今日は園田競馬場で、第18回ゴールデンジョッキーカップが行なわれます!
このレースは、全国の2000勝以上のジョッキーたちが集まって腕を競います。
今年の出場ジョッキーは...
武 豊(JRA)・40歳
岩田 康誠(JRA)・35歳
小牧 太(JRA)・42歳
小林 俊彦(岩手)・44歳
内田 利雄(浦和)・48歳
的場 文男(大井)・53歳
向山 牧(笠松)・44歳
安部 幸夫(愛知)・41歳
渡辺 博文(福山)・43歳
尾林 幸彦(荒尾)・46歳
有馬 澄男(兵庫)・52歳
川原 正一(兵庫)・50歳
そうそうたるメンバーが集まりましたね!
内田利雄騎手は、期間限定騎乗中の浦和所属として出場します。
ジョッキーレースといえば...
WSJSを賭けた、全国の地方リーディングジョッキーの戦い、スーパージョッキーズトライアル。
鉄人・佐々木竹見騎手の名を拝した、地方・中央のトップジョッキーの戦い、佐々木竹見カップ。
この2つとは、出場するジョッキーがガラリと変わるのが、ゴールデンジョッキーカップの特徴です!
2000勝以上というのは、なかなか達成出来る数字ではないですからね。
岩田騎手の35歳が最年少で、40歳以上のベテラン勢がズラリ☆
レース展開や叩き合いなど、いつもとは一味違った競馬が見られるんじゃないでしょうか♪
そして、
レースの抽選は、ファン代表による公開抽選で行なわれました!
決定した騎乗馬はこちら↓
8レース:ファイティングジョッキー賞14時50分発走
10レース:エキサイティングジョッキー賞16時発走
私もこれから現地に行って取材して来ます!
関東はかなり雪降ってるけど、大丈夫かな...。
1月6日から3月5日まで、大井競馬場で騎乗している、金沢の中川雅之騎手。
2月3日の最終レースで、短期騎乗初勝利を挙げました☆
騎乗馬は、金沢でデビューして、中川騎手自身何度も騎乗したことのある【チヨノドラゴン】。
1番人気に応えての勝利でした!
「1つ勝ててホッとしましたね」
と、笑顔を見せてくれました。
1月31日に、47歳の誕生日を迎えたばかり。
デビュー27年目の今年も、まだまだパワフルな騎乗は健在です!
現在南関東では、内田利雄騎手(1月25日~3月26日まで)
菅原勲騎手(1月25日~3月26日まで)
3名のジョッキーが、短期騎乗をしています。
48歳の内田利雄騎手、46歳の菅原勲騎手と、ベテランジョッキーたちが大活躍中です!
ここからは、頑張ってくれた馬たちの表彰です!
年度代表馬は、史上初となる2歳牝馬【ラブミーチャン】が受賞しました。
関係者の皆さん。
会見では...
馬主・小林祥晃氏
「まともに重賞も勝ったことのないオーナーが、いきなりこんな賞をいただいて...
神様に感謝しています。
今まで何頭も買ったうちの1頭ですから、自分に相馬眼があるとは思いませんね(笑)。
お父さんのサウスヴィグラスが大好きで、似てるな~と思います。
12日に、地元・笠松『ゴールドジュニア』に出走します。
当日は私も応援に行って、イベントなどもする予定です。
笠松の皆さんが随分と応援してくれるので、少しでもお役に立ちたいですね。
春の最大目標は『桜花賞』です!
『フィリーズレビュー』で権利を獲りたいですが、中央にいた頃はまともに調教も出来なかったので、いきなりはどうかなとも思いますが、頑張ってほしいですね」
柳江仁調教師
「12日のレースに向けて、1週間前に4ハロンの追い切りをしました。
52秒くらいで、最後は12.スムーズに気持ちよく走れて、思ったよりも時計が出ましたね。
あとは中3,4日で最終追い切りをする予定です。
立ち見で見ると、サウスヴィグラスに良く似ていて、ダートの短距離という方もたくさんいますが、手足が伸びて意外とフットワークが軽いんです。
身のこなしの柔らかさが、芝で活きるんじゃないかなという希望を持っています」
濱口楠彦騎手
「中央で勝った時に、ただ者じゃないなと思いました。
芝は、乗ってる感触的にはこなせると思いますよ。
勝手に走って行っちゃうけど(笑)、折り合いもつかないことはないので、2000mくらいまでは大丈夫。
あの馬の能力を信じて乗ります!」
【ラブミーチャン】は、サラブレッド2歳最優秀馬&最優秀牝馬も併せてトリプル受賞となりました☆
サラブレッド3歳最優秀馬は、ダートグレードの浦和記念を勝った、川崎の【ブルーラッド】です。
初のダートグレード挑戦で、中央・地方の一線級を倒した【ブルーラッド】。
古馬になる今年の活躍も、期待したいですね♪
サラブレッド4歳以上最優秀馬には、ダイオライト記念連覇を果たした【フリオーソ】が選ばれました。
川島正行調教師
「脚元の弱い馬ですが、目標を決めると、人間が心配している以上に良くなるんですよ。
馬がレースをわかっているんですね」
前走の『川崎記念』でも、【ヴァーミリアン】相手に素晴らしい走りを見せてくれました。
今年も地方の総大将として、強いレースを見せてほしいです。
ばんえい最優秀馬には、【カネサブラック】が選ばれました。
安定してその強さを発揮してくれる、【カネサブラック】。
昨年は、初の1トンを曳く『ばんえい記念』に挑戦して2着と健闘。
その後も崩れることなく、圧倒的な強さを見せてくれました!
