明日は大井競馬場で、『TCK女王盃』が行われます!
*21日大井 第11R『TCK女王盃』1800m 16:05発走*
ちょっと頭数は少ないのですが、今年最初の地方で行われるダートグレード戦に相応しく、豪華なメンバーが顔を揃えました。
まず本命は、『JBCレディスクラシック』を勝って、名実ともにダート女王になったサンビスタ。
牝馬同士では圧倒的な強さをみせてくれたし、前走の『チャンピオンズカップ』では、強豪牡馬相手に長くいい脚で追い込んで、4着に食い込みました。
ペース次第で好位でも中団でも競馬が出来るし、自分から動いて最後までしっかりと走る真面目な馬。
しばらくは、この馬の天下が続くと思っています。
対抗は、トロワボヌール。
末脚が光る馬なので、地方小回りはどうかな...なんて思っていましたが、初めての地方挑戦となった『JBCレディスクラシック』では、素晴らしい脚で追い込んでの2着。
続く船橋『クイーン賞』では、好位集団に付けて、直線突き抜けるという王道の競馬を見せてくれました。
経験を積んで競馬が上手になっているし、引き続き状態もいいということで、ここも好勝負を期待しています。
今回、ダートグレード初参戦となるソーミラキュラスも注目の存在。
中央未勝利から、大井へ移籍して3連勝、その後再び中央へ戻って4連勝!
ものすごい勢いでここまで上って来ました。
前走の準オープンは、好スタートから持ったまま好位の内で我慢、3,4コーナーもバツグンの手応えで、直線で外に切り返すと力強く伸びて勝利しました。
牝馬ながらパワフルな走りをする馬で、ダッシュ力もあるし、今後どこまで連勝を延ばすか楽しみです。
◎5、サンビスタ
〇2、トロワボヌール
▲7、ソーミラキュラス
△6、エスメラルディーナ
△4、アクティビューティ
岩手のシーズンが終わり、昨年春にデビューを飾った鈴木麻優騎手にインタビュー☆
ここまで12勝を挙げ、今年に入ってからは特別戦を勝つなど、ファーストシーズンをいいリズムで締め括りました。
赤見:まずは、特別戦の『初夢賞』制覇、おめでとうございます!
鈴木:ありがとうございます。自分でもびっくりしました(笑)。
ヤマニンネレイスに乗せていただいたのは、9月以来2回目だったんですけど、最初に乗った時には思いっきり引っかけられちゃって...。
ゲートがうるさい馬なんですけど、ゲートの中でチャカチャカして、あおって出てしまったので出遅れたんですけど、そこから引っ掛かって、後ろの方から先頭まで行ってしまって。
初めての騎乗で緊張もしてしまったし、とにかくチグハグなレースになってしまい、とても反省しました。
今回は2回目で、厩務員さんがゲートの後ろでしっかりと尾持ちをしてくれたんです。「大丈夫だから」って言ってもらって、その言葉を信じてゲートの中ではなるべく扶助は使わず、手綱も緩めて馬がリラックスするよう心掛けました。そのお蔭でいいスタートが切れて、ハナに行くことが出来たんです。
赤見:リズムよく逃げる形になりましたが、勝負所の3、4コーナーで、外から高松騎手騎乗の1番人気エントラールが体を併せて来ましたね。
鈴木:高松さんの馬は連勝しているし、強いのはわかっていました。でも、わたしはまだ追っていない状態で手綱を持っていられたし、手応えがすごく良かったんです。だから、早仕掛けにならないよう、心の中で「まだ絶対(手綱を)離さないぞ」と思いながら直線を迎えました。
赤見:直線を向いた時には、一瞬抜かれたようにも見えましたけど。
鈴木:本当に手応えが良かったので、焦りはなかったです。すごく冷静に乗ることが出来ました。追い出したらもう一度伸びてくれて、いい脚を使ってくれたんですけど、それでも高松さんが視界に入りかけていたので必死でした。
赤見:特別戦を勝ったというのは、大きかったんじゃないですか?
