ダービーウイーク2014、いよいよ後半戦に突入しました。
昨日は大井競馬場で『東京ダービー』が行われ、圧倒的な1番人気に推されたハッピースプリントが快勝!
レース後のインタビューで涙を流した吉原騎手の姿が、とても印象的でした。
ハッピースプリントの背中からスタンドに一礼する吉原騎手
吉原寛人騎手
「自分でもびっくりするくらい涙が出て来ますね...。本当に感謝しています。それだけです。
勝つことが出来て、今はホッとしています。ダービーはやっぱり特別なので、プレッシャーを感じていました。
でも、跨ってしまえば安心させてくれる馬なので。だから、レース前が大変でしたね。
今日は次のジャパンダートダービーを見据えて、馬に対して少し負荷をかけるレースをしました。前2頭速い馬がいて、3番手に付けた時には『これなら』と思いました。
道中はバツグンの手応えだったし、ゴーサインを出すとよく伸びてくれて、並ぶ間もなく交わしてくれました。
夢のダービージョッキーになることが出来て、本当に嬉しいです。南関東所属以外の騎手として、初めて東京ダービーを勝たせていただきましたが、時代の流れで交流が盛んになって、自分が最初に勝てたというのも嬉しいですね。
通常の規定では、ダートグレードでは他地区の騎手がスポット参戦出来ないんですけど、今回はレース前に大井競馬場から、『二冠馬に騎乗した騎手に限りその馬に騎乗することが出来る』という特別ルールを作っていただきました。
お蔭でジャパンダートダービーにも騎乗出来ることになりましたし、これはもう絶対に勝たないと!と思いました。
たくさんの方々のお蔭で、ダービージョッキーになることが出来ました。本当にありがとうございました!!」
口取り写真(たくさんの関係者の皆様がいらっしゃいましたが、全員の方の姿が写っておらず申し訳ありません...)
森下淳平調教師
「ホッとしました。勝たなければいけない馬だったので、プレッシャーを感じていました。オーナー、スタッフ、そして馬にも感謝しています。
羽田盃の後に疲れがあって、本当だったらもう少し負荷を掛けたかったんですけど、その分少し不安な気持ちがありました。
パドックではいつもより落ち着いていて、ジョッキーが乗ってからはいつも通り気合が乗ってていい雰囲気でした。先ほども言いましたけれど、少し不安な気持ちもあったので、レース中はゆっくりと見る余裕がなかったです。
でも、直線もしっかりと伸びてくれましたし、次が楽しみになるレースを見せてくれましたね。
次のジャパンダートダービーは、もっと安心出来るように仕上げたいです。
次はJRAの馬たちが相手ですから、より強いハッピーが見せられるように頑張ります!
吉原騎手は、プーラヴィーダの2着の時(2012年、勝ったのは同じ森下厩舎のプレティオラス)に悔しい想いをしていて、その時に必ずチャンスを作ると約束していました。その約束を果たすことが出来て、とても嬉しいです。正直、ウルッと来ましたね」
当初は東京ダービーまでということで大井にやって来たハッピースプリント。
ここを圧勝したことで、次なる目標ジャパンダートダービーも同じチームで挑戦することになりました。
このまま無事に、三冠獲りを目指して欲しいですね!!
さあ、今日は園田競馬場にて『兵庫ダービー』です。
*5日園田 第10R『兵庫ダービー』 1870m 15:55発走*
ここは何といってもトーコーポセイドン VS トーコーガイアの吉行厩舎2頭に注目しています。
どちらも相当能力高いですが、今回は一度使っているガイアを本命にします。
前走の復帰戦は、ゴーサインが出てからの反応が少し鈍かったですが、一度使った効果で本来の闘争心が蘇ってくれれば。
ポセイドンは大型馬だけに、約5か月ぶりというのを考慮して対抗評価。
大きなストライドで力強く走る馬で、さらにスピードもあります。
これからの園田を引っ張って行くであろう2頭の激突。
ダービー馬の称号を手にするのは、どの馬でしょうか♪
◎6、トーコーガイア
〇8、トーコーポセイドン
▲1、二ホンカイセーラ
△2、エイシンナカヤマ