NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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6月25日に行われたトライアル、えびの特別は地元佐賀のカシノハンゾウが勝ち、大隅特別は高知のヒマワリクンが勝利。両トライアルとも地方馬が勝ったのは過去10年なく、それ以前にもあったかどうか。ヒマワリクンの勝ちタイム1分28秒7は、近年の霧島賞の勝ちタイムと比べても遜色ないが、カシノハンゾウの勝ちタイム1分30秒0はちょっと遅い。とはいえ両トライアルが行われた日は雨で水の浮く不良馬場。しかも第9レース以降が天候不良で取りやめになるほどで、それまでに行われいた条件戦が普段より速いタイムでの決着だったことを考えると、大隅特別のヒマワリクンのタイムも評価できるほどではなく、カシノハンゾウのほうはここに入ると厳しいと考えていいだろう。
過去2年の霧島賞は高知のルピナステソーロが圧倒的な強さで連覇を果たし、昨年、その2着だったのが中央のゴーツウキリシマで、3着がケイテンアイジンだった。ケイテンアイジンはスタートで躓いて出遅れ、位置を取るのに脚を使ってしまったため、ゴール前で伸びを欠いた。その後、中央では障害の未勝利戦を勝っており、まだ4歳という年齢もあり、今年は昨年のリベンジが期待ができそう。
一方のゴーツウキリシマは昨年ゴール前で鋭く伸びて2着争いから抜け出した。その後、中央では障害未勝利戦で2着、3着があり、能力的に差はない。
中央の3歳牝馬アンヘリータスは昨年2歳時、九州産限定の新馬戦からひまわり賞を連勝。ただその後、中央の一線級相手では厳しいレースが続いている。3歳になってダートを2戦使われ、ともに二桁着順だが、1400メートルの昇竜ステークスは最下位とはいえ勝ち馬と1秒5差。距離は短いほうが能力を発揮しそうで、あとは佐賀のダートコースが合うかどうか。昨年の2、3着馬に割って入るならこの馬。
アイタカは、中央所属で出走した一昨年の霧島賞が8着で、佐賀に移籍して出走した昨年も8着。ただ地方馬同士の九州産グランプリでは2年連続で2着に好走しており、佐賀のA1・A2でも好走していることから、今年のメンバーなら上位食い込みもありそう。
昨年12月の九州産グランプリで、アイタカに3馬身差をつけて勝ったのがベルウッドウズメで、3着が高知のヒマワリクン。ただ、近走の成績から△は、アイタカ、ヒマワリクン、ベルウッドウズメの順番とした。
◎10ケイテンアイジン
◯6アンヘリータス
▲9ゴーツウキリシマ
△5アイタカ
△1ヒマワリクン
△12ベルウッドウズメ
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コマサンエースは、旭川記念は3年連続で3着。前走北斗賞は障害先頭からツガルノヒロイモノに交わされ2着だったが、今週は前日土曜日の雨で馬場が軽くなりそう。増量なしの790kgなら、障害先頭から押し切る場面はおおいにありそう。
クリスタルコルドは初挑戦だったばんえい記念で2着に健闘。年度が変わっても、ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞ともに3着と、今後も古馬重賞戦線で安定勢力の1頭。
さつき特別、大雪賞と連勝して北斗賞で1番人気に支持されたキングフェスタだが、例によって障害で苦戦し勝負圏外となってしまった。常に障害次第というタイプだが、800kgくらいまでの重量なら3、4番手までに障害をクリアできれば圧勝まである。特に馬場が軽くなればその可能性は高まる。
ばんえい記念の反動で不振が続いていたタカラキングダムはようやく復調気配。今後、徐々に基礎重量が重くなっていく重賞戦線では常に警戒が必要。
ツガルノヒロイモノは、北斗賞では障害を3番手で越えてからの平地の脚がすばらしかった。ただ今回は別定10kg増となってどうか。
◎7コマサンエース
◯8クリスタルコルド
▲6キングフェスタ
△2タカラキングダム
×1ツガルノヒロイモノ
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昨年まで3歳牝馬の重賞として行われていたこの重賞だが、今年から読売レディス杯のトライアルとして3歳以上牝馬の重賞となった。
中央3勝クラスから転入したルージュミラージュは、初戦のA1特別戦は5頭立てとはいえ難なく先頭に立つと、直線軽く追われただけで後続を突き放した。2着馬に3馬身、3着馬にはさらに6馬身差をつけた。良馬場の勝ちタイム1分50秒9は、今シーズン金沢1700メートルで最速のタイム。それをゴール前流すような感じでマークしたということであれば、断然の存在といえそう。
