名古屋の山本茜騎手、JBCマイル出場ですね!女性騎手である事はもちろんだけど、デビューから約1年のジョッキーが、地元以外でこんな大きなレースに騎乗する事も珍しい。
実力があるだけでなく、周りに信頼され、可愛がられているんですね☆だって性格もいいもの!
私が始めて山本騎手に会ったのは、地方競馬教養センターだった。私はまだ現役で、講師?として、恥ずかしながら授業をしたんです。私を教えてくれた教官が担当だった事と、女子が3人いる期、という事で、呼ばれたんですけどね。
その時はまだ競馬場実習前の生徒だったけど、期の中では1番落ち着いていて、「大人っぽいなぁ・・。」と思いました。教官も、「山本はしっかりしている。」と褒めてたし。何日かして、授業の感想を手紙で送ってくれたのは嬉しかったな♪
そんな経緯もあり、デビューした時から注目してたけど・・アノ活躍ぶり、本当に素晴らしい☆1番人気に騎乗し、キッチリ勝つあたり、腹が据わっている。名古屋には宮下瞳騎手という偉大な先輩がいるし、2人してリーディング争い・・なんて事も夢じゃないですよね!!
先輩の女性騎手が活躍している競馬場というのは、女性を受け入れる態勢が整っているので、後輩も馴染みやすいんですよ。私も、旧姓・米田真由美騎手が切り開いてくれていたので、すんなり馴染めましたし。初めて女性騎手がデビューする競馬場や、先輩がすぐ辞めちゃったような競馬場だと、周りも警戒するんで、大変なんです。そういう意味で言うと、JRA初の女性騎手たちは、相当な苦労をしただろうな・・。
女性騎手が活躍するというのは、実力だけじゃなく、色々な要素が必要です。例えリーディング厩舎に所属出来ても、乗せてもらえるとは限らないし。馬主さんの中には、『女』というだけでアウトの方もいますから。 山本騎手がこれだけ活躍しているのは、彼女の実力、そして人柄ですね。元ジョッキーという立場ではなく、1人の女として、彼女を尊敬します☆
現在の地方競馬、山本騎手や宮下騎手だけじゃなく、活躍している女性ジョッキーがたくさんいます。レベル高いですよ!!
その中の1人、荒尾の岩永千明騎手。デビュー3年目の彼女ですが、そでに67勝!「レディース競走」2連覇中!!31日から始まる開催でも、毎日たくさんのレースに騎乗予定です。私の注目レースは11/1の第1レース、アラブBー2組。4枠4番『イチノカップ』に騎乗しますが、今回この馬、クラスが下がっている。4走前に岩永騎手騎乗で、このクラスは制覇済み!あの時のように、好位からの華麗な抜け出し、期待してます♪
さっきTVを観ていたら、『芸能人が思い出の曲とともに、失恋話を語る・・』という内容の番組をやっていた。華原朋美さんや、和田アキコさんなどの失恋話と歌を聴き、心にグッと来ましたね。
思い出の曲というのは、きっと誰もが持っていると思う。恋だけじゃなくて、辛かった時や、楽しかった思い出など、その当時聴いていた曲を耳にすると、自然とフラッシュバックする。
私自身の1番の思い出の曲と言えば・・安室ちゃんの「スイート19ブルース」。当時、地方競馬教養センターにて、人生初の孤独の中にいた私は、よくこの曲を熱唱しながら泣いていた。赤見千尋19歳の出来事です・・。
恋の曲といえば・・ちょっと古いけど、プリプリの「ジュリアン」。中学・高校と、大好きだった先輩がいて、卒業式の日、第2ボタンをもらったりして・・。先輩が東京の大学に進学する話を聞いた時は、「ジュリアン」聴きながら号泣ですよ。懐かしいなぁ〜・・。
まだまだいっぱいあるけど、全部披露すると、とんでもなく長くなるのでこの辺で・・。
