするのか、開催をやめる3市は帯広市に対してどんな形で協力していくのか、などが話し合われていることと思う。
とにかく競馬では民間が運営に本格参入するのは初めてなだけに、これからの調整は容易ではないだろう。
賞金だけはこれまでより厳しくなるのだろうが、それ以外の面では厩舎関係者にとってよりよい競馬ができればと思うし、また我々ファンにとっても今まで以上に楽しめるばんえい競馬が見られればと願う。