ファイントパーズは中央2勝クラスから転入して1700メートル戦を2連勝。初戦が8馬身差の圧勝で、2戦目の前走はスタートでタイミング合わず後方からとなったが、1周目のスタンド前で先頭に立つと、やはり直線では後続を突き放し2着に5馬身差をつける圧勝。ただ走破タイムではルージュミラージュと開きがあり、その差を詰められるかどうか。
今回は重賞勝ち馬が高知所属時に2勝を挙げたドライブアウェイだけというメンバーだけに、上記2頭の能力が抜けている。9頭立てにもかかわらず▲以下4頭に印をつけたが、いずれも決め手に欠けるメンバーで、3着争いは混戦で絞れなかった。
高知から転入したベアエンジェルは、2走前にルージュミラージュに離されての4着で、金沢サマーカップも4着。牝馬同士ならもう少し上が狙えそう。
4月にA2特別で3戦連続連対があったジューンノールック、岩手から転入して4戦、徐々にタイムを詰めて前走3着に好走したキャンドルベリー、高知から転入2戦目で変り身期待のドライブアウェイなど、取捨選択に迷うところ。
◎3ルージュミラージュ
◯1ファイントパーズ
▲9ベアエンジェル
△2ジューンノールック
△4キャンドルベリー
△8ドライブアウェイ
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レジェンドバローズは長期休養を挟んで5戦4勝。3歳初戦となったダイヤモンドカップは5着だったが、南関東からの遠征馬や転入馬を相手に逃げたもののゴール前苦しくなったのは、8カ月ぶりの実戦ということもあっただろう。地元馬同士の東北優駿では、重賞6勝で1番人気に支持された牝馬・セイクリスティーナに3馬身差をつける完勝。ダイヤモンドカップで先着(4着)されたアウトザローも4着にしりぞけた。今回は距離延長に不安がある馬が多いメンバーだけに、2000メートルの東北優駿を圧勝している実績は断然だ。
中央未勝利から転入し、岩手では無傷の5連勝でウイナーカップを制したのがベアコルム。中央でも芝1400メートル以下しか経験がなく、初めての1600メートルだった2走前の3歳B1戦では、直線一旦は抜け出したものの、ゴール前はやや一杯になって直線追い込んできた馬に詰め寄られた。連勝の勢いはあるが、さらなる距離延長に対応できるかどうか。
ブライオンは3歳初戦のスプリングカップ(1400メートル)が差のある3着で、盛岡1600メートルのイーハトーブマイルも3着だったが、勝ったリアルラインに0秒3差で食い下がった。東北優駿で、勝ったレジェンドバローズに2秒2の大差をつけられての5着をどう評価するかは微妙だが、血統的にも距離には対応できそう。
門別1勝、南関東1勝から転入したサスケベラは、3歳の条件戦とはいえここまで6戦して3着以内が5回。今回、重賞初挑戦で一気の相手強化だが、前走マイル戦で岩手初勝利を挙げ、調子を上げてきている。
◎2レジェンドバローズ
◯6ベアコルム
▲9ブライオン
△5サスケベラ
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大井のケテンドリームは、昨年夏から秋にかけてB級からA2以下の特別戦を3連勝。その後、勝ち星がないとはいえ、メンバーレベルが高かった11月の牝馬準重賞・ローズベール賞2着、東京シンデレラマイル4着と好走。前走も牡馬相手のA2以下特別戦で2着と好走しており、牝馬同士のこのメンバーなら重賞初制覇のチャンスと見る
高知のサノノエスポは、重賞初挑戦となったレジーナディンヴェルノ賞は惜しくも2着だったが、先着されたのは牝馬重賞4勝目となった川崎のローリエフレイバーだった。4月には佐賀に遠征して佐賀ヴィーナスカップを制し、続く前走、地元高知の準重賞も牡馬相手に完勝。ここに来て調子を上げている。
大井のコアリオは昨年1月に大井B1B2特別を勝って以降、1年以上勝ち星から遠ざかっているとはいえ、秋以降は準重賞や重賞でたびたび掲示板内の好走。東京シンデレラマイルでは最低人気ながら4コーナー後方位置から追い込んで2着と、前述ケテンドリームに先着。前走浦和の準重賞・ティアラカップ4着も、先着された3着はいずれも重賞実績馬。後方から直線勝負の脚質だけに初めての園田コースがどうかだが、佐賀から呼ばれた飛田愛斗騎手がどんなレースを見せるか注目だ。
コパノエミリアは、昨年3歳時にのじぎく賞を8馬身差で圧勝し、秋にも兵庫クイーンカップを逃げ切り、園田は得意の舞台。ただ今回はいかにも相手が強い。
地元兵庫勢では、昨年のこのレースの覇者で、佐賀ヴィーナスカップでサノノエスポにクビ差2着だったヴィーリヤに期待。久々をひと叩きした浦和のエスカティアらも上位を狙える。
◎9ケテンドリーム
◯6サノノエスポ
▲1コアリオ
△3コパノエミリア
△5ヴィーリヤ
△12エスカティア
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