続いては、残る4頭の関係者コメントをお届けします!
キタノタイショウ
服部義幸調教師
「このレースに向けて、1年頑張って来ました。
夏場に調子を落とした時も、ばんえい記念という大目標のために無理使いをしないで来たので、ここに来て調子は上がっていますよ。
この前のチャンピオンカップもいいレースをしてくれましたし、去年のばんえい記念(3着)のようなレースが出来れば、勝負になると思います。
馬の調子がいいので、調教も負荷を掛けることが出来るし、(鈴木)恵介が一生懸命やってくれてますよ。
1トンのレースですから、こればったりはやってみないとわからないですけど、馬主はじめ厩舎スタッフも、みんなこのレースを獲りたいと頑張って来ました。
出たいと思って出れるレースじゃないし、度々チャンスがあるわけでもないですから、精一杯いい状態に仕上げて、ファンのみなさんの期待に応えられるようなレースをしたいです」
インフィニティー
【2013年7月 北斗賞1着】
金田勇調教師
「今回は初挑戦になるんでね、今まで経験したことがない1トンという荷物を曳くわけだから、今までよりも調教で負荷を掛けていますよ。
これまでばんえい記念に出走させて来た馬たちと比べても見劣りしないし、状態はすこぶるいいです。
今までタイトルとは無縁の馬だったんですけど、去年は北斗賞を勝ってくれたし、1年間オープンで戦って来てメドが立ったので、ばんえい記念の出走を決めました。
ここまで色々な経験を積んで来たので、初めての1トンをどうさばいてくれるか楽しみですね」
ファーストスター
長部幸光調教師
「ちょっと調子が良くない時期が続いていたんですけど、ここに来て調子が上がっています。
この馬はスタートして出て行かないっていう癖があったんですけど、その辺りをどう矯正したらいいのか考えて、今は上手く修正出来たんです。それが大きいですね。
ばんえい記念は初めてなので、走ってみないことにはわからないですけど。
調教は、普段よりも重い重量でやっています。
わたし自身も、馬主さんも厩務員たちも、みんなここを目指して来たし、他の陣営も同じでしょう。
勝つのは簡単ではないけれど、胸を借りるつもりで頑張ります」
フクドリ
西謙一騎手
「前走は障害で止まってしまったけど、調子が悪いとかではないです。
ここ最近はずっと僕が調教をつけているんですけど、いい感じで来ていますね。
ばんえい記念に向けても、いつも通り、特に特別なことはしていないです。
この馬にとっては、本来は軽い斤量のレースの方がいいですけど、1トンを曳くのでゆっくり焦らず構えて、息を入れられれば問題ないです。
ジョッキーにとっても、このレースは大きな目標だし、時間も掛かって一番面白いレースです。
1頭でも上の着順目指して頑張ります!」
ということで、ここまで全10頭の関係者のコメントをご紹介しました。
やはりどの陣営からも、「ばんえい記念は特別」という熱い想いが伝わって来ました。
*23日帯広 第11R 『ばんえい記念』 17:15発走*
1年に一度、1トンを曳くレースということで、どう予想するかもなかなかに難しいのですが...
やはり、ここまでの実績から、キタノタイショウを本命にします!
カネサブラックが引退した今シーズンは、どの馬が次の王者になるのかなと注目していましたが、『ばんえい十勝オッズパーク杯』『旭川記念』『チャンピオンカップ』と3つの重賞を制覇。
夏場は体調を崩していたというお話でしたが、長いスパンでこのレースを目標に、今は絶好調とのこと。
ここを勝って、ばんえいの新王者を襲名して欲しいです。
対抗は、初めての『ばんえい記念』挑戦となるニュータカラコマ。
もともと能力の高かった馬が、障害越えを修正して、昨年は大きな飛躍を遂げました。
このレースに向けて、朝晩調教する攻めの調整を行っているとのこと。
初めての1トンを曳いて、どんなレースをしてくれるか楽しみです。
20キロのハンデがあったとはいえ、『帯広記念』のレースぶりが圧巻だったホリセンショウにも注目。
速い展開のレースよりも、高重量を曳く落ち着いた展開になるレースの方が得意ということで、初めての1トンでも頑張ってくれるのではないでしょうか。
◎キタノタイショウ
〇ニュータカラコマ
▲ホリセンショウ
△インフィニティー
△ホッカイヒカル
」