ダートで最強のレースを見せてくれた【ブルーコンコルド】に会いに行って来ました!!
2009年に現役を引退し、今は北海道はハントバレートレーニングファームにて、穏やかに余生を過ごしています。
現役時代はG17勝を挙げ、砂の帝王として君臨していたブルーコンコルド。
特に、盛岡で行われる『南部杯』では圧倒的な強さで3連覇を達成☆
今でもあの強さは脳裏に焼き付いています。
久しぶりに会ったブルーコンコルドは、本当に穏やかな瞳をしていました。
現在のコンちゃんのお仕事は、『厩舎の総監督』。
1歳馬や2歳馬たちだけだど、厩舎の雰囲気が子供っぽくなってしまうのに対して、コンちゃんがいるとピリっと空気が締まるそうなんです。
若馬たちが調教へ行ったり戻ってくるときに、厩舎の窓から見つめているそうで、コンちゃんの存在感に触れて自然に若馬たちが落ち着いて来るんですって。
確かに、馬は群れる生き物であり、その中でボスに従う習性があります。
ボスがどっしりと構えていれば、他の馬たちも安心してリラックスできるもの。
若馬たちにとって、頼れる大先輩ですからね!
さらに、人間にも教えることがあるそう。
コンちゃんは本当に素直で扱いやすいそうで、そんな名馬に触れることで、
「馬たちはみんな同じ。成績のいい馬もそうではない馬も、等しく一生懸命に接して成長するチャンスを作る」
という理念を感じてもらうそうです。
確かに、G17勝馬に毎日接する機会はなかなかないですから、とても貴重な経験ですよね。
若馬たちにとっても、働く人たちにとっても、コンちゃんはなくてはならない存在なのです!!
現役を引退したあと、種馬や繁殖になるのが今の競馬界の花道かもしれません。
でもコンちゃんのように、必要としている馬や人たちに囲まれて過ごす余生もまた、とても素敵な時間ではないでしょうか。
なにより、コンちゃん自身の表情が物語っているように感じました☆
今日は浦和競馬場で、交流重賞『オーバルスプリント』が行われます!
メンバーはこちら↓
*13日浦和 11R『オーバルスプリント』 1400m 16:45*
まず注目しているのは、昨年の覇者【ダイショウジェット】の状態。
メンバー的にもここでは格上の存在ながら、今回は挫石による『サマーチャンピオン』回避で、約3か月半の休み明け。
かなりの大型馬なだけに、久しぶりというのはやっぱり不安材料です。
ただ、大型の追い込み馬な割にとても器用に小回りに対応するし、さらに浦和は結果を出しているコース。
メンバー的にもダートグレードで上位争いをしている馬は見当たらないし、軽視は禁物です!!
本命にしたのは【アースサウンド】。
初の浦和になりますが、地方場所はいくつも経験済み。
あまりはっきりといい結果が出ているわけではないけれど、地方のダートが全くこなせないという印象もありません。
前走の『BSN賞』で久しぶりに逃げて粘る競馬を見せてくれました。
復調気配だし、暑い時期が合っている印象。
引き続き好気配で、初タイトル奪取へ大きなチャンスです。
【スエズ】は距離短縮がどう出るかがカギ。
浦和の1400mということで、先行争いは激しくなりそうですが、そこを楽に追走出来るようならアッサリも考えられます。
『マーキュリーカップ』では上位馬に力の違いを見せつけられましたが、ここに入れば差はないと思います。
◎9、アースサウンド
〇10、ダイショウジェット
▲4、トーセンピングス
△1、スエズ
☆3、デュアルスウォード
今回の北海道の旅では、美味しいグルメを堪能して来ました!!
まずは初日、門別競馬場で食べた夕食です。
新スタンド内『ハナマル』の牛丼。
びらとり牛をたっぷりと使っていて、柔らかくてとってもジューシーでした!
『ブリーダーズゴールドカップ』が終わってから駆け込んだらラスト一個でした...
