昨日は浦和の調整ルームにて、『Mr.ピンク』こと、内田利雄騎手の取材をして来ました!!
北関東時代と変らない『ダンディ・エロス』トークに、ついつい競馬の話を忘れて笑いっぱなし・・。
途中で午房騎手&平山騎手が登場し、3人で内田騎手にサービス?
『さすらいジョッキー』生活も早1年半・・岩手から始まって、笠松・浦和・園田・岩手・高知・佐賀、そして現在の浦和と、文字通り全国をさすらっている内田騎手に、
・・1番手ごわいコースは??と聞くと、
「コースで言えば浦和だけど、難しいのは園田だね。」
・・どんなところが??
「コース自体はすごく乗りやすい造りなんだけど、とにかくペースが難しい」のだそうです。
スタートしてからの先行争いが激しく、でも1コーナーではガクッとペースが下がる。前の方にいるからって、安心して構えていると、2コーナーからでもまくられてしまう。だからといって、2コーナーから動くとバテるし、3,4コーナーでうまく息を入れないと持たない・・と、どこもかしこも落ち着いてられる所がない、ハードなレースなんですね。
「おじさん騎手向けではないよ・・」という事です。
どんな競馬場でもすぐに手の内に入れてしまう、内田騎手をもってしても、
「掴んだのは、最後の3日」。その最後の3日で11勝中5勝している辺りはサスガ☆掴んだら、確実に結果が出せる・・プロですねぇ。
・・一度掴んだわけですから、次に行ったら楽ですね。と言うと、
「もう、忘れちゃったよ。」と満面の笑み・・。
その笑顔の裏に隠された、努力や苦労を決して語ろうとしないところも内田騎手らしいけど。
誰もが認める、地方競馬界の大スター・内田利雄騎手が、「難しい・・」と言う園田競馬場。難しいだけあって、名手がたくさん生まれている。小牧騎手・岩田騎手は中央に移籍して大活躍中☆そして川原騎手ですよ!!
明日のメイン「日本盛カップ」に5枠・5番『ディグニティバイオ』に騎乗!後方から早めのマクリという、園田特有の脚質。前走は大敗してますからね、川原騎手がどう乗るか?
敵は、3連勝中の「ランフォザバローズ」や、中央で連対している「アグネスラッセル」と強豪です。
内田騎手のお陰で、また新しい園田の一面を発見!これだから、競馬って飽きないんですよね♪
ばんえい競馬の存続が決定しましたね!!
高崎と同じように、廃止が決定的になってからの、民間参入協議だったので、とても心配していましたが、いい方に答えが出て、本当に嬉しい♪
こういう問題に直面した時、現場はほっとかれるというか、自分たちでは何も決められない。高崎の時も、署名運動とか嘆願書が精一杯。本当に歯痒い思いをしました。現場の方たちも、ホッとしてる事でしょう。
しかも、参入するのはこの『オッズパーク』と同じ『ソフトバンク』!!なんと心強い!!
今年の4月から始まった『オッズパーク』も、年末を迎えて一区切り。振り返ってみると、「ダービーウィーク」や、「レディースジョッキーズシリーズ」など、初の試みに協賛して、地方競馬を盛り上げて来ましたね。来年はどんな事するんだろ?わくわくする・・。
私もこのブログを通じて、地方競馬と関われる事が嬉しいですね。もっともっと、伝えたい事はたくさんあるので、いっぱい取材してみなさんにお届けしたいと思っております☆
さて、現在福山競馬場で期間限定騎乗をしている、北海道の山口竜一騎手。初日の10日は3鞍に騎乗して3着が最高でしたが・・明日からは本来の実力を十分発揮出来そうな予感・・・。
明日16日は6レースから10レースまでの5連続騎乗!その中で私のお薦めは、8R「メイウェンティ」と9R「タプフェルカイト」。どちらも好位から粘るタイプで、山竜さんにピッタリ☆
福山競馬場が、初めて受け入れた期間限定騎乗!内田利雄騎手といい、元宇都宮の騎手たちが今までの殻を破り、新しい地方競馬の道を開拓している。競馬場が廃止になるのはとても悲しい事だけど、それをバネに飛躍する姿は感動的!!競馬場がなくなっても、人生が終わった訳じゃない。「私だって私だって、頑張るぞー!」と、山口騎手の活躍を見て、またまた燃えているのでした・・。
『レディースジョッキーズシリーズ』第2戦の高知ラウンドも、白熱した戦いでしたね!
