今年のさくらも、キレイでしたね。儚く散ってしまったけれど、やっぱりさくらは大好き☆
特に私は、夜桜が好き。
さくらの季節になると、いつも思い出す。境トレセンの、向正面に咲くさくらたち。
初めてそのさくらを見たのは、デビュー1年目。あの頃の私は、ただ、馬に乗る事に無中だった。
午前2時、暗闇にライトが灯る。ひと気の少ない馬場に、愛馬とともに入って行く。まだ脚跡のついていない馬場を走るのは、とても気持ちがいい。
馬場にいるのは、2〜3人。ほとんどの人たちがまだ眠っている時間。
1頭目の調教を終えて、帰ろうとする私に、水野騎手が言った。
「さくらを見てごらん。」
人馬が少ないこの時間だけは、向正面で馬を歩かせる事が出来る。
真っ暗な闇の中に、ライトアップされたさくら。ひらひらと花びらが落ちて来て、それはもう、幻想的な世界。水野さんに言われるまで、その美しさに気付かなかった私。
「キレイだね。」と愛馬に話かけながら、ゆっくり歩いて帰る。心にゆとりが出来た気がした。
この時期だけは、早起きも全く苦にならない。早く起きた人にしか見られない、年に1度のプレゼント。あのさくらより美しいさくらを私は知らない。
境町共同トレーニングセンターのすぐそばにある、「ホースパラダイス」にて、コナンに騎乗。
「ホースパラダイス」とは、その名の通り、馬たちにとって天国みたいな場所。
この施設を作った栗原さん(元高崎厩務員さん)曰く、
「馬たちは引退したあとも商業動物として生きていく。種馬・繁殖・乗馬など・・でも、たとえ働けなくても生きていける施設を作りたい。」
と、高崎が廃止になるずっと前に厩務員を辞め、この施設を作りました。
今では、【トーヨーロータス】【ハシノタイユウ】【カシマドリーム】といった有名どころから、小さなポニーたちまでたくさん住んでいます。
一番力を入れているのは『子供乗馬』。かなり安い料金で、乗馬出来ますよ。栗原さん曰く、「赤字だけど、いいんだよ。」と胸を張る。
5/27には、『障害者レクリエーション大会』を開催。この大会は、地方競馬ナンバー1ジョッキー【内田博幸】騎手からの50万円の寄付金により、開催されるのだそうです。やっぱり内田騎手って、人としてもすごいですね。
童顔なのに、立派なお尻を持つ彼女。そのギャップにクラッときました。
1度目は売れなかったのですが、再上場で200万円の値がつきました。
「どうよ!売れたわよ!」って顔。
もう1頭、お気に入りの女の子がいたのですが、彼女は最初500万円で上場されて売れず・・再上場では350万から2人の殿方が競り、結果400万円という値がつきました。
でも彼女自身、400万が不満だったのか、「400万!」と言われるたびに大暴れ。売れた後も、すごく怒っていた。プライドが傷ついたのかしら?
1000万を超える値がついた馬も何頭か出て、改めて「競走馬って高い。。」と思う。
この仔たちがデビューする日が待ちどうしいなぁ♪