所属する浜松オートの主力の一角を担い続けている浜松22期・青島正樹選手にお話を聞きました。
(取材日2/21)
―オートレーサーになろうと思ったきっかけは何ですか?
人に勧められて試験を受けたんですよ。高校の時にたまたま受かっちゃったんで、それで、中退して養成所に行ったんですよ。
―養成所での生活はどうでしたか?
つらかったですよ。まだ高三でしたし、普段から離れたところに行って朝から拘束されて、そりゃきついですよ。ただ、辞めたら負け犬になって帰るだけなので...。
―デビュー戦は覚えていますか?
たしか、6着かなんかじゃなかったかな。
―走る時は緊張しました?
そりゃあしますよ。
―一番印象に残っているレースはありますか?
それはやっぱり、GⅠを取った時じゃないですか。嬉しかったですよ。自分レベルでGⅠ取れると思ってなかったので。強い人がめちゃくちゃいっぱいいるので、若いうちに勢いで取れない限りは無理だろうなと思っていました。GⅡも嬉しかったですね。川口の名匠戦ですよね。
―オートレーサーとして仕事をしていて苦しかったことはありますか?
苦しいのはまあ、やっぱり何をやっても結果が出ない時と、怪我をした時ですね。
―体調面で、日々取り組んでいることはありますか?
これといってないですけど、あんまりストレスを溜めないようにしています。もうベテランなので、あんまりこだわることもないし、気負うこともないし、日々淡々とやれることをやってるだけなので。
―休みの日は何をして過ごされているのですか?
趣味がゴルフなので、ゴルフ行ける時は行って。あと温泉旅行も好きなので、温泉旅行に行って。あとはもう、日本酒を飲むのが好きなので、いろんな所の日本酒を買ったり、現地に行ったら必ず日本酒を飲むようにしています。美味しい物を食べて、日本酒を飲んでって感じです。
―昔から体形が変わらないですよね?
これといってトレーニングはしてないんですけどね、カロリーだけは過剰摂取しないようにはしています。で、毎日体重計に乗って。
―毎日ジョギングをしているとかではないんですか?
何もしてないです。運動はほぼゴルフしかしてないです。まあ、案外歩きますよ。けっこう疲れますし。
―お弟子さん(浜松32期・中村友和選手)はどうですか?
最初はいろいろ大変でしたけど、ちゃんと走れるようになってからは、とんでもないスピードで走ったりしてましたしね。最近はちょっと伸び悩んでますね。もうちょっとあの勢いで、それこそ記念の1本2本くらい取ってくれたらと思ってますけどね。
―最近でもアドバイスとかされるんですか?
それは、思ったことはいつも言っていますよ。素直な、本当にすごくいい子なんで。いろんな先輩の意見をちゃんと聞きますし。
―青島さんは、これからどうなっていきたいとかありますか?
もう51にもなってね、どうもこうもないんで、でも、今一応S級にいますけど、やっぱり、衰えてるのは間違いないし、衰えている最中ですけど、下降線がひどくならないように、ゆっくりゆっくりにしていきたいですね。体が衰えていくのはどうしようもないので、下降していく線をなるべく緩やかにしていきたいですね。日々、毎日ちゃんとやることをやって、結果が出れば嬉しいし、結果が出なければまた...。そんなのの繰り返しですよ。あんまり気負わないようにしています。でも、まあ何とかS級にはいれてますね。
―まあ、武器がありますもんね。スタートという。
いや、今一番遅いですよ。毎日ビリスタートですもん。スタートが切れなくて、それが今一番の悩みですよ。何やったって切れない。オートレースに関してはスタートが悩みです。全盛期に比べたらケタが違うくらい切れてない。
―最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
まあベテランなんで、ベテランらしい走りでね、少しでも応援していただけるお客さんの期待に応えられるようにしたいですね。あとは、ほんとオートレースはスピードが凄いし、ほんと紙一重の競技ですけど、お客さんに楽しんでいただければと思います。選手は一生懸命やっているので、しかも、若手とこんなベテランのおじさんと同じところでやっている競技はなかなかないので、そういうのも含めて楽しんでください。
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