本日、『ワールドスーパージョッキーズシリーズ』地方競馬代表騎手が決定しました!!盛岡の時点で1位だった、笠松の濱口騎手です。2位の北海道・山口竜騎手とは、わずか1ポイント差という大激戦を制した訳で、本番でも頑張ってほしいですね♪
早速、明日の名古屋・中日スポーツ杯ゴールドウイング賞にて、6枠8番「フジノビビアン」に騎乗。牝馬ながら、2連勝と負けなしですからね!人馬ともに、華麗なレースを期待してます☆
今年から、女性騎手招待レースが、荒尾だけでなく、『レディースジョッキーズシリーズ』としてパワーアップします!!11月15日の荒尾競馬場を皮切りに、12月9日・高知、1月5日名古屋の、各2レースづつ、計6レースで争われます。JRA所属の2人が、荒尾開催のみの参加というのが残念だけど、これは面白くなりそうですよ♪
私の現役時代、初めて『レディース競走』に参加したのは、デビュー2年目、第2回の卑弥呼杯だった。中津ですよ、中津!!懐かしいなぁ・・。
高崎の先輩である、糸井(旧姓・米田)真由美騎手や、中津のアイドル・小田部雪騎手、川崎の戸川理佐騎手が現役で、先輩たちに囲まれ、ヒヨっ子の私はかなり緊張していたなぁ・・。女だけのレースだからと言って、侮ってはいけません!!みんな本気ですからね、レース中は怖いですよぉ。
でも・・レース前やレース後は、まさに女子校のノリ。それぞれの地方の銘菓を持ち寄り、普段は言えない、あんな先輩騎手の話やこんな調教師さんの話で盛り上がります!いつもは少数派の女性騎手たち、この時とばかりにウップンを晴らしていましたが、話を聞く限り、どこの競馬場でも同じ様な思いをしていた。そして、そんな話を聞くと、「辛いのは、私だけじゃないんだ・・」と、励まされるわけですよ。あの頃の私にとって、本当に大切なレースでした。
舞台を新潟に移した頃には、『レディース』の中では、私は中堅くらいの年齢になっていた。上から段々と結婚する人が増え、同い年の増沢由貴子騎手と、「そろそろ私たち、やばくない?!」なんて笑い合ったもんです。
荒尾に移った時には、完璧上の方に位置する事となり、「最近の若いジョッキーは・・」なんて話を聞くと、私も年を取ったもんだ・・と、シミジミしてました。
なんだかんだで、毎年顔ぶれが変るレディース競走。その年その年の思い出が、いっぱいありますね。今回はまた、超ハイレベルですよ!宮下瞳騎手をはじめ、同じ名古屋の山本茜騎手、同期の別府麻衣騎手に、3連覇がかかる、荒尾の岩永千明騎手。私的には、女王でありながら、まだ1度もレディースを制していない、宮下瞳騎手に期待したいですね☆騎手学校の時からの、私の憧れの先輩です。旦那様も素敵だし・・そっちの面でも、憧れちゃう!!
馬のマッサージ師って、ご存知ですか?専門でやっている方は、日本ではまだ数名で、その中の1人である、佐山由紀子さんを訪ねて、茨城県にある西山牧場へ行って来ました!!
佐山さんは、大学時代の彼氏(現在の旦那様)の影響で競馬ファンになり、それが高じてオーストラリアへ・・そこでマッサージと出会い、現在は山口大学農学研究科で、修士課程を学ぶ大学院生!と言っても、すでにマッサージ歴7年で、「もっと馬の事を知りたい!」と、若者たちに混じり、大学院試験を受けたツワモノなのです。
約半数が胃潰瘍である・・と言われる競走馬にとって、今まであまり癒しになるようなものってなかったですよね。西山牧場の本間場長さんも、
「人に優しく触れられる事や、リラックスする事がいいんだよ。」と言っていた。
佐山さんのマッサージ法は、まず話しかけながら顔を撫でる事から始まる。そして、フィンガーテスト(直接触れない!!)で、弱ってる部位を見つけ、そこにお灸をする。お灸が終わると、スポーツマッサージに近い、筋肉をほぐす施術をして、1番弱ってる所に「クォンタムタッチ」!!
