伊勢崎オート所属の28期・亀井政和選手にお話をお聞きしました。
(取材日10/8)
―選手になろうと思ったきっかけは何ですか?
小さい頃から伊勢崎オートに行っていて、田代さん(伊勢崎15期・元オートレーサー田代祐一選手)を見て、そこからですね。憧れていて、自分もなってみたいなって思うようになりました。試験は一発合格でした。まあ、補欠合格だったんですけど、一発は一発でしたね。
―養成所生活はどうでしたか?
養成所はもう、自分、若かったんで、『帰りたい』しかなかったですね(笑)。朝は早いし、テレビもあまり見れなかったですし厳しかったですね。ご飯の時間も10分しかなくて...。でも、それはあまり苦にならなかったですけど。朝早くからメッチャ走らされたりしてたので、『だるい』ってなってましたね(笑)。それまでバスケットをやっていたので、多少なりとも体力はあったんですけど。
―デビュー戦のことは覚えていますか?
全然、覚えていますね。自分、その頃はメッチャ速かったんで、もうブッチ切りでしたね。レース前からメッチャ自信がありました(大笑)。
―確か、同期の中で一番早く初優勝したんですよね?
そうですね。勝ち上がり権利が発生した節でそのまま優勝みたいな。
―その後、2級車から1級車に乗り換わりましたけど、乗り換わった時はどうでしたか?
メチャクチャ乗りづらかったので、ずっと2級車に乗っていたかったなって思って(笑)。自分は1級車に苦労しました。2級車の方が全然いいや、みたいな。パワーがありすぎて、操りづらかったです。でも、だんだん慣れてきてって感じですね。
―今までで一番覚えているレースはありますか?
優勝したのとかはもう、そこまで嬉しくないんですけど、田代さんと走って、田代さんを抜いたレースは覚えていますね。外から見ていた人を抜けた、と思って。その抜けたレースはよく覚えていますね。もう憧れの存在なので。
―ここまでオートレーサーをやってきて苦しかったことはありますか?
苦しかったことですか、う~ん、大きなケガもしてないし、苦しかったと思ったことはないですね。う~ん、ないですね。面白い方が多いですかね。青山(伊勢崎31期・青山周平選手)とかいるし、いろいろ聞いて、何かまた新しいことに取り組んだり、新たなことに挑戦するのが楽しいかな。苦しいことはないかな(笑)。
―今、取り組んでいることや課題にしていることはありますか?
フォーク回りとかを全部、周平に寄せていってみたいな。今まで自分がやってなかった所とかも、あいつがいろいろ持ってるし。根本的な今までの固定観念を崩して、思い切ってやってますね。そうすると新たな発見みたいなものがあるんですよね。ずっと同じことをやっていたら若い子には勝てないので...。ちょうど身近に周平と日和(伊勢崎35期・新井日和選手)がいるから。3人でやっている感じですね。
―オフの日はどう過ごしているんですか?
ほぼほぼ西原(伊勢崎28期・西原智昭選手)といますね(笑)。お酒が好きなので、お酒を飲みに行ったりとか。西とお酒を飲んでることが一番多いかな。常に西といる(笑)。お風呂に行ったりしてリラックスしてます。
―28期の同期はどうですか?
メチャクチャたぶん、他の期からも言われているけど一番仲がいい期だと思いますね。メチャクチャ仲がいいです。養成所から含めて辞めている人が一人もいないんですよ。脱落が一人もいないし。あとは磯部(山陽28期・磯部真樹選手)くんが優勝してくれれば...。磯部くんだけまだなので、優勝したらみんなで同期旅行に行こうか、なんて言ってます。このあいだも優勝戦に乗っていたし、頑張ってもらいたいです。
―ここまで選手生活を振り返ってみてどんな感じですか?
振り返らないですね(大笑)。今しか見てないから。過去のことはもう、まあまあやってきたので、先のことしか見てない感じですかね。どんどん新しいことに取り組まないと、時代遅れになるから。
―体形は昔から変わってないように思いますけど、何か意識しているんですか?
そうですね、体重は落とすようにしていますね。軽い方が絶対有利なのは日和とかを見て分かるので。若い女の子とかも。なるべくは体重を落とす。夜はあまり食べないとか食事制限はしてますね、まあ今は歳とともに食べなくなってきたんですけど(笑)。
―当面の目標とかはありますか?
今はハンデももらっているし周平に1回は勝ちたいですね。それが目先の目標ですね。一泡吹かせてやろうっていうのが今の一番の。
―最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
自分もお客として見ていた時があったし、ずっとオートレースのことを好きでいて欲しいですね。
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