食べられてよかった~☆
続いては、新冠にある洋食レストラン『ベンチタイム』。
一番人気のオムカレーを注文☆
オムレツの卵がとにかくふわっふわでとろけます。
かなりボリュームがありますが、カレーのスパイシーな香りと相まって食欲をそそられるんです!
洋食メニューだけでなく、カフェメニューも充実しているし、手作りパンも並んでいましたよ。
駐車場の隣には、新冠の看板・巨大壁画もあります。
初めてこの壁画を見たときは、あまりの大きさにびびりましたが。
馬を愛する街を象徴する壁画ですね。
続いては、千歳市に泊まる時には必ず伺う、『日の出寿司』。
大好きなつぶ貝のお刺身☆
コリッコリした歯ごたえがあって、全然臭みもなくて最高です!!!
このお店は大将と奥さんとお2人で切り盛りしているのですが、一人で行ってもあれやこれやと世話を焼いてくれて、美味しいおつまみを出してくれるんです。
これは奥さん手作りの、とうもろこしとウニの炒め物。
ウニの塩辛さがいいアクセントになっていて、とうもろこしがびっくりするくらい甘いんです!
新鮮なとうもろこしがある時にしか作らないメニューなんだそうですよ。
珍しいハスカップ酒。
大将と奥さんが手摘みで採って来たハスカップをブランデーに漬けたもの。
独特のフルーティーな味でどんどんいけちゃうんですが、いくら飲んでも悪酔いしない優れものです(笑)。
同じく千歳市で食べたジンギスカン。
ジンギスカン特有のにおいが全くなくて、お肉が柔らかくて美味しかったです!!!
でも、お店の名前を忘れてしまいました...
こちらは門別の超有名店・『いずみ食堂』。
古民家を使ってお店をしているのですが、お昼時は家じゅう一杯にお客さんが入ります。
定番のせいろ蕎麦を注文☆
お蕎麦の香りがしっかりしていて、昔ながらのシンプルな美味しさです!
このお店に行きたいがために浦河に泊まるほど大好きな、お寿司屋さんの『食道楽』。
ジョッキーだった頃から毎年通ってます。
一年一度の山盛りウニ!
お刺身の盛り合わせ!!
脂ノリノリの焼きさんま!!!
はぁ~ため息が出るほど美味しいです。
毎年行くたびにものすごく混んでいる人気店。
浦河まで行ったらぜひ寄ってみて下さい♪
ということで、かなり食べ過ぎでしたが...毎日歩きまくっていたのでなんとか現状キープの体重で生還いたしました!
北海道は最高です☆
日高軽種馬育成公社の並びにある、ホロシリ乗馬クラブでトレッキングをして来ました!!
こんな本格的な森の中を馬に乗って走るのです。
ちなみに、左上に見えているのが育成公社の屋根付き馬場です。
わたしのパートナーは、オウガくん☆
大きくてがガッチリしているので、思わず「サラブレッドですか?」と聞いてしまいましたが。。
【スワヤマナイスガイ】という競走名で、中央1勝してました!!
オウガくん、疑ってごめんなさい。
彼は本当にナイスガイで、けっこう急な坂道もなんのその、ガツガツ登ってくれました。
深い緑の中、小鳥のさえずりや虫の声、小川のせせらぎが聞こえたり。
木の枝が横たわってて、即席の障害(かなり小さいけど)なんかもあったりして、まるで探検してるみたいでした。
でも、オウガくんは毎日通っている道なので、私が「うわっ」とか「なんだあれは」とかって上で騒いでいても涼しい顔。
初のトレッキング、オウガくんがパートナーでよかったです♪
ホロシリ乗馬クラブには、元種牡馬元競走馬たちがいっぱいいるんです!!
帝王賞・東京大賞典を勝った伝説の名馬アブクマポーロ☆
日向ぼっこしながらうたた寝してました!
