NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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今回の出走馬中8頭が出走していた12月24日の2歳牝馬特別を制したのがゴーゴーツヨシ。820メートル戦で3連勝していたバイシュウにベラジオレジーナが競りかけてのハイペースで、中団うしろから勝負どころで抜群の手応えでまくっていって、直線も余裕の手応えで抜け出した。勝ちタイム1分31秒9という好タイムは不良馬場にハイペースもあってのことだが、それにしてもレースぶりが圧巻だった。引き続き牝馬同士なら最有力といえそう。
その特別戦で1番人気に支持されるも見せ場をつくれず10着だったのがエルフィダンス。船橋で3戦1勝、2着2回という成績での転入初戦だった。船橋3戦目の特別戦では4コーナー先頭に立って直線を向いて2着。1馬身半差をつけて差し切ったコスモギガンティアは続く全日本2歳優駿JpnIで5着。さらに年明け、中央芝のジュニアカップでもコンマ2秒差の5着に好走している。南関東での実績から、見限るにはまだ早い。
同じくその2歳牝馬特別で勝負どころからゴーゴーツヨシを追いかけ、3馬身差はつけられたものの2着だったのがクリスタルピット。上がり3ハロンはゴーゴーツヨシと同タイム。位置取りと仕掛けのタイミング次第では好勝負も。
ベラジオレジーナは、前述のとおりバイシュウのハイペースをぴたりと追走して4着に踏ん張った。厳しい流れを経験しての上積みに期待だ。
同じく2歳牝馬特別で3着だったのがジューンキートス。4コーナーではほとんど最後方の位置からメンバー中、最速唯一の39秒台で追い込み、2着クリスタルピットに1馬身半差まで迫った。引き続き小谷哲平騎手が鞍上だが、今回は重賞ゆえ、そのときあった2kg減が同斤量となってどうか。
唯一名古屋から遠征のクィーンズジョリーは、門別で重賞を戦った経験があるだけに侮れない。
◎12ゴーゴーツヨシ
◯6エルフィダンス
▲9クリスタルピット
△3ベラジオレジーナ
△4ジューンキートス
△8クィーンズジョリー
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ナムラタタは6歳の昨年夏、摂津盃で重賞初勝利。その後も重賞を3戦して2着が2回。前走新春賞はラッキードリームが逃げ切ったが、ナムラタタは4コーナー8番手から直線大外を豪快に追い込み、1馬身1/4差まで迫った。その脚質から展開に左右される面は否めないが、昨年夏以降のレースぶりから今が充実期といえそう。
昨年9月、今回と同じ舞台のオータムカップで後方から豪快なまくりを決め、直線抜け出したのがサンライズホープ。ナムラタタを1馬身差でしりぞけ、兵庫移籍後の重賞初制覇。鞍上の新庄海誠騎手にとっても重賞初制覇となった。ただ今回はそれ以来4カ月の実戦で、年が明けて9歳。そのときほどのパフォーマンスが発揮できる状態にあるかどうか。
ゴールドギアは、昨年10歳ながら転入2戦目のレジェンドハンター記念を制し、東海ゴールドカップでは直線先頭に立ったヒストリーメイカーに半馬身差まで詰め寄って2着。負けて強しといえる内容だった。笠松1900メートルのレジェンドハンター記念の勝ちタイムが2分4秒6で、サンライズホープのオータムカップと同じ良馬場で、その勝ちタイムより2秒5も速かった。馬場差はあるだろうが、ここ2戦のレースぶりからは、明けて11歳での重賞制覇もありそう。
スペシャルトークは、ここまで重賞では掲示板に届かずという成績だが、前走笠松1900メートルのA2特別(オッズパーク2025ファイナル)を大差で圧勝。その勝ちタイム2分4秒7は、前述レジェンドハンター記念の勝ちタイムとの差はコンマ1秒。あっと言わせる場面もあるかもしれない。
昨年のこのレース2着だったのがブラックバトラー。その後、重賞では鳥栖大賞の5着が最高だが、そのとき3着だったゴールドギアとアタマ+半馬身差。能力的に差はない。
◎3ナムラタタ
◯1サンライズホープ
▲5ゴールドギア
△6スペシャルトーク
△8ブラックバトラー
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中央3勝クラスから転入したロレンツォは、条件戦を勝って遠征した園田チャレンジカップでは、4コーナー5番手の一線から豪快に追い込んでゴール前差し切った。半馬身差で2着だった同じ高知のミスズグランドオーは、その後、金沢スプリントカップ、佐賀のゴールドスプリントを圧勝し、全国からグレード級の強豪が参戦する笠松グランプリでもきわどい2着という実力。兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIはさすがに相手が強かったが、ロレンツォは地方馬同士なら全国レベルの実力といえそう。ただ高知ではまだ楽な相手と2戦したのみなので、高知の馬場でその能力がフルに発揮できるのかどうかは、今回が試金石になりそう。
