ついに・・・ついにこの日がやって来ました!
帯広競馬場で行なわれる『ばんえい記念』。世界ではドバイワールドカップが、中央では高松宮記念が行なわれ、そしてばんえい競馬の最高峰『ばんえい記念』ですよ。明日はものすごい日になるな〜・・
『ばんえい記念』の何がすごいかっていうと・・1トンのソリを引くところ!「いつも重いの引いてんじゃん。」と思ったあなた!ノンノン。
1トンを引くのは、1年に1度、このばんえい記念のみなのです。
なぜかというと・・さすがのばんばにとっても、1トンという重量は応えるから。ここで根性見せて好走すると、その後の反動が怖い。昨年のチャンピオンである【トモエパワー】も、ばんえい記念以来勝ち星から遠ざかっているのです。
このレースは。まさに[死闘]という言葉が相応しい。全身全霊、魂を懸けた戦いなのです!!
なんでこんなに熱く語っているか。それは・・・昨年生でレースを見て、号泣したから。
勝った負けたはもちろんですが、一生懸命重い荷物を引きながら、少しづつでも前に脚を踏み出す馬たちの姿を見て・・・
勝ち馬がゴールしても、すべての馬がゴールするまで止むことのない声援を聞いて・・・
必死に声を振り絞って応援する、子供たちの声が響いて・・・
あんな光景は、なかなか見られるもんじゃーないですよ。
ぜひ一度、帯広で観戦することをお勧めしますね!
さてさて今年のレースですが。勝ち星から1年遠ざかっているといっても、この重量ならば【トモエパワー】でしょう。このレースのために、1年間頑張って来たんですよ!待っていたんですよ!
サラブレッドと違って、ばんえいではレース当日も調教をつけます。この写真は昨年のばんえい記念の朝、トモエパワーの調教の様子を撮ったもの。
やっぱり。王者の風格っていうんですか?現れた瞬間、すぐにわかりましたね。3連覇がかかっている今年、ぜひとも復活した姿を見たいです!
と・・・・
ここまで一気に熱く語ってしまいましたが。
問題は、対抗なんですよ。大好きな、女傑【フクイズミ】ちゃんが出走しないのが残念なんですが。
とにかくこのレースは重い重量で実績を上げている馬、という視点で選んでいくと、10歳になった【ミサイルテンリュウ】ですね。
昨年は2着、一昨年は3着と、勝ちこそないものの好走しています。近走も勝ち切れないまでも安定したレースぶり。ここは実績を信頼します!
そして、今年の『帯広記念』で【フクイズミ】の2着に入った【ニシキダイジン】。あの時は、初の900キロを背負ってもきちんと障害を越えて、あわや1着か?というレースでした。【フクイズミ】の神憑り的な末脚に差されましたが、十分評価できる内容です!
◎2、トモエパワー
○9、ミサイルテンリュウ
▲6、ニシキダイジン
△4、ナリタボブサップ
△10、カネサブラック
名古屋競馬場で行われた『名古屋大賞典』、人気に応えて【スマートファルコン】が勝利しました!1900mで、コースを約1週半するレースでしたが、スタートを決めると終始先頭を走る危なげないレースっぷりで、最後の直線で【ワンダースピード】に迫られるも、1/2馬身抑えての勝利☆
[土屋真光さんに撮ってもらった写真です]
強いですね〜!!
『フェブラリーS』には向かわずに『佐賀記念』に出走したので、古馬一線級との力関係が疑問視されていましたが・・本当に強い!の一言ですよ。
騎乗した岩田康誠騎手も
「馬の調子もよくスタートも決まったので、ハナを主張しました。終始いい手応えでしたね。
力のある馬なので、最後まで我慢してくれました。ゴール前は余裕があったので、詰め寄られても安心して乗っていました。
秋にはJBCが行われる舞台なので、今日はそれを踏まえて乗りました。今後もっと強いレースができると思います!」
昨年の夏の『JDD』には【サクセスブロッケン】に完敗した【スマートファルコン】ですが、その後はパーフェクト連対で強さを増しています!今後どこでこの2頭が激突することになるのか・・・楽しみですね♪
次走は『かきつばた記念』を目指すとのこと。『黒船賞』を勝った【トーセンブライト】も『かきつばた記念』か『かしわ記念』を目指すそうなので、今年のゴールデンウィークの楽しみが増えました!!!