まず第7レースは予想通りのハイペース。浦和の午房騎手がハナかと思いきや、同じ浦和の平山騎手が譲らず、結局ハナ。1コーナーでは1頭しんがりで離れていた池本騎手。3コーナーからグングン追い上げて4コーナー先頭!そのまま突き抜ける・・という、アッパレなレースを魅せてくれました!!
5番人気馬で豪快な追い込みが決まり、さぞや気持ち良かっただろうな♪池本騎手の良さが存分に発揮されてたし、若手に押された荒尾ラウンドの鬱憤を晴らした感じ。
そして2着も後ろから追い込んだ別府騎手。こちらは7番人気でした。3着には逃げた平山騎手が粘り込み。馬複でも万馬券、3連単18万円という、すんごい配当を演出してくれました。
続く9レースは、岩永騎手の好スタートを見て、外の宮下騎手がガッチリ抑えて2番手。宮下騎手がペースメーカーとなり、今度はスロー演出。さすが、巧いですねぇ。向正面からたまらず後ろの馬たちが突付いて来たので、宮下騎手もそれに合わせるように押し出され、先頭!!堂々たる追い方で、1番人気に応えて勝利☆
2着・3着も好位から粘った皆川騎手と別府騎手。皆川騎手は7番人気ながら、最後は宮下騎手に3/4馬身まで詰め寄り、最後までレースを盛り上げてくれました!
今回の総合優勝は別府騎手でしたが、ベテラン2人の落ち着き&技術が光ったレースだったと思います。そして、どんなレースに乗っても崩れない、別府騎手の安定感も凄いですねぇ。
=荒尾&高知の結果=
1位、別府騎手
2位、山本騎手
3位、皆川騎手
4位、池本騎手
5位、宮下騎手
5位、森井騎手
という結果になりました。勝利こそないけれど、なにげに3位にいる皆川騎手や、今回一気にポイントを加算した池本&宮下騎手。そして同期3人組の戦いになって来ましたね。
でも、名古屋ラウンドは、荒尾や高知よりもポイントが多いですから、7位の平山騎手を含めて一発逆転が可能なんです!
来年1月5日は、まだ中央開催も始まってないし、この『レディースジョッキーズシリーズ』最終戦で、年初めといきましょう♪
明日はいよいよレディースin高知!!今回は誰が勝つだろう???
まず7レースを見てみると・・おぉ!!「パレスシャトー」発見!
この馬、昔高崎にいて、当時同じクラスに私の乗り馬で「ボロナイヴィジョン」という、超競走馬向きじゃない女の子がいたんですよ。「パレスシャトー」はいつも遥か前の方で、「ボロ」ちゃんはノンキに後方待機のままゴール。「パレス」のお尻が遠かったなぁ・・。
今回もけっこう良さそうですよ☆鞍上は地元の森井騎手だし、好位から粘っていいレース出来るのでは?
対抗は、3歳馬「ビッグスターオー」。ここ2走は完全連対中と勢いがあるし、うまく逃げられればそのままゴールまで行っちゃいそう。レースの鍵は『先行争い』ですからね、前に行きそうな人馬たちは・・
2番・別府騎手、3番・笹木騎手、4番・午房騎手、5番・森井騎手、6番・平山騎手、7番・皆川騎手、8番・岩永騎手・・・って、凄い数・・これはハイペース必至?!
ただ、荒尾で優勝している山本騎手や、追える池本騎手、女王・宮下騎手の3人が、中団・後方の追い込み馬に騎乗しているので要注意!!!
◎5、森井騎手
○6、平山騎手
▲4、午房騎手
△2、別府騎手
△10、山本騎手
そして9レース。本命は8番・宮下騎手!!荒尾戦では乗り馬に恵まれなかった女王ですが、今回いい馬が回って来ましたよ!これは是非勝ってほしい☆外枠だし、スムーズに好位について、あの力強い直線の追い方が良く見られるハズです。
このレースは前に行きたいのが、2番・笹木騎手、5番・平山騎手、6番・岩永騎手、8番・宮下騎手と、7レースよりはちょっと少なめなので、平均ペースになるのでは?
