26日の荒尾第6レースで、岩永千明騎手がデビューから通算100勝を達成しました☆
2004年のデビューから、1134戦目での達成です!早速ご本人に喜びの声をお聞きしました。
:おまでとうございます!
「ありがとうございます。99勝から時間がかかったので・・どうしても自厩舎の馬で勝ちたかったので、実現できて本当によかったです。」
:100勝目のレースは、逃げていたけれど3コーナーで交わされていったん下がりましたよね?大変なレースだったのでは?
「とにかくガムシャラに追いました。あとでビデオを見たらカッコ悪い追い方になってたけど(照)。あと1勝がなかなか出来なくて、ハナ差クビ差の2着が続いてすごく悔しい思いをしたんです。」
:レースを見ていても、その必死さガムシャラさが伝わって来ましたよ。
「ホントですか?!そう言ってもらえると嬉しいです!今回のレースで、ガムシャラに乗ることがいかに大切かということをもう1度実感しました。
デビュー当時はもう本当に必死に乗ってて、そこでポンポンと勝ち鞍があがった。その時の気持ちを忘れちゃいけないって思いました。」
:デビューしてから約4年、ここまで1番辛かったことは?
「昨年の初めにレース中大きな怪我をして・・・復帰戦の時は、レースで怖さを感じるんじゃないかって不安でした。もしも怖いと感じたら、そこで引退も覚悟して調教師の先生にも話していたんです。
でも実際乗ってみたら、そんなことは全然なかった。これからも続けていける!って感じましたね。」
:怪我は身体だけじゃなく、心も傷つくもんね・・・では1番嬉しかった思い出は?
「1頭1頭大切な思い出ですけど、やっぱりレディースで勝った時は嬉しかったですね。大きな舞台で女性騎手同士で戦って・・・すごく嬉しかったです。」
:今年も11月から始まるLJS、楽しみですね。
「女性騎手たちに会うのも楽しみだし、色々な競馬場で乗れるのも嬉しいです。今回金沢は初めてだから、金沢の先輩騎手たちに色々話を聞いてみたいです。」
:これからも遠くからですが・・応援してます!!ファンの方々に、メッセージをお願いします。
「いつもパドックで応援してくれる方がいるんです。本当に、それは私の力になってて・・応援して下さる方たちに、すごく励みになってます!って伝えたいです。」
今回の北海道滞在は2泊3日。とにかく美味しいもの食べ倒して来ました♪
まず、到着した日の夕方に豊郷にある『そばっ子屋』へ。
ここは水車でソバを挽いているんです!香りがものすごくいい田舎蕎麦でした。
なんとご主人は元はお菓子職人だったそう。何年か前に商売替えしたということです。元パティシエのご主人が作ったお蕎麦は絶品でした☆
つづいて、夜は荻伏の寿司屋『食い道楽』。ここは毎年来ているくらい大好きなお店です。
今年もここぞとばかりにうに盛を注文。3杯おかわりして、大変満足でした。1年分のうにを食べた気分。
そして北海道といえば・・・つぶ貝!これが本当に歯ごたえがよくて臭みもなくって美味しかった〜♪
2日目のお昼はセリ会場を抜け出して、新ひだか町にあるラーメン店。
私が頼んだのは『おぼろラーメン』。アツアツのしょうゆラーメンにおぼろ昆布が溶けていて、ラーメンとおぼろ昆布がこんなに合うとは驚きでした!やっぱり北海道のラーメンらしく、スープは油で蓋がしてあって、どこまでいってもアツアツでした。
2日目の夜は5年くらいぶり?夢にまで見た焼肉やさん『南蛮亭』。
まずレバ刺しが究極に美味い!レバ刺し大好きの私ですが、ここのが日本1☆ホントに。
そして生ホルモン。生といってもこれはさすがに焼きますけどね。。でも、湯がいてないからホルモンなのに口当たり滑らか。奇跡のホルモンです!