それにしてもこのレース・・・すごい配当でした〜。。
【スマートファルコン】の単勝が130円なのはいいとして、3連複が110円ですよ?!
【スマートファルコン】【ワンダースピード】【メイショウトウコン】の3頭は、今回は力が違ったという感じ。
その中で4着に踏ん張った【ベストタイザン】は、価値あるレースでした!【チャンストウライ】はプラス19キロでちょっと重めだったのかな。それでも最後は詰めて来ていたし、叩いた次に期待したいですね。
今回は、岩田騎手・小牧騎手という園田出身のワンツーフィニッシュに、下原騎手・木村健騎手・大山騎手という現園田所属の3人が騎乗し、11頭中騎乗した5人が園田出身ということに・・・
やっぱりレベルが高いですね!
昨日の高知はピーカンでしたね☆
・・・といっても現地には行ってませんが。。(写真は土屋真光さんが撮ってくれました♪)
ものすごい不良馬場の中行なわれた『黒船賞』。断然の一番人気【フェラーリピサ】を破ったのは・・
【トーセンブライト】でした!!
レースを振り返ってみると・・
スタートして、地元高知の赤岡騎手【ポートジェネラル】が思い切って先頭へ。2番手に【キングスゾーン】その外に【ヴァンクルタテヤマ】。内側に【メイショウバトラー】、中に【マルヨスポット】、そして【フェラーリピサ】と続きます。
その後ろに【リミットレスビッド】、内に【トーセンブライト】、中【アルドラゴン】、外【フサイチバルドル】で、【マリスブラッシュ】、最後方が福山の【ジューシー】という態勢。
向正面で【フェラーリピサ】と【メイショウバトラー】が動いて前の一団を捉え、3コーナーすぎには【ポートジェネラル】に並びかけます。
直線では【フェラーリピサ】圧勝か・・・と思いきや、コーナーを使って内から外に持ち出した【トーセンブライト】が並ぶ間もなく交わし去る!
3着は【トーセンブライト】と同じ位置から伸びて来た、地元の【フサイチバルドル】でした。
いや〜トーセンさん強かったですね!道中は内でじっと我慢して、3コーナーで上がって行きながら4コーナーでは外にいる・・・あの神業☆さすが安藤勝巳騎手ですよ!「いつの間に?!」って感じで、勝負できる位置に持って来ているんですよね。馬はロスなく運べたわけですから、最後はあの馬場でものすごい切れ味を披露してくれました。
【フェラーリピサ】も負けたとはいえ、正攻法の競馬で2着。昔よりもレースが上手になっているし、これからまだまだいいレースを見せてくれそうですね!
そして3着【フサイチバルドル】。よく頑張ったなぁ〜
馬が頑張ったのももちろん、騎乗した宮川実騎手の冷静かつガムシャラな手綱捌き!スタートして少し狭くなった場面でもジッと我慢していたし、向正面からのロングスパートでゴールまで追いっぱなしでしたが、【アルドラゴン】の急襲をしのいでよく3着を確保しました。
宮川実騎手というと、スタートが上手くて前に行って勝つというイメージが強かったんですが・・今回のレースでイメージ一新ですよ。これだけのメンバーで騎乗して結果を出したことは、相当大きな自信になるでしょうね!
