NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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カネトシエルドは初勝利が3戦目だったが、そこから3連勝。しかもその3連勝ではタイムを約1秒ずつ縮めてきた。レースを重ねるごとの充実ぶりがうかがえる。2歳最初の重賞も突破できそう。
リュウノアメリカンは前走でカネトシエルドの2着。道中は、ハナをとったカネトシエルドに半馬身ほどの差でぴたりと追走。直線での追い比べでも離されることなく、前に出ることはできなかったもののクビ差で食い下がり、3着馬には6馬身差をつけた。ここまで未勝利だが5戦して2着3回で、この馬も1戦ごとにタイムを詰めている。
ハジマリノアイズは前走くろゆり賞で初勝利。2走前のスフェーン賞ではカネトシエルドの6着と惨敗だったが、くろゆり賞では前で競り合ったケーズグロリアを3コーナーから突き放して直線独走。ゴール前ではライダースーツに2馬身差まで迫られたものの、とらえられるような勢いではなく余裕があった。勝ちタイムの1分33秒3は不良馬場だったゆえやや割り引く必要があるが、この馬もここにきての充実ぶりがうかがえる。
ミラクルサリチャンはデビューから2連勝。ただ前走クビ差2着だったレーヌノワールが、その後の2戦でカネトシエルドに大きな差をつけられて負けているだけに、ミラクルサリチャンもここで勝ち負けするには上積みが必要。
スフェーン賞でカネトシエルドに1馬身半差2着だったケーズグロリアも連下争いなら。
◎10カネトシエルド
◯6リュウノアメリカン
▲7ハジマリノアイズ
△2ミラクルサリチャン
△1ケーズグロリア
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リケアサンバは6月7日高知の新馬戦を勝っての転入初戦。その新馬戦はスタートから難なく先頭に立つと、ぴたりと追走してきた2番手の馬を4コーナーであっさり振り切り、直線でもほとんど追うところなく8馬身差の圧勝。今は一般戦でも重賞でも高知のほうが賞金が高いだけに、それでも岩手に移籍してきたのは、あくまでも想像だが、タイトルを狙ってことだろうか。3カ月ぶりの実戦でどこまで仕上がっているか。
門別で7月29日のフレッシュチャレンジ(1200メートル)を勝って転入したのがベラジオエヴァンス。前で競り合った2頭から離れて3番手からの追走だったが、直線を向いて、残り200mを切って手前を替えてからの伸びが素晴らしかった。距離が伸びても対応できそう。
セイカールトンは、ジュニアグランプリでは北海道からの遠征勢も相手にせず単勝1.3倍の断然人気にこたえ、若鮎賞から芝重賞を連勝。2着に敗れた新馬戦以来の水沢コースで能力を発揮できるかどうか。
水沢の新馬戦を制したサンエイフローラは、盛岡に開催が替わっての2戦目こそ2着に敗れたが、続く前走では8馬身差の圧勝。ここにきて力をつけた。
2走前の盛岡でセイカールトンのクビ差2着と好走したセイテイサウザー、未勝利ながら水沢では3戦して2着2回、3着1回というマナホクレアらが穴としての狙いとなりそう。
◎2リケアサンバ
◯1ベラジオエヴァンス
▲9セイカールトン
△8サンエイフローラ
△7セイテイサウザー
△4マナホクレア
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昨年秋に中央3勝クラスから高知に移籍して牝馬重賞で好走を続けるサノノエスポ。高知のレジーナディンヴェルノ賞は直線抜け出したローリエフレイバーに迫るも半馬身届かず2着だったが、佐賀に遠征しての佐賀ヴィーナスカップではゴール前の混戦を制した。前走兵庫サマークイーン賞は大井のケテンドリームにアタマ差及ばなかったものの、3着コパノエミリアには2馬身半差をつけた。1700メートル以上の距離で結果を残しており、地方の牝馬同士なら安定して上位を狙える。ここを勝てばグランダム・ジャパン古馬秋シーズンでもトップが見えてくる。
中央オープンから大井に移籍しての初出走が遠征競馬となるプロミストジーン。デビュー以来ダートのみを使われ、まだ4歳で、ここまで11戦してすべて掲示板内の好走。地方のダートグレードでも、マリーンカップJpnIII・3着、兵庫女王盃JpnIII・2着、エンプレス杯JpnII・4着は、いずれも勝ち馬と1秒以内の差という好走を続けてきた。前走から2カ月ぶりでどこまで仕上げているか。
地元名古屋の期待はコパノエミリア。昨年3歳時には関東オークスJpnIIで2着に好走し、グランダム・ジャパン3歳シーズンで優勝。秋には兵庫クイーンカップを制したが、その後はやや落ち込んだ。それでも今年5月に金沢のお松の方賞を制し、前走兵庫サマークイーン賞で3着。地元で復活に賭ける一戦だ。