3日目のお昼はセリ会場の近くにある割烹料理屋さんへ。
板さんおまかせ丼を注文。なんと11種類の魚介類が、これでもかぁ!と入っています。その日の1番新鮮なネタだけが入っているので、説明できない美味しさです。
最後の締めは『ジンギスカン』。やっぱラムちゃん美味いわぁ〜♪ものすんごく柔らかくって、独特の匂いもない。これで食べ納め・・・と思うとなかなか納められませんでした。
3日間で、よく食べたもんです。。。
今回のサマーセール、馬インフルエンザの大流行に戸惑った昨年よりも、さらに落ち込んでしまいました。購買者の方曰く、「長引く不況で予算がない・・」「市場取引馬のメリットがなくなったので、セリで買う必要がない・・」など、とにかく購買意欲を刺激するのはなかなか難しいようでした。
そんな中でも、全く売れないということはありません。要は、「いい馬をより安く」。というのが購買者の方の考え。そしてなんとか愛馬たちを売ろうと、生産者の方々はたくさんの努力をしていました。コンサイナー(セリ前の躾をする人)に頼むのは当たり前。これだって、もちろん費用がかかりますから生産者にとっては痛い出費です。それでも少しでも高く売れてほしい・・・と願って委託するのですよ。
そして今回1番驚いたのは、最初のお代設定が今までよりかなり安いこと。平均購買価格は昨年より約8万円減の約450万円ということですが、私の印象では最初のお代設定は昨年より100万円くらい安く感じました。平均購買価格が約450万円ですから、100万円下げるというのは大変なことです。
今回も覚悟はしていたけど・・・去年まで馬がいた牧場に、牛の姿がありました。このままでは日高からどんどん馬がいなくなってしまう。悲しい現実ですが、きちんと受け止めて打開策を模索していかなくては!
生産者だけでなく、購買者も真剣です。1歳馬のどこをポイントに見るのか・・・何人かの方に聞いたのですが、1番わかりやすかったのが、株式会社備前屋レーシングマネージャーである古谷剛彦氏のお話。
「馬を見ることも大切だけど、血統背景を覚えておくことも大切!」
例えば、いつ種付けされたかを考える。今年の1歳馬の場合、種付けは2006にさかのぼる。この年は【メイショウサムソン】が2冠を達成した年に当たる。ということは当然【オペラハウス】が人気で、いい繁殖牝馬に【オペラハウス】を付ける。とすると、今年の【オペラハウス】の1歳は優秀な繁殖の仔が多い・・・という風になるわけですよ。今活躍している血統と、種付けした時に活躍していた血統にはズレがあるわけですね。
馬を買う時には、「安い馬を買って、活躍することが1番の醍醐味。」だという。そりゃそうですよね。高い馬だと走って当たり前感がありますから。でもそれを見つけるのが大変・・というか見つけられないんですよ。
「完璧な馬はそれだけ値段も高いから、人と違う視点で見るようにしている。例えばマイナスポイントがあっても、それを補えれば問題ないから。」
大きなお金が動くことですから、慎重に真剣に選ぶわけですね。そして実際にその馬がデビューして活躍したら・・・私には味わった事のない喜びなんだろうなぁ〜・・。
この写真はパレードリンクといって、競りに入る前の馬たちを歩かせておく場所。パドックみたいな感です。
馬体展示の時に近くで馬を見ているので、ここでは歩きや精神的なところをチェックします。1日がかりの競りですから、午後になるとバテてくる馬もいて、そこでスタミナも見るそうです。
ここは屋内にあるパレードリンク。競られる前の最後の待機場所です。
ここでもみなさん真剣に馬を見ています。でも屋内ですから光の加減があるし、馬が歩くところが1段高くなっているので要注意!生産者はいかに馬を良く見せるか、工夫を凝らしているんです。
そしていよいよ競り会場。
ここで手が上がって競っていくと、ものすごく活気があるけれど・・・誰からも手が上がらないと、シンミリ淋しい感じ・・・。
競走馬になる前から、大変な競走は始まっているんです。生産者も購買者も、真剣に勝負していました。