LVR佐賀ラウンド第1戦は、大外から川島拓騎手が果敢に逃げる形。
2番手に付けた出水拓人騎手が早め先頭に立ちましたが、直線で伸びて来たのが岩永千明騎手。
1番人気に応え、見事勝利しました。
岩永千明騎手
「すごくいい馬に乗せていただいて、頑張って走ってくれた馬と関係者の方々に感謝しています。
復帰するか悩んでいる時、LVRでみんなの活躍を見て背中を押してもらったレースなので、そこで勝つことが出来てとても嬉しいです。
第2戦も勝てるように頑張ります!」
第2戦は濱騎手と関本騎手が並んで併走する形。
徐々に先頭に立って後続を引き離した濱騎手が、直線そのまま粘り込んで勝利しました。
濱尚美騎手
「2番手3番手につけるのが理想でしたが、思った以上にスタートが良くて、ああいう形のレースになりました。
内からも行こうとする馬がいたんですけど、無理に逃げるよりも溜めるイメージで乗ったら、最後まで脚を使ってくれました。
勝つことが出来てとても嬉しいです」
2戦の結果、佐賀ラウンドの総合結果は、
第1位が1着4着で42ポイント獲得した岩永千明騎手
第2位は2着2着で40ポイント獲得した中島良美騎手
第3位は6着1着で38ポイント獲得した濱尚美騎手
となりました。
岩永千明騎手
「もう本当に嬉しいですね!
高知ラウンドでもいい馬に乗せていただいたのに結果を出すことが出来ず、『もう前のようには乗れないのではないか』とすごく落ち込みました。
でも地元で結果を出すことが出来て、勝つことが出来て、とても嬉しいです。
ファンの皆さんの声援も聞こえましたし、それがとても力になりました。
表彰式では感極まってしまい、言葉に詰まってしまいましたが...。『ああ、復帰して良かったな』って、心から思いました。」
今回はミシェル騎手が参戦して、パワフルな騎乗でとても勉強になっていますし、若手が3人増えて、もう自分の子供でもいいくらいの年齢の子たちなのでね。
でも負けないように頑張ります!」
中島良美騎手
「ただただ、馬たちが頑張って走ってくれました。
わたしの追えない追い方でも伸びてくれて...。すごくありがたいです。
LVRの前に2戦エキストラ騎乗をさせていただいて、馬場の雰囲気を経験出来たことも大きかったと思います。
乗せてくれた皆さんに感謝しています。
怪我の影響で高知ラウンドは騎乗することが出来ず、悔しい気持ちもありましたが、今日こうやって参加させていただいて、こういう成績だったのは嬉しいですね。
でも先輩たちはやっぱり上手いですし、もっと成長出来るよう頑張ります」
濱尚美騎手
「初めての表彰台に立たせていただいて、馬にも乗せてくれた関係者の皆さんにも、応援してくれたファンの皆さんにも感謝しています。
まだまだ先輩たちに技術で及ばない部分が多いですが、次の名古屋も頑張ります!」
最終戦となる名古屋ラウンドは、3月12日(木)、名古屋大賞典と同じ日に行われます。
女王の座に輝くのはどの騎手でしょうか??
2月22日(土)、佐賀競馬場で行われたレディスヴィクトリーラウンドを取材して来ました!
今年のLVRはミカエル・ミシェル騎手の電撃参戦、昨年デビューの3名の新人騎手、長期休養から復帰した岩永騎手など注目ポイント盛りだくさん。
当日はたくさんのお客様が来場し、熱く盛り上がりました。
騎手紹介式はたくさんのファンの方々が見守る中、一人一人ご挨拶。
それぞれに温かい拍手や声援が送られましたが、その中でもひと際応援の声が大きかったのがこの方。
地元佐賀所属の岩永千明騎手。
岩永騎手は昨年6月、落馬事故から3年3ヵ月という長い休養期間を経て復帰しました。
休養中は復帰に向けて相当な葛藤があったということですが、前回のLVR佐賀ラウンドで女性騎手たちが頑張っている姿を見て、「自分も戻りたい」と強く思ったそう。
無事に復帰し、こうしてファンの皆さんから声援を受けている姿は、わたしにとってもとても感慨深いものがありました。
紹介式のあとには、マスコミ向けの集合写真撮影。
レース中はバチバチになるジョッキーたちですが、競馬以外の時間は和気あいあい。
笑顔が絶えない現場でした。