これからの高知を背負って立つ人馬ですから、今後も期待してます♪
ついに・・ついにこの日がやって来ました!!高知で行われる『黒船賞』。去年は開催することが出来なくって、本当に淋しかった〜。
2年ぶりの開催となった今年、かなりいいメンバーが揃いましたよ。
まず注目は【フェラーリピサ】。
前走の『フェブラリーS』では好位からよく粘って5着。最後は他の馬たちの脚色に劣りましたが、外枠からの競馬も上手く運びましたね。
これまではレースで不器用なところも見られましたが、今では岩田騎手の指示に素直に従っているように見えます。一時心配された顔面神経痛も今ではかなり回復して、身体も戻って来ました。前走の激戦で得たものはかなり大きいはず。このメンバーに入ったら中心でしょう。
対抗は園田の【アルドラゴン】。ここ最近では1400メートルでも安定してキッチリと結果を出せるようになっていますね。前よりも道中前に行けるようになったので、速い流れでも差し脚が届くようになりました。
前走の『兵庫ゴールドトロフィー』は、最後の最後で【リミットレスビット】を交わして2着を死守!今回も速い流れをつくりそうな【ヴァンクルタテヤマ】がいるので、前走のような末脚を期待しています。
そして【ヴァンクルタテヤマ】。今回は休養明けということもあり、評価が難しいところですが、もともと小回りで先行有利の高知競馬場。雨で馬場はかなり渋っているということなので、この馬の先行力は相当な武器になるはずです。
前走の『東京盃』の直線の止まり方が気になるものの、あの時ほどは速くならないでしょうし、アッサリまであると思ってます。
地元からは【ポートジェネラル】と【フサイチバルドル】を押します。2頭ともに地元の利も大きいんですが、前に行って粘る【ポートジェネラル】、そして中団から差してくる【フサイチバルドル】。展開しだいでどちらかが台頭してくるんじゃないかな。というかしてほしい!!
鞍上も高知のダントツリーディング赤岡修次騎手と、若手のホープ宮川実騎手。思い切った騎乗を期待してます。
外目の枠に入った時の【メイショウバトラー】にも要注意なので、今回の印はちょっと多めに・・
◎フェラーリピサ
○アルドラゴン
▲ヴァンクルタテヤマ
△ポートジェネラル
△フサイチバルドル
△メイショウバトラー
さぁ、どの馬が勝つのでしょうか???
荒尾競馬場にやって来ました!
春を飛び越えて初夏のような陽気。そして、向正面に広がる有明海と、人々ののどかな雰囲気☆
本当にいつ来ても素敵な競馬場です♪
明日はファン投票で選ばれた荒尾のスターホースたちの戦い『大阿蘇大賞典』!
2000mで競うこのレース、かなり面白いメンバーが集まりました。
ということで・・騎乗するジョッキーたちに突撃インタビュー☆
まずは【10、ケイウンヘイロー】の吉田隆二騎手。
「明日は逃げます!!!
この馬はちょっと行きたがるところがあるけど、距離は2000mも大丈夫!
明日は自分の仕事、逃げることをしてくれたら。あとは後ろから来る馬がどうかでしょう。」
同じく逃げ馬の【11、カシノマルス】の林騎手
「明日は前に行くつもりです。枠も外だし、2番手が理想かな。スタートしてから様子を見て決めます。
調子は良さそうだし、距離も大丈夫だと思いますよ。」
つづいて【2、タニノウィンザー】吉留騎手。
「このレースにかけて調整して来たので、状態は上向きですよ。
ちょっとカリカリするところがあるけど、レースに行くと落ち着いているし、距離が長い方が、この馬には合ってますね。いつもは後ろからレースするけど、明日は中団くらいから競馬するつもりです!」
【3、スマートフォルム】岩永千明騎手。
「後ろから差して来る馬なんですが、明日は少し前で、中団くらいでレースしたいですね。おとなしくて、すごく素直な馬なんですけど、最近調子がいいのか、元気いっぱいなんです。
私の指示通りに動いてくれるし、距離も長い方がいいのかも。」
【7、エランセ】の杉村騎手。
「大きくてのほほんとしている馬で、とても乗りやすいですね。全盛期の時とは違うけど、2000mの距離もこなせますから。明日はゲートを切ってから作戦を考えます!」
ジョッキーコメントから展開を予想して、私の印は・・・
◎2、タニノウィンザー
○10、ケイウンヘイロー
▲3、スマートフォルム
△8、エムテイボーイ
△11、カシノマルス
となりました。
明日は6レースから場内放送に出演して、7レースから10レースまでパドック解説をして来ます♪
オッズパークのネット中継でも放送されるので、ぜひ見て下さいね〜!