NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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大井のケテンドリームは、昨年夏から秋にかけてB級からA2以下の特別戦を3連勝。その後、勝ち星がないとはいえ、メンバーレベルが高かった11月の牝馬準重賞・ローズベール賞2着、東京シンデレラマイル4着と好走。前走も牡馬相手のA2以下特別戦で2着と好走しており、牝馬同士のこのメンバーなら重賞初制覇のチャンスと見る
高知のサノノエスポは、重賞初挑戦となったレジーナディンヴェルノ賞は惜しくも2着だったが、先着されたのは牝馬重賞4勝目となった川崎のローリエフレイバーだった。4月には佐賀に遠征して佐賀ヴィーナスカップを制し、続く前走、地元高知の準重賞も牡馬相手に完勝。ここに来て調子を上げている。
大井のコアリオは昨年1月に大井B1B2特別を勝って以降、1年以上勝ち星から遠ざかっているとはいえ、秋以降は準重賞や重賞でたびたび掲示板内の好走。東京シンデレラマイルでは最低人気ながら4コーナー後方位置から追い込んで2着と、前述ケテンドリームに先着。前走浦和の準重賞・ティアラカップ4着も、先着された3着はいずれも重賞実績馬。後方から直線勝負の脚質だけに初めての園田コースがどうかだが、佐賀から呼ばれた飛田愛斗騎手がどんなレースを見せるか注目だ。
コパノエミリアは、昨年3歳時にのじぎく賞を8馬身差で圧勝し、秋にも兵庫クイーンカップを逃げ切り、園田は得意の舞台。ただ今回はいかにも相手が強い。
地元兵庫勢では、昨年のこのレースの覇者で、佐賀ヴィーナスカップでサノノエスポにクビ差2着だったヴィーリヤに期待。久々をひと叩きした浦和のエスカティアらも上位を狙える。
◎9ケテンドリーム
◯6サノノエスポ
▲1コアリオ
△3コパノエミリア
△5ヴィーリヤ
△12エスカティア
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前走・新緑賞では3から4コーナーで、外からアースジャッジ、内からヨサリに競りかけられて直線失速してしまったミモザノキセツだが、スタート後の直線で行きたがるようなところがあり、内のアースジャッジを制して逃げる形になった。ここ3走は逃げているものの、2歳時にはライデンリーダー記念で3番手に控えて勝ったこともあり、そのときの勝ちタイムが良馬場1分28秒3で、新緑賞のアースジャッジの勝ちタイムよりコンマ1秒ではあるものの速かった。今回、最内からエンドレステイルが逃げて、アースジャッジが2番手、外枠のミモザノキセツは3番手で折り合いが付けられれば、直線勝負で前走の雪辱の可能性はある。
アースジャッジは、中央での3戦はいずれも勝ち馬から4秒以上の差をつけられての大敗だったが、名古屋に移籍後2連勝。賞金ゼロの馬同士の対戦だった初戦はともかく、新緑賞では重賞実績のあるヨサリ、ミモザノキセツを相手に5馬身差の圧勝には驚かされた。よほど地方のダートが合っているのかもしれない。今回は兵庫や園田からの遠征馬も混じえて、あらためて真価が問われる。
バウヴォーグは、兵庫ユースカップこそベラジオソニックの4着だったが、高知に遠征したネクストスター西日本では、その後高知二冠を制するカツテナイオイシサにクビ差で食い下がった。前走は3番手から直線差し切って完勝。ここにきての充実ぶりがうかがえる。
ベラジオソニックは、ここ2戦はいまひとつだが、門別時代の2勝は1000/1200メートルで、園田・姫路では1400メートル戦を3連勝で兵庫ユースカップを制した。あらためてこの距離での期待だ。
地元笠松のヨサリは、2歳時にはデビューからネクストスター笠松まで4連勝という快進撃だったが、その後は勝ち切れないレースが続いている。ここも連下争いまで。
2歳時の快進撃といえば、高知でデビューからの2連勝が圧巻だったエンドレステイル。ただ3戦目の土佐春花賞でカツテナイオイシサに差し切られて以降、ビュンビュン飛ばして直線失速という結果が続いている。前走でネクストスター高知以来の勝利となったが、競りかけてくる馬もなくマイペースで逃げ切った。今回のメンバーでは楽に逃げられるという展開は考えづらく、展開やペース次第で粘り込める場面があるかどうか。
◎10ミモザノキセツ
◯7アースジャッジ
▲4バウヴォーグ
△6ベラジオソニック
△12ヨサリ
△1エンドレステイル
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ウラヤはここ2戦、水沢の栗駒賞2着、早池峰賞3着と勝ち切れていないが、盛岡1200メートルはJpnIIIのクラスターカップを例外とすれば、5戦3勝、2着2回とオール連対。絆カップを連覇しており、昨年の岩鷲賞は2着。もともと直線差してくる脚質だが、昨年の岩鷲賞ではスタート最後方で、好位にとりつくまでにかなり脚を使ってしまった。よほど出遅れたりしなければ、得意の舞台で能力を発揮する。
ルコルセールは高知から転入して1400-1600メートルの重賞を3連勝。能力的には最上位だが、1200メートルはデビューした中央時代も含めて初めて。高知所属時に園田に遠征して1230メートルの特別戦を勝った経験があり、高知でも1300メートル戦で2戦2連対。今回は初めてのワンターンの1200メートルで能力を発揮できるかどうか。
