川口オート所属の33期・黒川京介選手にお話をお聞きしました。
(取材日12/8)
―今年ここまで振り返ってみてどんな一年でしたか?
実績的には一番いい年になったんじゃないかな、と思います。今まで優勝した回数の半分くらいを、今回一年でしているので。
―ここまでいい成績を残せたのには、ご自身の中で何か変化あったんですか?
特にすごく変えたとかはありませんが、とにかく今年が一番安定して良かったですね。どのレース場に行っても比較的に安定してエンジンが動いてくれたことが大きいと思います。去年から安定してくれて、今年も安定しているので、去年のデータが使えたのもいい流れになりました。パーツが大きく換わると、またガラッとエンジンが変わっちゃうことがあるんですけど、それがなく、一年間通して走れているのがいいのかなと。ちょこちょこ試しにパーツは換えているんですけど、結局戻っちゃうんですよ(笑)。主要パーツで2年以上使っているものも3つくらいあるし。かなり安定しているかな、と思います。このまま壊れなきゃいいですね。
―乗る方は何か変えたわけではないんですか?
乗る方やレースのスタイルは変わってないですけど、枠が外側になってきたので緊張感はありますね。より一層、「頑張らないと」という感じはありますね。
―それが全体的な走りの底上げの要因なんですかね?
どうなんですかね。答え合わせが年末になると思うので、それ次第ですね。できるだけ良い状態を作って、年末に臨みたいです。
―黒川さんの中でスーパースター王座決定戦(SG)はどんな位置付けですか?
まあ、深い理由はないんですけど、「スーパースターで優勝するのが夢」みたいなのがあったんですよ。なんとなく、年末で目立ちますし。賞金も一番高いですし。夢の舞台ですね。意味合い的には日本選手権(SG)が、全体的としては一番の大会かもしれないですけど、スーパースターの方が個人的には取りたいです。
―今、ご自身の中で一番の「武器」を挙げるとしたら何ですか?
どちらかというと"スタート一発"系なので、それを生かした走りができればな、と思います。スーパースターはオープン戦ですから、そういうレーススタイルを生かしていきたいです。最近はスタートでだいぶ結果が変わる感じがしますし、追い込める選手でも8番手からではさすがに厳しいなって思うので、せめて中間位置が取れるくらいのスタートは切らないと。
―自分の中で課題に挙げていることはありますか?
今年は、去年できたことを更に磨くって感じだったんですよ。たまにすごいタイムで上がれたのが去年。それを増やすのが今年の目標。来年は、今できていないことを少しでもできるようになればなあ、と思います。今年は長所を伸ばすことを考えていましたね。いいレースができる確率を増やすのが目標でした。ちょっとずつ目標に近づけていると思います。
―スーパースター用のタイヤはいかがですか?
1本当ててみました。スーパースター用ではないですけど、同じ番号のタイヤは練習でかなり乗り込んでいます。トライアル戦では初乗りのタイヤで行くつもりです。練習で当てるだけ当てて、ドドドがないものを使います。感じ良いものをレース初乗りでどんどん乗っていく予定です。それで最終日は一番良かったものを使うつもりです。トライアル戦から周回数が多いので、1走多く乗るとどうしても優勝戦でかなり低くなってしまいます。初めて出場した時に、1走使ったタイヤで2走、3走としたら、最後はレース後半がきつかったので。今回は良い流れで最終日を迎えられるといいですね。
―最後に、オッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
夢をかなえられるように一生懸命走りますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。
(オートタイムス編集部)
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