鈴木:大きいですね。すごく嬉しかったです。特に、一度失敗した馬をまた乗せていただいたことに感謝していますし、厩務員さんと馬自身に助けていただいて、勝つことが出来ました。
特別戦ということで注目度もありましたし、来シーズンに向けていい形で締めくくれたのかなと思います。
赤見:デビューシーズンを終えて、今の気持ちはいかがですか?
鈴木:デビュー前から、甘くないだろうなと思っていました。最初の頃は1日1頭騎乗があるかないかでしたから、相当厳しいだろうなと。でも少しずつ周りの方に乗せていただけるようになって、今は1日5~6頭乗せてもらえるようになりました。最初に思っていたよりは、順調に来れてると思います。
ただ、たくさん乗せていただいている中で、思うようなレースはそんなになくて。まだまだ課題は多いですね。
赤見:オフシーズンは、どんな風に過ごす予定ですか?
鈴木:遠野の『馬の里』で働きます。あと、1月29日に名古屋で招待競走(レディース&ヤングジョッキーズ2015)があるのですごく楽しみですね。
赤見:では、今後の目標をお願いします。
鈴木:来シーズンは20勝を目指します!これからも努力して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
岩手競馬の今シーズンを締めくくる大一番『トウケイニセイ記念』です!
*12日水沢 第9R『トウケイニセイ記念』1600m 15:15発走*
メンバーを見てみると、トライアルの『白峯賞』を勝ったライズラインが圧倒的!と考えます。
今シーズンは、『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』『不来方賞』と、岩手の二冠を達成。
『ダービーグランプリ』を勝って三冠制覇が期待されましたが、ここは残念ながらの6着に...
それでも、先着を許したのは全国から遠征に来た馬たちで、岩手馬の中では最先着。
続く前走『白峯賞』は、内枠からすんなりハナを奪うと、手応え抜群で軽快に逃げ、そのまま押し切りました。
メンバー的に、前走で負かしたクロワッサンやキモンレッドが今回も注目の存在であり、この馬にとっての強敵は見当たりません。
前走の『白峯賞』では初の重賞挑戦だったクロワッサンですが、長くいい脚を使ってライズラインに食い下がり、2着を確保。
ライズラインよりも斤量が2キロ重いことを考えると、今後の重賞戦線での活躍が期待出来そうですね。
3番手も、『白峯賞』で3着だったキモンレッド。
道中は自分から動いてライズラインに対して攻めの姿勢を貫きました。
最後はクロワッサンに差されたものの、この馬らしい根性を見せてくれましたね。
今回もこの3頭の力上位と見ますが、前走で大きく負けたものの底力はあるランドオウジ、 前走で2着に7馬身差の圧勝を演じたウインベルカントにも注目しています。
◎10、ライズライン
〇4、クロワッサン
▲5、キモンレッド
△11、ランドオウジ
△3、ウインベルカント
2014年の全国リーディングは、276勝を挙げた兵庫の田中学騎手でした!
第2位の木村健騎手と、31日まで壮絶なリーディング争いを繰り広げ、終わってみれば2勝差のリーディング奪取☆
戦っている方々は相当なプレッシャーだったと思いますが、、、
見ている方はかなり楽しませて頂きました!
兵庫は、小牧太騎手、岩田康誠騎手の二枚看板を輩出し、昔から全国的に見てもジョッキー激戦区でした。
現在は、田中騎手、木村騎手に加えて、55歳の川原正一騎手が全国第3位と、三つ巴の戦国時代に突入しています。
そんな激戦区の兵庫で、日々奮闘している若武者たちを直撃しました!
まずは、2014年一番ブレイクしたと言っても過言ではないのが、イケメンの呼び声高い杉浦健太騎手。
公私ともに絶好調の杉浦騎手☆
2010年にデビューした年は21勝といきなり活躍!
2年目3年目は、15勝19勝と少し勝ち星が下がりましたが、4年目の2013年に39勝を挙げると、昨年大ブレイクの62勝!!
一気にリーディング8位まで上がって来ました。
「自分自身では特に変わったところはないんですけど、たくさんの乗り鞍に恵まれて、いっぱいチャンスをもらえるようになったことが大きいと思います。回数を乗ることで、レース中でも冷静でいられるようになったのかなと。
上の人たちがすごいからって、下も負けてるわけにはいきませんから。毎年、同期の田野(豊三騎手)には負けたくないと思っていて、向うも同じ気持ちだと思います。いいライバル関係なので、2人で上がって行きたいですね。
2015年の目標は、まずはベスト5に入ること!
