今年の帝王賞、ドバイ帰りだったホッコータルマエが改めてその強さを見せつけてくれました!
中団からジワジワとポジションを上げて行き、4コーナーを回る辺りでは前を行くクリソライトが粘るのか?と一瞬思いましたが、エンジンが掛かってからは強かったです。
まさに帝王の貫録でした☆
幸英明騎手
「調教から調子が良かったので、自信を持ってレースをしました。
1枠に入ったので、もしかしたらハナに行くこともあるかもしれないと考えていましたが、思いの外みんなが主張して行ったので、結果的にいいポジションになりました。
手応えがあったので、早めに前を捕まえに行く形になりましたが、本当に強かったですね。
GI最多勝利に並びましたが、そこはあまり意識はしていなかったです。結果としてそういう勲章をもらえたら最高ですね。
去年からずっといい状態で安定していて、本当にすごいなと思います。
これからも、出るレースは全部勝てるようにしたいです」
西浦勝一調教師
「1番人気に支持していただき、結果を出せてホッとしています。
幸くんが馬の力を信じて、強いレースをしてくれました。
これで歴代最多に並びましたから、あと1つ勝って超えることができるようにしたいですね。
この後は放牧に出して、秋に向けて充電します。
秋はまたJBCからスタートする予定です。
この馬は日々成長しているので、本当にすごいなと思いますね。
ただ、秋には新しい強敵も出て来るでしょうし、今日戦った馬たちも成長して来るでしょうから、気を引き締めて頑張ります」
2着は2番手から早め先頭に立ったクリソライト。
道中は掛かるくらいの手応えで、積極的なレースを見せてくれました。
揉まれないレースができると、本当に強いですね。
武豊騎手
「この馬も力があるところは見せられたかなと思います。
ムラな部分のある馬ですが、今日は気分が良かったみたいですね」
3着は大井のハッピースプリント!
中団後方の位置取りから、よくぞ追い込んで来てくれました。
宮崎光行騎手
「最初の位置取りは予定通りでした。
ただ、本当はホッコータルマエをマークして一緒に上がって行きたかったんですけど、僕はこの馬で2000mを走るのが初めてだったので、そこを大事に乗ってしまいました。
結果的に、もう少し追走して行っても良かったのかなと。
あとは、前半もう少し自分からハミを取って、僕が抑えるくらいの手応えになってくれたら、このメンバーでも勝負できるようになると思います」
2番人気のクリノスターオーは、初めてのナイターでかなり入れ込んでいました。
レースは途中で失速して6着。
この馬の持っている力を出すことはできませんでした。
岩田康誠騎手
「今日はハナに行く形になりましたが、結果的には二番手の方がよかったのかな...。
途中で嫌気が差してしまって、3コーナー辺りではもう嫌がって頭を上げてしまいました」
そして、この開催で誘導馬のクレッセーノが引退を迎えました。
左から2頭目
パロミノ種のクォーターホースで、サラブレッドにはない黄金に輝く毛色を持ったクレッセーノ。
その金色に輝く馬体にナイターの光が反射して、とても美しく優雅に誘導してくれました。
14年のお勤め、お疲れ様でした!!!