中央オープンから転入したロードエクレールの高知初戦は、スタートから楽に先頭に立つと、軽く追われただけで2着に5馬身差をつける圧勝。中央でのオープン勝ちはダート1400メートルだけに、能力を発揮できる舞台。今回は相手強化でどんなレースを見せるか。この2頭の勝負と見る。
サンライズグリットは、昨年夏から秋にかけて遠征も含めて重賞5戦いずれも掲示板を確保。今回と同じ舞台の建依別賞では3着に好走した。強敵2頭の間に割って入れるかどうか。
ヘルシャフトが黒船賞JpnIIIで2着に激走したのはもう2年近く前のこと。昨年の御厨人窟賞で惨敗したあと長いブランクがあって、復帰戦となった12月のA-2戦では、まだ仕上がり途上という感じで目一杯の競馬はしていないものの、それでも能力の違いをみせた。ひと叩きしてどこまで状態が戻っているか。
エクセレントタイムは惜しいところで勝ち切れないレースが続いているものの、珊瑚冠賞、黒潮マイルチャンピオンシップでともに2着、そして高知県知事賞でも3着と一線級相手にも好走。能力面では上位だが、1400メートルの実績に乏しいのが気になるところ。
ミシェラドラータは中央2勝クラスから転入して、下級条件からほぼ連戦連勝でクラスを上げてきた。高知での重賞初挑戦でどこまでやれるか。
◎5ロレンツォ
◯7ロードエクレール
▲12サンライズグリット
△3ヘルシャフト
△4エクセレントタイム
△8ミシェラドラータ
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アストラビアンコは、門別の最終戦となった未勝利戦を勝って転入。名古屋では目下3連勝中で、2着につけた着差が、8馬身、5馬身、そして前走ゴールドウィング賞でも2着サンテオレンジに4馬身差、3着に入ったのがネクストスター笠松を制したヨサリで、さらに6馬身差がついていた。まだ底を見せていない。
アルティメイタムは名古屋で9月にデビューし、4戦2勝、2着2回。ネクストスター名古屋ではハナ差2着だったが、勝ったミモザノキセツはゴールドウィング賞こそアストラビアンコの7着だったが、ライデンリーダー記念を5馬身差で圧勝した実力。アルティメイタムはその後、若駒盃で直線他馬を突き放して3馬身差の快勝。実績的にこの2頭の一騎打ちと見るが、距離を経験しているぶん、アストラビアンコに分がありそう。
以下は3着候補。門別未勝利から転入して初戦を勝った後、2歳特別戦で好走しているベリープラウド。中央未勝利から転入して特別戦で2戦好走のアンラコル。中央未勝利からの転入初戦を制したビップルーク。
◎5アストラビアンコ
◯1アルティメイタム
△7ベリープラウド
△6アンラコル
△3ビップルーク
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中央3勝クラスから転入したスマートアンバーは、初戦の1400メートル戦ではスタートからハナに立って直線追い出されると後続を突き放して圧勝。今回は一気の距離延長となり、中央時代も掲示板はすべて1400メートルだったが、ゆったり流れる地方の小回りコースで距離に対応できれば能力は高い。
昨年、重賞初挑戦でこのレースを制したのがラヴィアン。その後は勝ち星から遠ざかったが、高知に遠征したレジーナディンヴェルノ賞(1900メートル)で3着、今回と同距離の兵庫クイーンカップでも2着と、中距離で能力を発揮している。2カ月ぶりとなった前走で久々の勝利を挙げ、調子を上げて臨む一戦だ。連覇も期待できそう。
中央未勝利から転入しての昨年、下級条件から連戦連勝で重賞初挑戦となった兵庫サマークイーン賞を圧勝したのがヴィーリヤ。牡馬相手の摂津盃は向正面で早めに先頭に立ったが、前半折り合いに苦労したためか直線失速。しかし続くA1A2の特別戦を勝利。今回はそれ以来4カ月ぶりとなるだけにどうか。
モンゲーギフトは下級条件から3着以内を外さずクラスを上げてきて、一昨年3歳時以来久々の重賞挑戦。ただ1700メートル以上では3戦していずれも1秒以上の差をつけられていただけにこの距離には不安がある。
スマイルミーシャは一昨年このレースを勝って以来勝ち星から遠ざかってはいるが、昨年も2着と相性はいいレース。連下には押さえておきたい。
アキュートガールは4歳時に重賞初挑戦で新春賞を制し、続く名古屋の梅見月杯でも2着に好走したが、以降3年近く重賞では馬券にからんでいない。ただずっと中距離を使われ特別戦での勝利はあり、今回は馬券圏内があるかどうか。
◎2スマートアンバー
◯8ラヴィアン
▲10ヴィーリヤ
△7モンゲーギフト
△3スマイルミーシャ
△4アキュートガール
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