さらに地元馬ではドナギニー。大井でデビューし、昨年3歳時にはロジータ記念を制した。今夏、名古屋移籍初戦の名港盃は5着だったが、前走A2特別を勝利。牝馬同士なら勝ち負けまで期待できる。
目下3連勝でA級特別の昇竜戦を制したセットクルールは、相手強化と距離延長となる今回、試金石となりそう。
◎5サノノエスポ
○8プロミストジーン
▲2コパノエミリア
△10ドナギニー
△9セットクルール
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なかなか重賞では勝ちきれないインユアパレスだが、オープンに昇級して以降は13戦して掲示板を外したのは3回だけ。3走前の黒船賞JpnIIIではスタート躓いて出遅れ、向正面からのロングスパートで、勝ったマテンロウコマンドに3/4+クビ差まで迫ったレースぶりはむしろ評価できる。続く栗東ステークスもコンマ2秒差3着に好走。前走東海ステークスGIIIはマテンロウコマンドに完敗の4着だったが、黒船賞JpnIIIでのレースぶりから地方のコーナー4つの1400メートル戦なら逆転可能と見る。
ストレングスは3勝クラスで足踏みが続いたが、4走前の銀蹄ステークスは2番手につけ直線半ばまで持ったまま。軽く追い出されるとあっという間に突き抜けるという強い勝ち方を見せた。その後オープンに昇級しての2戦は案外だったが、前走ジュライステークスでは主張してハナに立つと、2番手の馬に終始ピタリとマークされる展開でも直線では後続を寄せ付けず完勝。コーナー4つのコースをこなしたことも、今回に向けては大きい。そのときの55キロから今回は57キロになるが、ほかの中央勢はもっと背負わされているだけに勝ち負けまで期待できる。
黒船賞JpnIII、東海ステークスGIIIとダートグレード連勝中のマテンロウコマンドはトップハンデの59.5kg。相対的な比較ではほかの中央勢とあまりハンデ差はないが、短距離戦で59.5kgはかなりの負担。まして人気になるのであれば中心としては狙いにくい。
今年3戦がいまひとつのヤマニンチェルキだが、前走さきたま杯JpnIはスタートで躓いて出遅れた。浦和1400mの内目の枠(4番)で出遅れると外からどんどん被されてしまい苦戦は仕方ない。今回の59キロは楽ではないが、昨年制した舞台で巻き返しに期待だ。
ハッピーマンは今年4戦がいずれも見せ場をつくれず。園田1400メートルでグレード2勝の実績だが、巻き返しまであるかどうか。
地方馬では8歳でも絶好調の高知のミスズグランドオー。佐賀1300メートルのゴールドスプリントを5馬身差で圧勝。その勝ちタイム1分20秒7を換算しての机上の計算では、過去のこのレースの勝ちタイムとの比較で上位争いも可能。
◎6インユアパレス
◯9ストレングス
▲2マテンロウコマンド
△3ヤマニンチェルキ
△4ハッピーマン
△5ミスズグランドオー
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中央と交流になって過去2年の不来方賞JpnIIでは、春の二冠、羽田盃JpnI、東京ダービーJpnIに出走した中央馬の出走はなかった。しかし今年はともに戦ったロックターミガンとリアライズグリントが出走してきた。そういうわけで、ここでは今年も夏以降に充実を見せたシーズザスローンを狙ってみたい。前走ポプラステークスは4着だったが、4コーナーで内を突いたところ行き場をなくした感じで直線伸びあぐねた。勝ったヘニーガイストは3連勝で底を見せておらず、2着だったサムシャインは2勝クラスを勝ち上がったあと3勝クラスで2戦連続2着。中央のダート3勝クラスはオープンでも通用しそうなレベルの馬たちが渋滞しているだけに、そこで互角のレースをした経験は大きい。
春のダート二冠はフィンガーが圧倒的に強かったが、リアライズグリントは4着・3着で、ロックターミガンは2着・4着と、直接対決では互いに1勝1敗。羽田盃はフィンガーと3頭で道中競り合ってリアライズグリントが最後行き脚が鈍って4着になったが、出遅れて前半位置をとりにいって消耗したぶんがあったと思われる。東京ダービーはじっくりためて3コーナーから動いていったぶん、リアライズグリントがロックターミガンに先着した。ややちぐはぐなレースをしていたリアライズグリントに成長の余地があるとみて上にとった。
イッテラッシャイ、メイショウコマチは、ともに2連勝でここに臨んできたが、前者は3歳馬同士、後者は牝馬同士のレースだっただけに、ここは相手強化と見て連下争いまで。
◎7シーズザスローン
◯6リアライズグリント
▲9ロックターミガン
△2イッテラッシャイ
△10メイショウコマチ
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