明けて8歳になった今年も、まだまだパワーは衰えません。
特別表彰馬は2頭が選ばれました。
まず1頭目は、【アジュディミツオー】です!
【カネヒキリ】とのマッチレースを制した『帝王賞』は、本当に感動しました。
昨年引退となりましたが、今年からは種牡馬生活に入るということで、ミツオーにそっくりな子供たちを楽しみに待ちたいです♪
そしてもう1頭は、【タガミホマレ】です!!
昨年の9月、福山競馬場で行なわれた『アラブ特別レジェンド賞』が、最後のアラブ系競走となりました。
すべてのアラブに感謝のメッセージを託すべく、【タガミホマレ】が代表として選ばれたそうです。
日本の競馬の発展を支えてくれた、アラブ系の馬たち。その功績は、本当に偉大な存在です。
ダートグレード競走特別賞は、【エスポワールシチー】が受賞しました。
初の地方挑戦となった『かしわ記念』では、王者【カネヒキリ】を下し、続く『南部杯』では、【サクセスブロッケン】を寄せ付けないほどの圧勝。
4連勝で『ジャパンカップダート』を制して、一気にダート界の王者となりました。
今月21日に行なわれる、『フェブラリーステークス』が楽しみですね♪
そしてこの日、笠松の誘導馬【ハクリュウボーイ】に感謝状が贈られました。
笠松のアイドル・パクじぃは、現役誘導馬最高齢の27歳。
なんとオグリキャップと一緒に走った経験を持ちます。
競走馬たちを馬場へ誘導するだけでなく、最終レースの入場が終わるとファンエリアへ登場し、ファンの方々と触れ合います。
そしてレースが終わると、門のところでお見送りまでするんです。
塚本幸典さん
「グランプリの発表が終わった後からの発表だったので、本当に驚きました。
普段は競走馬たちを誘導していますが、競馬を知らない人たちを競馬場に誘導するのも仕事だと思っています。
馬に触れたり、温もりを感じたりするだけで、2回目も来たいと思ってもらえる。
サラブレッドは、美しくて、力強くて、一生懸命。
そして、穏やかで優しい動物だということを一般の方にもわかってほしいですね。
いつでもパクじぃに会いに来て下さい。
競馬開催日以外でも、大丈夫ですよ」
パクじぃのHPもありますので、ぜひご覧になってみて下さいね。
今年のNARグランプリ、本当に素敵な表彰式でした☆
続いては調教師部門の受賞者です!
最優秀勝利回数調教師は、名古屋の角田輝也調教師が受賞しました。
「本当に嬉しいですね。
239勝というのは、1つ1つの積み重ねです。
この結果に甘んじることなく、皆様に信頼してもらえるよう頑張ります。
数字にはこだわっていませんが、1人1人の馬主様の気持ちに応えたいと思っています。
競馬の世界は勝つか負けるか。
1頭1頭の馬の想いが大切です。
今後の目標は...恩師である、川島正行調教師です!」
最優秀賞金獲得調教師賞は、船橋の川島正行調教師が受賞しました。
「本当に嬉しいですね。
こうやって受賞対象が改正されて、角田くんや川西くんが受賞したことは本当にいいことだねと話していたんですよ。
数年私がいただいていたけど、こういう賞をいただくことによって、調教師の意識も変わりますからね。
賞も増えて、みんなの励みにならないと、ファンも離れて行きますよ。
オーナーとの出会い、そしてスタッフが頑張ってくれた結果、このような賞がいただけたと感じています。
ファンの方から、若い子たちを育ててという声もあるし、戸崎くんもだいぶ活躍してるから、もう1人育てたいですね。
正太郎は去年60勝を目標にしていたけど、届かなかったので今年は達成させたいです」
最優秀勝率調教師賞は、名古屋の川西毅調教師が受賞しました。
「私のような若輩者が、このような賞をいただいて、ビックリしています。
(高い勝率をキープする秘訣は)1頭1頭の調教管理する時間を長く取っています。
馬主さんにいい馬を入れていただいて、スタッフも一生懸命頑張ってくれる...私は人に恵まれました。
目標は、今年中に500勝を達成することです。
馬の能力を引き出して、そして故障のないように、最大限のパフォーマンスを見せたいです」
殊勲調教師賞はお2人が受賞されました。
まずは、2歳戦線で圧倒的な強さを見せ付けた、北海道の角川英樹調教師。
「なかなか獲れる賞ではないので、光栄に思います。
毎年変わったことをしているわけじゃないけど...去年は恵まれたに尽きますね。
今までは2歳優駿を勝っていないので、そのレースが勝てたことが1番印象に残っています。
鎌倉記念【ナンテカ】とサンライズカップ【ビッグバン】は、同じ日に違う競馬場で重賞制覇してくれて...なんて言っていいかわからないですが、グリコのおまけのような、1粒で2度美味しいという感じでした(笑)。
今の時期の調教が、自分は1番大事だと思いますね。
この頃の2歳の馴致で、言葉使いを教えてやることが、後の活躍に繋がると思います。
あまりにも去年は出来すぎでしたが、なんだ今年は!と言われないようにしたいです」
もう1人は、ラブミーチャンを管理する、笠松の柳江仁調教師が受賞しました。
「光栄で、とても重い賞だと、改めて感じています。
(ラブミーチャンの)レースの時は必死になって、ケアしたり心配したり...希望よりも心配の方が大きかったですね。
でもいつも、感心するくらい頑張ってくれる馬です。
馬と、馬主さんに感謝しています」
オッズパークロトのCMキャラクター発表会と同じ日、NARグランプリ2009の授賞式が行なわれました!