若手のトップである、大山(真吾)騎手や吉村(智洋)騎手を超えたいです。
それに...
来年早々に結婚が決まっているので(照)、もっともっと頑張らなければという気持ちもあります。
上に負けないよう努力して、新たな杉浦をお見せできるよう頑張ります!!」
という宣言通り、今年最初の園田の重賞『新春賞』では、5番人気のニシノイーグルに騎乗し、あわやの2着に突っ込んで来ました。
今年はさらなる飛躍が期待出来そうですね!
続いては、杉浦騎手に「超えます」宣言をされた大山真吾騎手と、デビュー当時から大きな注目を集めている、鴨宮祥行騎手。
左から、鴨宮騎手と大山騎手☆
昨年の大山騎手は、82勝を挙げて、リーディング第6位でした。
「2013年が悪すぎたので、まぁまぁかなとは思いますけど。これだけ乗せてもらっているのに、もっと勝たなきゃいけないという気持ちの方が大きいです。
100勝出来るかなと思ったんですけど...、今年は絶対に100勝したいですね。
あと僕デビュー11年なので、もう若手ではないです!!!」
...失礼いたしました。
現在911勝ですから、今年は1000勝の大台達成も期待しています♪
正真正銘の若手、デビュー4年目を迎える鴨宮騎手は...
「今年は勝負を賭けます!(杉浦)健太さんも4年目で上がっていったので、僕も今年が勝負だと思っています。
やっぱり若手のトップは大山さんですから、大山さん超えを目指します!!」
ということで、やはり若手のみなさんの目標は、打倒大山騎手ということでした。
兵庫はトップ争いも熱いですが、今年は例年以上に若手の下剋上も激しそうですね。
みなさま、明けましておめでとうございます!
2015年もすでに4日目。
初当たりはもう手にしたでしょうか?
わたしはと言いますと、
『帯広記念』はニュータカラコマと共に撃沈...
『報知オールスターカップ』はカキツバタロイヤルを甘く見て撃沈...
園田『新春賞』では、「田中学騎手の3000勝達成はハルイチバンでしょ!」という買い方で撃沈...
今日こそは、初当たりと行きたいところです!!!
ということで、本日は水沢の『金杯』。
*4日水沢 第9R『金杯』1600m 15:15発走*
年が明けて3歳になっていますが、ここはシーズン閉幕前の、2歳シーズン三冠最終戦となっています。
ここまでの2歳2冠は、『若駒賞』はロールボヌールが圧勝、『南部駒賞』では再びロールボヌールが快勝。圧倒的な強さで二冠を達成しました。
2着も2レース共にスペクトルが頑張っているので、この2頭の実力が抜けている印象です。
今回はロールボヌールが出走してないので、ここはスペクトルの圧勝と見ています。
前走『寒菊賞』で、初タイトル奪取。スタートが速いし、相手が来ても引き付けた逃げが出来るので、展開に左右されずらく安定して力を発揮することが出来ます。
メンバー的にもすでに戦って来た顔ぶれで、ここはどのくらい強いレースをしてくれるか、というところがポイントになりそう。
しかし。
スペクトル1強だからこそ、2着争いの読みは難しい...
ここ最近の充実ぶりから、トーホクフェアリーにしました。
レースを使うごとに、少しずつ力を付けて行って、前走は『寒菊賞』2着のグッドギアーによく食い下がりました。
後方からのレースになることが多いですが、馬の間も割る根性があるし、長くいい脚を持っています。
数少なくなったウイングアロー産駒。
重賞で活躍して、ぜひお父さんにもうひと花咲かせて欲しいです☆
もう1頭のウイングアロー産駒、トーホクライデンにも注目。
ここまで10戦して、すべて掲示板に載る安定ぶり。
重賞初挑戦となった『寒菊賞』でも3着に入っているし、ここでも大きく崩れることは考えにくいです。
◎3、スペクトル
〇1、トーホクフェアリー
▲5、トーホクライデン
△4、ラブブレイブ