今年も、『ばんえい記念』の季節がやって来ました!
1年に1回だけ、1トンの重いソリを曳くこのレースは、ファンにとっても関係者にとっても本当に特別な レースです。
そんな『ばんえい記念』に向けて、出走馬全10頭の関係者にお話しを伺いました。
まずは6頭の関係者コメントをお届けします。
ホクショウダイヤ
【2013年8月 ばんえいグランプリ1着(右)】
松井浩文調教師
「今年11歳ですけど、年の割には元気いっぱいですよ。
普段は大人しいんですけど、レースに行くと今でも聞かないというか、気性が激しいですね。そういうところが、勝負に行っていいんだと思います。
ばんえい記念は大きな目標ですから、今だいぶ調教を積んでいますよ。レースの3日前くらいからは無理をさせないような調教に切り替えるので、今は重さに耐えられるような調教をしています。
年も年なんで、もうそう何度もチャンスがあるわけじゃないですから。みんなが狙って来るレースですけど、少しでも上の着順に来られるように頑張ります!」
ニュータカラコマ
【2013年9月 岩見沢記念1着】
村上慎一調教師
「去年は一気に強くなってくれた印象ですけど、もともと能力の高い馬だったんです。ただずっと山(障害)に癖があったんですよ。その部分を研究して研究して、今は上がるようになってくれましたね。
ばんえい記念は初めての出走なので、どこまで出来るか正直未知数ですけど。今は800キロ以上を上げる大きいレースばっかり使うことになるので、朝晩攻め馬をしてるんです。次は1トンですから、より攻めの調教をしていますね。
まだ6歳だし、ここまで育ってくれて嬉しいです。
うちはニシキダイジン以来のチャンスなので、精いっぱい頑張ります!」
ホッカイヒカル
坂本東一調教師
「前走3月8日のレースは除外にしましたけど、脚をちょっとケガしたので大事を取って休ませただけなんです。なので、今は全く問題ないですよ。
今は1トンの重さに耐えられるような調教をしています。今絶好調ですね。
これまでもばんえい記念を使って来ましたが、今回はメンバー的にも上位なんじゃないかな。
チャンスはあると思うので、これからレースに向けてしっかり頑張ります。
応援よろしくお願いします」
シベチャタイガー
坂本東一調教師
「現在の調子は上々ですよ。
いつも通り勝てるように調教してます。なかなか勝てないだけで(笑)。
北見記念を2度2着に来ているように、この馬は重い重量のレースの方が得意なんだと思っています。今回は2度目のばんえい記念ですから、去年以上のレースを期待しています」
ホリセンショウ
【2014年1月 帯広記念1着】
岩本利春調教師
「今年は帯広記念を勝って初タイトルを獲れたので、いいスタートが切れました。
あの時は第2障害を先頭で抜けて、セーフティリードが取れたことが勝因ですね。
今回は初めてのばんえい記念になりますが、もう9歳で経験も豊富なので、1トンを曳くからといって特別なメニューはしていません。
いつも通りの調整で、状態は変わらず安定していますよ。
キタノタイショウという強い馬がいますが、うちの馬も年齢的に今年が最高のチャンスなんじゃないかと思ってます。
速い展開のレースよりも、重量があって落ち着いた展開になるレースの方が、能力が出せると思うので、なんとか頑張って欲しいですね。
応援のほど、よろしくお願いします!」
アアモンドヤワラ
小林長吉調教師
「ばんえい記念は3度目の挑戦になりますが、1年に1回1トンを曳くレースですから、普段とは違う調教をしています。
山も荷物を曳いて上っているし、脚の出し方も違うので。
かなり負荷を掛けることになるので、馬の様子を見ながら調整していますが、多分絞れて出てくることになると思いますよ。
今はいい状態を保っているので、当日までこのままの状態で行けるように、体調管理をしっかりと整えます。
このレースは、みんなが1歩1歩声を掛けてくれて、一番後ろでゴールしても拍手がもらえる特別なレースですから、1つでも上の着順目指して頑張ります!」