20回を迎えた今年は、選考基準や表彰対象を変え、ジョッキーや調教師の表彰者がかなり増えました。
そして、年度代表馬には史上初の2歳牝馬が選ばれるということもあって、会場は例年以上に盛り上がりました♪
まずは騎手部門の受賞者たちの声をお伝えして行きましょう。
新人賞を受賞した、ばんえいの長澤幸太騎手
「素晴らしい賞をいただけて、関係者に感謝しています。
初騎乗初勝利は滅多に出来ないことなので、誇りに思っていますね。
去年1年を振り返ると、重賞が獲れたことが1番嬉しかったです。
自信はなかったけど、馬に勝たせてもらいました。
今は減量特典がなくなって、それからうまく勝てなくて...早くここから脱出したいと思ってます。
去年は怪我をしてしまったので、今年は怪我なく、1つでも多く乗せてもらえるように頑張ります!」
4年連続で優秀女性騎手賞を受賞した、高知の別府真衣騎手
「ここに座ることが目標だったので、今年も来られて良かったです。
昨年は韓国遠征もあったし、濃い1年でしたね。
韓国では結果が出せなくて、すごく悔しかったです。
2位が多いので、悔しいです。
LJSも2位で、上に茜がいたのが悔しかったですね。
2位が多いのは、自分の中で足りないものがあるんだと思っています。
(女性騎手として、最速・最年少での)
300勝は、 そんなに意識はしてなかったです。
これからも、1戦1戦大切に乗っていきたいですね。
今年の目標は80勝。
400勝500勝と積み重ねていきたいです!」
最優秀勝率騎手賞は、高知の赤岡修次騎手が受賞しました。
「NARグランプリは、新人の時以来です。
高知からでは、もう受賞は難しいかなと思ってました。
この賞は今年から新設されたそうで、全く意識はしてなかったです。
携帯を見てたら、受賞者の中に自分の名前があってビックリしました(笑)。
その時まで知らなかったので...。
7戦7勝も達成出来たし、35,6%という勝率は、今思えばすごい数字だなと感じます。
勝率や勝ち鞍は結果ですから、まだ自分は重賞で取りこぼすこともあるし、まだまだ伸びしろがあると思ってます。
全国の乗り役さんを見て、これからも研究していきたいです」
最優秀勝利回数騎手賞&最優秀賞金獲得騎手賞をダブル受賞した、大井の戸崎圭太騎手。
「4場すべてでトップを獲ってこそリーディングと言えると思っていたので、去年はそれが達成出来て、関係者の方々に本当に感謝しています。
毎日競馬ですが、僕は疲れ知らずで、まだまだ若いから大丈夫です(笑)。
去年の1番の思い出は、ナイキハイグレードで勝った羽田盃ですね。
前日までで998勝、羽田盃の前のレースで勝ってリーチがかかったので、重賞を勝って1000勝達成したいなと。
自信もあったし、本当に強い馬。勝てて嬉しかったです。
去年は地方のみで387勝でした。
11月くらいから、400勝を意識したけど届かなくて...
だから今年は400勝が目標です!
デビューしてこれまで、具体的な数字は言ったことがないので、実はけっこう緊張してます(笑)」
ベストフェアプレイ賞は、川崎の今野忠成騎手が選ばれました。
この日は残念ながら怪我のため欠席となってしまいました。
激戦区の南関東で180勝を挙げ、進路関係の制裁が全くなかった今野騎手。
今年は【ユキチャン】とのコンビも目が離せませんね。