5/5名古屋競馬場で行なわれた3歳馬同士の戦い『駿蹄賞』は、笠松から遠征した【カキツバタロイヤル】がハナ差の勝利☆
このレースもかなり見応えがありました〜
1900mという距離が初めてだった馬が多く、ジョッキーたちも乗り難しかったと思います。初めての距離(特に長くなった場合)は、まず折り合いがつくかどうかが鍵。だからいつも以上に慎重になるし、追い出すタイミングにしても、どのくらいのスタミナが残っているのか判断が難しい…。
このレースは来月6/5『東海ダービー』に向けて、人馬にとってもすごくいい試走になったんじゃないでしょうか。特に同じ舞台、同じ距離ですからね。
勝った【カキツバタロイヤル】は、前半折り合いを付けるのに苦労しているように見えました。一気にペースが上がった2週目の2コーナー過ぎでは、反応しきれず先団に少し置かれる格好になりましたからね。それでも、盛り返してからの末脚は凄い!
一度この距離を経験したことで、次走はもっと走りやすくなると思うし、今回きちんと競馬を教えた阪上騎手の手綱捌きもアッパレでした☆
5/6園田の『兵庫チャンピオンシップ』は…【スーニ】の独壇場かと思いきや、武豊騎手が魅せてくれましたね!
私は発走時間に電車の中にいたんですが、最初レース結果だけ見てビックリしましたもん。
「スーニ負けてるっ!!!!」って…
レースを見て納得。【スーニ】もよく頑張ってて、その上で【ゴールデンチケット】にしてやられたって感じで。
[ゴールデンチケットとスーニ : 斉藤修さん]
内田博幸騎手も、早めに捕らえに行ってるんですけどね。それで残っちゃうんだから、【ゴールデンチケット】も相当強いんですよね。
斉藤修さんが、グリーンチャンネルの[地方競馬最前線]で見せてくれた、船橋のレース。5馬身差の圧勝ですもん!やっぱり、地方で走ったレースをきっちり把握しとかなきゃダメですよね。内田騎手も乗ったことあるだけに、力がわかってるから早めに捕らえに行ったのかもしれませんね。
これまで【スーニ】に敵なしだった今年の3歳ダート戦線が、俄然面白くなって来ました♪
終わってしまいました。GW。みなさんはどう過ごしましたか?
私はこの仕事を始めてから、初めて1日も休みがない!というGWを過ごすことが出来ました!!
ありがたや…ありがたや…。
地方競馬最盛時期ですから、ジッとしてはいられない。今年もドラマが生まれましたからね〜。
前回の記事で『かきつばた記念』まで振り返りましたが、今日は子供の日以降のレースを回顧したいと思います☆
まずは船橋『かしわ記念』。
ものっすごい雨の中…たくさんのファンが詰め掛けた船橋競馬場は、熱気に溢れていました。
豪華メンバーが集結しましたからね。
重馬場の中…ゲートが開くと大外の【アジュディミツオー】が押して押してハナへ。抜群の手応えで【フェラーリピサ】、内から【ゼンノパルテノン】、【フリオーソ】【カネヒキリ】が好位を形勢。
その後ろに【ディープサマー】【エスポワールシチー】【ボンネビルレコード】と続きます。
3,4コーナー中間で【フェラーリピサ】が【アジュディミツオー】を捉えて先頭。コーナーを使ってスルスルと上がって来た【エスポワールシチー】が4コーナー2番手。【カネヒキリ】【フリオーソ】が前を追う形で直線へ。
【エスポワールシチー】が力強く抜け出して先頭。【カネヒキリ】がグングンと伸びて来る。【フェラーリピサ】は2頭の伸び脚には付いて行けないけれど、それでもジワジワと伸びている。
前は完全に2頭の叩き合い。【カネヒキリ】が3/4馬身差まで詰め寄ったところで、【エスポワールシチー】が先にゴールに辿り着きました。
[土屋真光さん]
ゴールした瞬間は、鳥肌が立ってしばし言葉がありませんでした。
強かった【エスポワールシチー】。
届かなかった【カネヒキリ】。
最後離された【フェラーリピサ】。
らしさを見せた【ボンネビルレコード】。
自分の形にならなかった【フリオーソ】。
どの馬も、頑張った!頑張ったからこそ、【エスポワールシチー】の強さが光ました☆
[土屋真光さん]
騎乗した佐藤哲三騎手は…
「無茶苦茶嬉しいです!
今日は気合いが入るところと抜けるところの幅が広かったので、急かして行かない方がいいんじゃないかと思ってました。
松岡騎手と一緒に研究して押さえる競馬を教えていたし、調教で乗って来たことが活きました。
3,4コーナーの感じでは、【カネヒキリ】に詰め寄られる心配はないかと思ったんですが、最後は詰め寄られましたね。
【エスポワールシチー】は、もっと効率よく走れるフォームが出来るはずだし、まだ未完成の部分もあるので…これからも、いつも強い【エスポワールシチー】を見せられるように頑張ります!」
前走『マーチS』で騎乗した松岡正海騎手、そして2着だった【カネヒキリ】の力をも称える…佐藤哲三騎手の人柄が良く出た、素敵な勝利インタビューでした♪
ゴール後に内田博幸騎手が下馬して戻って来た【カネヒキリ】は…残念ながら指骨骨折と診断されました。
JRAホームページ
休養して復帰を目指すということです。