オッズパークのCMを見てオートレーサーを目指した村田選手。1月のデビューからなかなか上手くいかないこともありましたが、9月3日にデビュー初優勝!レースを振り返っていただきました。
(取材日:2024年10月23日)
AKI:初優勝おめでとうございます!優勝を決めてお気持ちはいかがですか?
村田:ありがとうございます。嬉しかったです。
AKI:優勝する前の節くらいから1着が目立つようになってたんですが、何か扱ったりしていたんですか?
村田:ちょっとずつ良くなっていたところにハンデチャンスもあった感じですね。あとは、乗り方をもっと意識していたところ成績が良くなっていきました。乗り方を変えていったらエンジンの良し悪しも分かってきた感じ。優勝した節はとにかく逃げなのでしっかりスタートして自分のコースを走って逃げることだけを意識して走っていました。
AKI:優勝戦、初優勝は意識しましたか?
村田:初優勝も意識したんですが、それよりも後ろに同期(山陽37期:田中崇太選手)がいたので"同期に負けたくない!"という気持ちの方が強かったですね。なので、優勝した時は「優勝した!」というよりは「優勝出来て良かった~!」とホッとした方が大きかったです。ロッカーに戻って周りの方が「おめでとう!」と言ってくれたのが嬉しかったですね。師匠の春本さん(山陽31期:春本綾斗選手)からは「おめでとう」と連絡を頂きました。
AKI:ご家族や周りの友達はどういう反応でしたか?
村田:「おめでとう!」くらいでそこまで"わーーー!"とはなりませんでした。2回優勝してる同期もいたのでまだまだです。友達とかは連絡してくれたりしたので、見てくれてるんだなと思って嬉しくなりましたね。
AKI:前回のインタビューの時は同期が早くてどんどん活躍していく中、自分は練習のようにはいかず対応できていないというお話もありました。今はどう感じていますか?
村田:今はちょっとずつレースというものに慣れてきて緊張もしなくなってきましたし、冷静さも出てきて練習通りに走れるようになってきたかなと思います。デビュー当時とはだいぶ変わってきたと思います。
AKI:スタートのタイミングも良い感じじゃないですか?
村田:タイミングもですが、どちらかというとスタート切ってからの感じを重視しています。今はハンデが最重ハンから30m前になって横にも前にも1級車がいる状態。とにかく1周目で後ろに追いつかれるとなかなか巻き返せない状況。なので、1周目の位置取りを意識して臨んでいます。ただここ最近はスタートや1周目とか意識しすぎて良くなかったのか、前回の最終日(10月20日山陽オート)は乗り方とかスタートの切り方とかをもう一回意識して1着が取れました。良かったです。
AKI:村田選手はオッズパークのテレビCMを見てオートレーサーを目指し、デビューして1月で丸1年になりますがいかがですか?
村田:とにかく楽しいですね。覚えることも沢山あって、それでいて正解は1つじゃなく、面白さを感じています。整備に関して自分は勝手にごそごそ扱っていくのが好き。周りに教えてもらうというよりは自分で扱って、こうしたらこうなったから次はここを扱ってみようと2級車のうちから整備をして経験値を積み重ねていきたいと思っています。1級車になった時に戸惑いなくどんどん整備していきたいと考えています。とにかく時間がある時は整備して、練習行ってまた扱って。そうしないと自分が成長できないと思っています。やりたがりですね。小さい作業も全く苦になりません。そして練習ですね。同期のことはとても意識してて、同期の活躍は腹が立ってますね(笑)同期本人にも言います。「ちょっとやりすぎやろ!」って(笑)この前の山陽、飯塚のGIIで鷹(飯塚37期:福岡鷹選手)が活躍してたので腹立ちましたね。同期にはやっぱり負けたくない。なので、とにかく手を動かして練習に行きます。
AKI:初優勝という一つの区切りというものをクリアしましたが、次の目標は考えていますか?
村田:年内にもう一回優勝したいと思っています。あとは試走タイム3.2台を出したいですね。この前の山陽で3.33試走が出てびっくりました。自分はあまり試走タイムが出ないタイプなので驚きましたが、試走ってこうやって走ればいいんだというのがちょっとずつ分かってきました。やっぱりまずは試走を出して他の選手にプレッシャーを与えたいというか、見る目が変わると思うんですよね。30と35だったら30出てたら伸び返されるかもと思って入ってこないとか。なので、試走タイムから勝負していきたいなと思っています。そういうとこも含めて3.2台の試走は出したいですね。試走タイムにこだわっていきたいです。
AKI:先ほどもお話しありましたが、2級車でハンデ30m前というのは大変ですね。
村田:いやいや、20m前の同期もいるので。自分の位置で凄いと思ったらおしまい。当たり前くらいの気持ちでいます。満足はできませんし、もっと上があることを意識して取り組んでいきたいです。少しずつにはなりますが、乗り方とかも自分なりに研究して、良い時はどんな時なんだろうと考えて、その時の感覚に近づけるように練習したり整備したりしています。あとは、雨は一度だけうまく乗れた時があったんですが、その感じで乗れてなくて今は模索中です。雨はエンジンが凄く重くなる感じがしてグリップを開けれなくなります。重さをとるセッティングを探していかなきゃいけない感じですね。
AKI:基本的に自分で扱って探っていく感じですね。
村田:そうですね。周りにあまり聞かず、自分で探していきたいという感じ。もちろん聞くことはあるんですが、なんでも聞いてということはよくないと思っています。自分で扱って「自分はこういう整備が好きなんだ」というのを見つけられたらそれで良いと思っているので。それに、他の人にガツガツ言われるのも好きじゃないです。本当に困ったら少し聞くくらい。ある程度の基準を聞ければそこから自分で扱っていきます。なので、春本さんがガツガツ教えてくるタイプではないですし、困った時に聞ける環境を作ってもらっています。自分にとって凄く良い環境です。
AKI:そんな村田選手が憧れる選手やこの選手凄いなとかありますか?
村田:凄いって思ったら負けた気がして、思わないようにしてます。凄いなぁって思いそうになったら「いや、ここで凄いと思ったらダメだ!」と「当たり前にならないと」と考えるようにしています。凄い選手がこれだけ手を動かしてる、練習しているなら自分はもっともっと取り組まないと。
AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。
村田:とにかく毎日成長して、その日の最高を出すので応援お願いします。
(写真の一部は川口オートSNSより)
プロフィールページからお気に入り登録ができます。
※お気に入り登録にはログインが必要です。