◎8、宮下騎手
○4、山本騎手
▲7、別府騎手
△1、皆川騎手
△3、森井騎手
今回は、絶対的に強い馬もいないし、1人の騎手に偏ってもいないし、予想が難しい戦いですね。でもその方が、断然面白い!!騎乗するジョッキーだって、やる気出るってもんです。
総合予想は、
◎森井騎手
○宮下騎手
▲別府騎手
△山本騎手
△平山騎手
明日は現地に行けないのが残念ですが・・オッズパーク観戦で楽しみたいと思います♪
いよいよ『レディースジョッキーズシリーズ』第2戦の高知での戦いが始まりますね!!
地元の別府騎手と森井騎手が、現在2位&3位ですから、ここでトップを獲って、最終戦の名古屋に望みたいところじゃないですかね。
高知は私も新人王で1度だけ騎乗しましたが、1番印象に残ってる事は、前日のレセプションで、橋本大二郎知事がとっても楽しそうだった事・・本当に競馬がお好きというか、大切にしていて、高知が羨ましかったですね。なんてったって、知事の名の元に競馬を開催してる訳ですから。その知事が競馬を大切に想ってくれているなんて、現場としては願ってもない事ですよ。
コース自体はよく覚えてないけど、高崎のコーナーや、宇都宮の超スローペース的な、乗りずらい印象はないですね。今回出場するジョッキーたちも、半分以上高知は経験済みですから、荒尾の時のような、熾烈な戦いが繰り広げられるのでは??
先日、浦和競馬場にて、牛房騎手と平山騎手に会って来ました!
この2人、本当に仲がいい☆よく、女同士は仲が悪そう・・と言われるけれど、そんな事もないですよ。
私が騎手デビューした時、高崎には米田真由美元騎手(現・糸井)がいました。デビューする前から色々相談に乗ってくれたり、騎手学校時代も必要な馬具を送ってくれたりして、優しいお姉さんといった感じでした。私の初勝利の時も、同じレースに乗ってたんですけど、最後の直線で後ろの方から「追えーーーー!!!」って、凄い声で応援してくれて。2人でご飯食べに行ったりして、とにかく仲良かったんです。
でも、やっぱりライバルですからね。2年目に、私がリーディング順位で上になると相当悔しかったみたいで、真由美さんは色々な調教師の先生に、「頑張りますから、乗せて下さい!」と頭を下げて回って、乗り馬を集め出したんです。元々技術はピカイチの方ですから、乗り馬さえ確保出来れば、アッという間に100勝達成☆それはもう、凄い勢いで。その時は、別にケンカとかする訳じゃないけど、2人で遊びに行く事はなくなったし、女子控え室でもあんまり話さなかったですね。
で、真由美さんが腰を痛めて休む事が多くなってから、また凄く仲良くなって、しょっちゅう真由美さんの部屋に行って話し込んでました。その時、
「千尋ちゃんがデビューして、最初は凄く嬉しかったけど、途中からは、負けたくない!もっと頑張らなきゃ!!って刺激になったよ。ありがとう。」って言われました。本当に、お互い何でも話せる関係だったので、私も
「真由美さんより乗れる!って言われる日を目指してます!!」なんて言ってて。だから真由美さんが引退を決めた時は泣きました。2人で号泣しました。
真由美さんとの関係は、先輩・後輩だけどそれだけじゃなくて、仲はいいけど絶対負けたくない!!って気持ちもあって、私の人生の中で、唯一無二の存在ですね。わかってもらえるかなぁ・・この女同士の戦い。ハヤリの『大奥』とは全然違うんですよ。相手がいるから頑張れる!みたいなね。だからこそ、お互い気を張ってる時は、ちょっと離れてる・・みたいな。
まぁ、でも浦和の2人は本当に仲いいっていうか、私から見ると姉妹って感じで。激戦区の南関東ですから、2人で助け合って頑張ってほしーですよね。高知でも、期待してます♪