スプラウティングは昨年の絆カップでは残り100メートルで先頭に立ったものの、ウラヤに交わされ半馬身差で2着。ただ、そこから冬休みを挟んで6戦連続で3着以内と好調持続。今年5月の盛岡1200メートル・スプリント特別でも、勝ったタイセイウォリアーに3/4馬身差2着があり、この舞台で確実に能力を発揮している。
このレース連覇がかかるのがエイシントルペード。昨年はウラヤに1馬身差をつけて逃げ切った。ただその後、盛岡1200メートルでは惜敗が続き、絆カップではウラヤの5着、今年5月のスプリント特別では2着スプラウティングに0秒4差の4着。今年の3勝は盛岡1000メートルと水沢850メートルで、昨年勝っているとはいえあらためて1200メートルの距離がどうか。
昨年大井の条件戦ではあるものの、1200メートルで6連勝した経験のあるタイセイガストは、今年4月にも大井B3特別の1200メートル戦で2着。転入初戦の水沢850メートル戦では、5月のスプリント特別でスプラウティング、エイシントルペードをまとめて負かしたタイセイウォリアーの2着があり、実績のある1200メートルで能力発揮という可能性はある。
中央から転入初戦となるハーモニーマゼランは、中央では芝短距離の実績で、盛岡のダートコースが果たしてどうか。
◎7ウラヤ
◯3ルコルセール
▲8スプラウティング
△5エイシントルペード
△4タイセイガスト
△1ハーモニーマゼラン
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今年新設された佐賀3歳の短距離三冠の最終戦。一冠目の佐賀城下スプリント(1300メートル)は前半4頭が激しい先行争いとなって、その中からハクアイドゥマン、ラウダーティオが先頭、2番手で直線を向いたもののさすがに最後は脚が上がって、中団で脚を溜めていたフラクタルが並ぶまもなく交わし去って勝利。二冠目の佐賀かささぎスプリント(1300メートル)は、前2頭が競り合う展開で、やや離れた3番手のラウダーティオ、さらにうしろからフラクタルが馬体を併せて直線伸びてきて、ゴール前でもうひと伸びしたラウダーティオが抜け出し1番人気にこたえて勝利。逃げたキッサキが7番人気ながら3/4馬身差で2着に粘り、フラクタルはクビ差3着で、上位3頭は接戦での決着。
そうした中でラウダーティオは、古馬一線級と対戦した前走吉野ヶ里記念でも、4コーナーでまだ差のある4番手からゴール前では差を詰めて3着。重馬場とはいえ、そのときの走破タイム1分28秒2は、今回の3歳同士のメンバーなら持ちタイムで断然。道中でしっかり脚を溜めれば直線で一瞬の脚を使えるラウダーティオに期待する。
前が競り合って中団からの差しが決まる展開ならフラクタルにも、一冠目に続いての二冠制覇の可能性。前走は九州優駿栄城賞に出走して6着だったが、中央未勝利から転入して1300/1400メートルでは6戦4勝、2・3着が各1回。短距離に限ればまだ底を見せていない。
門別から高知を経由して転入したキッサキは、前述のとおり佐賀かささぎスプリントをハイペースで飛ばして2着に粘った。転入初戦と前走は大敗しているが、古馬B級の特別や準重賞で、しかも中距離戦だけに参考外としていいだろう。あっと言わせる場面があるかもしれない。
ハクアイドゥマンは押し出されて4番手評価だが、佐賀では13戦して距離を問わず3着以内を外したのが一度だけという安定感は評価できる。
たんぽぽ賞の勝ち馬で、前走古馬B-3組の1300m戦で2着に好走したアッシュアール、前走古馬B級特別の1300メートル戦で4着のワイズポーシャらに一角崩しがあるかどうか。
◎3ラウダーティオ
◯5フラクタル
▲12キッサキ
△4ハクアイドゥマン
△2アッシュアール
△9ワイズポーシャ
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スターキャンディは中央未勝利から転入して3連勝。しかも2走前がスピードの違いから先頭に立つと軽く仕掛けただけで大差圧勝。続く前走は後続を引きつけての逃げだったが、直線を向いてムチが入るとあっという間に後続を突き放して2着に8馬身差。直線抜け出すと頭を上げて遊んでいるような感じもあり、まだまだ底を見せていない。
タケウチビーも、中央未勝利から転入して2連勝。2戦とも1500メートルで、勝ちタイムはぴったり同じ1分39秒9。スターキャンディが2着に大差をつけて楽にマークしたタイムに0秒3及ばないものの、使われての上積みがあれば好勝負も期待できそう。
ケーズコマクサは2歳時に重賞で2着・3着があり、3歳になって牝馬同士のノトキリシマ賞を5馬身差で圧勝。その勝ちタイムが、スターキャンディが大差で圧勝した勝ちタイムと同じ1分39秒6。その後、距離延長となった北日本新聞杯、石川優駿では結果が出なかったが、この距離なら能力を発揮しそう。
ドレドレは、北日本新聞杯、石川優駿では、ともに勝ったグリーゼに離されたとはいえ、それぞれ3着、2着と好走。中央未勝利から転入して5戦、すべて3着以内を確保。ただタイム的には◎◯と比較するとやや劣る。二冠で強敵と対戦したことでどこまで上積みがあるか。
名古屋の新人・近藤颯羽騎手で東海優駿3着と好走したタガノアイゼン、石川優駿は最下位も金沢再転入後の1400/1500メートルでは4戦4連対のリュウノタイタンらも上位争いの候補。
◎6スターキャンディ
◯8タケウチビー
▲12ケーズコマクサ
△7ドレドレ
△10タガノアイゼン
△9リュウノタイタン
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