続いては、スプリントとクラシックの関係者コメントをお伝えします!
まずは、ドリームバレンチノが接戦を制した、『JBCスプリント』から。
1着ドリームバレンチノ
岩田康誠騎手
「好スタートを決めて、先行馬の後ろからレースをすることが出来ました。この馬は、こういう締まった馬場が合いますね。スピードを生かして強気のレースをしました。年齢を感じさせない走りでしたね」
加用正調教師
「直線はかなりの接戦でしたが、他の馬のことは目に入ってなかったです。自分のところの馬だけを見ていたので、ハラハラはしませんでした。本当に頑張ってくれましたね。うちの厩舎にとっては初Jpn1制覇なので、本当に嬉しいです。この後は馬の様子を見て決めます。今度は終われる立場なので、しっかり調整していいレースをお見せできるよう頑張ります」
2着サトノタイガー
吉原寛人騎手
「夢見ました!いっぱい夢見ました!!一瞬出たんですけど...。馬の状態は良かったし、チャンスはあると思っていました。理想よりも理想の展開になって、これなら!と思ったんですけど、最後は岩田さんとの追い比べに負けてしまいました。本当に悔しいです。でも、ここでも通用することが証明出来たので、また頑張ります」
3着タイセイレジェンド
福永祐一騎手
「返し馬で少し動きが重く感じました。絶好調というわけではなかったのかもしれないけど、57キロの斤量だと、さすがGI馬という走りをしてくれますね。本当に力がある馬です」
4着セイクリムズン
戸崎圭太騎手
「返し馬でいい感じでしたし、スタートも上手に出てくれました。ただ、中団から行く馬なので、外枠は痛かったです。渋ってる馬場よりも、時計の掛かる馬場の方がいいですね」
5着ノーザンリバー
蛯名正義騎手
「なんというか...、左回りだと少しもたつく面がありますね。最後はそれなりに伸びて来てるんだけど、途中でついて行けなくて。3,4コーナーで手応えが悪くなって、直線また伸びてっていう。今日は枠もあるし、馬場もあるし、全部が少しずつ悪い方に行ってしまった感じです。馬はよく走ってくれているんですけど」
9着エスワンプリンス
鮫島克也騎手
「JRA勢と戦うのは初めてだったので、どんなもんかと思ってましたけど、やっぱり強いですね。好位からの馬なので、外枠というのも厳しかったです。いい経験をさせてもらったので、またこれから頑張ります」
12着コパノリチャード
武豊騎手
「全然進んで行かなかったです。芝の方がいいですね」
そして『JBCクラシック』。
好スタートを決めて先手を奪ったコパノリッキーが、最後までスピードを緩めることなく完勝しました!
1着コパノリッキー
田邊裕信騎手
「寒くて脳がかじかんでました(笑)。逃げるとは言ってなかったですけど、まぁ逃げないとも言ってなかったので。ゲートが上手だったので、自然と逃げる形になりました。4コーナーで後ろが迫って来ましたけど、自分はまだペースを上げないままで行けたので、最後までよく頑張ってくれました。乗り手としたら、ちょっと掛かる面があるのでマイルの方が乗りやすいけど、2000mでも大丈夫だし、こうやって強い馬たちを負かして、2000でもやれることを証明してくれましたね。
今日は盛岡で勝てて、本当に嬉しいです。僕自身、福島県出身なので、家族や親戚も震災の影響を受けたので、心の痛みはわかる部分もあるつもりです。これからも、一緒に盛り上げていければと思います」
村山明調教師
「本当は南部杯に使おうと思っていたんですけど、夏場に弱い子で、ぶっつけになりました。でもその分乗りこめたし、状態は良かったです。でも逃げると思っていなかったので、大丈夫か?と思いながら見ていました(笑)。行くのも勇気がいると思いますが、田邊くんは馬を信じて逆らわず、本当に上手に乗ってくれましたね。この後は馬の様子を見ながらですが、チャンピオンズカップに向かう予定です」
小林祥晃オーナー
「勝てて嬉しいです。この馬は夏に弱くて、本来ならば『南部杯』を使う予定でしたが、体調が上がって来ないということで、ここに直行ということになりました。去年は復帰2戦がボロ負けだったし、心配はしていたんです。でも本当に強いレースでしたね。
田邊くんは能天気なので(笑)、平然と行きますよね。スタートして、あれ?と思いました。リッキーも能天気ですから(笑)、とても合っていますね。
去年はラブミーチャンで盛岡の方との約束が果たせましたし、今年もまたこうして盛岡で勝つことが出来て、本当に嬉しいです。どうもありがとうございました。また岩手を応援します!!」
2着クリソライト
クリストフ・ルメール騎手
「1コーナーで少し掛かる感じになって、外を回ったのが痛かったです。馬の後ろに入れたら落ち着いてくれて、そこからはリラックスして走れたし、GOサインの反応も良かったんですけど。馬のコンディションも良かったですし、よく頑張ってくれました」
3着ワンダーアキュート
武豊騎手
「いい展開になって、理想的だったんですけど、前が止まらなかったですね。でもいつも確実に走ってくれる、本当にすごい馬です」
4着ホッコータルマエ
幸英明騎手
「久々だったので、もう少しモタモタするかなと思ったけど、4コーナーまでの手応えがすごく良かったです。最後は休み明けの分ですね。次はもっと良くなりますよ」
5着ベストウォーリア
戸崎圭太騎手
「絶好調だったんですけど、それもあってかなり気合が乗っていました。落ち着くまで時間が掛かった分です。ずっとワンターンだったので、4つのコーナーに戸惑った部分もあると思いますし、距離がダメというわけではないです」
6着ナムラタイタン
坂口裕一騎手
「前回よりも状態はずっと良かったです。スタート躓いたけど、砂を被るレースになって、かえっていい経験が出来たのかもしれません。もっと力の差があるかと思いましたけど、改めて力のある馬ですね。収穫の大きいレースでした」
7着カゼノコ
秋山真一郎騎手
「今回は休み明けだったし、初めての古馬相手でもあったので。使って良くなるタイプなので、次はもっとよくなりますよ」
12年ぶりの盛岡開催となった今年のJBCも、大盛況で幕を閉じました!!
レースの後は、余韻に浸りながらの後夜祭。
ここでは、村上忍騎手から御神本騎手へ、ふじポンからうまたせくんへと、バトンが引き継がれました!
これまでのJBCでは、なかなか次の競馬場へと連携する動きが出て来なかったのですが、その前例を作った岩手競馬はさすがだし、塚田副管理者、御神本騎手、うまたせくんが来場して、しっかりとバトンを受け取った大井競馬もさすがです☆
ダート競馬の祭典であるJBCは、地方競馬の横の繋がりを作ってくれる、大切な絆に進化しました。
来年の大井開催が、今から楽しみです♪