オールカマー・中山記念などを制している、ダイワテキサス☆
こちらは初めて馬に乗る方にレッスンをつけているエイシンキャメロン。
初めて乗る馬がエイシンキャメロンて...
ここの馬たちは、びっくりするくらい大人しくて従順なので、初めての方でもすぐに曳く人なしで歩けるようになるのです。
少し慣れたら、近くの森をみんなで散策に行くんですよ。
アブクマポーロ、ダイワテキサス、エイシンキャメロンが!!!
なんだかすごい光景ですね。
この日はお休みしていましたが、普段はライブリマウントも初心者コースに登場するそうです。
本当に豪華なメンバーですね。
ここの馬たちがなぜここまで大人しいかというと...夕方から朝にかけて、集団放牧しているから。
左から、エイシンキャメロン・アブクマポーロ。
右にいるのは、おそらくマイネルボウノット。
集団放牧というのは、馬本来の過ごし方でストレスが溜まらないそうなんです。
馬の性質として、集団で離すと必ず群れのボスが出来るんですが、ここホロシリ乗馬クラブではエイシンキャメロンがみんなのボス☆
ボスといっても、馬のボスというのはちょっと特殊で。
猿山のボスやライオンのボスのように、「外敵から仲間を守る!」みたいな気持ちは全くないのです。
「一番最初に放牧地を出てご飯を食べる!」というのが主な役割。
その点、アブクマポーロはけっこう弱いと聞いてショックを受けたのですが...
1頭だけ大好きな馬がいて、その馬に他の馬たちがチョッカイを出してくると、本気で怒って戦うんだそう。
やっぱりアブクマポーロはかっこいいです☆
もうすぐここに、ナリタセンチュリーも混じる予定。
放牧地は2か所あって、まだエイシンキャメロン率いる強い組とは一緒に放牧してないそうなんですが、乗馬の方はだいぶ慣れて、そろそろ強い組に混じる段階。
この試練をクリアしないと、一緒にレッスンしたり森を散策したり出来ませんからね。
ちなみに、前はライブリマウントがボスだったのが、下剋上で後から来たエイシンキャメロンが天下を取ったそうなんです。
馬の世界も大変だ...
ナリタセンチュリーの登場で、エイシンキャメロンはどうでるのか、ボスが代わるのか...
また取材に行きたくなりました!!
北海道新冠町にある、『日高軽種馬育成公社』に行って来ました!
ここは、「強い競走馬を作り上げたい」という信念のもと、新冠町・新冠町農協・生産者が一体となって作った育成公社です。
日本において競走馬の生産の多くを占める日高地方。
しかし、それらの生産者の多くが個人経営や小規模経営で行われているため、育成段階での調教が満足に行えませんでした。
そこで、それらの個人牧場で生まれた競走馬たちが、十分な育成を行うために生まれた場所なのです。
近年の活躍馬は、『大井記念』『東京記念』を制した船橋の【セレン】や、今年の『ジャパンダートダービー』を制した【ハタノヴァンクール】などがいます。
用地面積は115ヘクタール。
馬房数は、20馬房の厩舎が10厩舎あります。
こちらは1周1200mの馬場。
追い切りもかけられる、ゆったりと広いコースです。
さらに、この1200mの馬場に直結しているのが、新しくできた坂路。
長さ800mあり、そのままコースに入ることができるので、とても使い勝手がいいそうです。
こちらは屋根付き坂路。
全長は650mです。
北海道の冬は雪もありますし、なんといっても気温が下がって馬場が凍結してしまうので、屋根付き馬場は必須アイテム。
さらに、屋根付きの700mのコースもあります。
新冠の広大な自然を利用して作られた坂路やコースは、とても迫力がありました。
山の上にあるので、道路や建物に遮られることもなく、のびのびと調教をする姿が印象的でした。
年を追うごとにその役割が重要視され、競争が激化している育成牧場。
それぞれの育成牧場の特徴がありますが、ここは何と言ってもコースの広さと2本の坂路が魅力的でした。