これがねぇ、すごいんですよ!エネルギーを流して、本来持っている治癒能力を高めるらしいんですけど、聞いただけでは、「何のこっちゃ?!」て感じだった私も、それまで暴れてた馬たちが、急におとなしくなって、目がトロンとしてくるのを見たら・・「私にもやって下さい!」と懇願。いざやってもらうと・・感じる・・確かに感じる・・佐山さんて、超能力者?!と思いきや、誰でも練習すれば出来るんだって!それでは・・と早速練習してみたけれど、予想通りサッパリでした・・。
癒しというのは、今人間界でも注目されてますけど、贅沢!とか、意味ない!!って思ってる人もいますよね。それが馬となれば、なおさらですよ。佐山さんも、ここまで来るのに、色々な葛藤があったよう。
薬のような即効性はないし、成績に直結するとも思えない。でも、体もハートも酷使されてる競走馬や乗馬たちにとって、プラスにこそなれ、マイナスになる事は絶対ない!
佐山さんの、馬に対する考え方を聞いて、余計に好きになりました。彼女の夢は、「馬の気持ちを理解できなくても、理解しよう!と思い続ける人が増える事。」だそう。なんてマリア様的発言!
馬だけでなく、私もしっかり癒されました!!!
さぁ、21日の盛岡・9レースには、我が愛しの「ファーストルーチェ」さんが登場です。現在、3連続4着という安定したレースぶり。
彼女、背中に乗ると優等生、下りると反抗期、という2面性を持っていた。私の手からは、にんじんも拒否・・なんでそんなに変るの???と聞いても、「フンッ!」と鼻息荒く、そっぽを向かれる始末・・。反抗されるのはわかるんですけどね、レースの時の素直さがわからん。この馬ほど、私の指示に従ってくれた馬はいないもの。う〜ん・・馬の気持ちって・・ナゾ・・
今日は、我が憧れの君・・内田博幸騎手にインタビューして来ました!!
もぅ、朝から緊張しちゃって、マユゲは描けないし、電車は乗り間違えるし・・と散々な事になってましたが。いざ、本人を目の前にすると・・クラクラするほどカッコイー☆さっすが地方競馬を、いや日本を代表するジョッキー。オーラがありますねぇ。
お仕事なので、クラクラしてはいられない!と気を引き締めて、インタビュー開始!!
昨日の盛岡の事を聞くと、「リーディングが揃うレースというのは、簡単には勝てないし、ポジション取りも厳しい」のだそう。そりゃそうですよね、各競馬場の戦いを制している人たちの集まりなんだもの。リーディングになった人たちしか味わう事の出来ない、貴重な体験なんでしょうね。
もしもそんな所に私が入ったら・・まず、全くレースはさせてもらえないでしょう。でも、リーディングを獲るジョッキーというのは、厳しいコース取りはするけれど、ラフプレーはしないし、フラフラしたりもしない。だから、一緒のレースに乗っていて、安心して後ろにつく事が出来る。逆に私みたいなのの後ろについたら悲惨ですよ〜。特に逃げた時ね、馬をコントロールしきれないので、あっちにフラフラ・・こっちにフラフラ・・そのせいで、後ろについたジョッキーは、抜きたくても抜けない。「お前、わざとだろ!!!」って、よく怒られたもんです。「わざとフラフラ出来るくらいなら、もっと勝ってます!」なんて、逆ギレした事も・・
まぁ、私の話は置いといて・・内田騎手は、総合3位☆
1位、笠松・濱口騎手
2位、北海道・山口竜騎手
3位、大井・内田騎手
となっている。決戦は、24日の火曜日、園田で行われます!!誰がこの戦いを制すのか・・楽しみですねぇ♪
取材の終わり際、調子に乗って、内田騎手に『お姫様ダッコ』をしてもらったワタクシ、もう天にも昇る気持ちでした!47キロの私を軽々と?抱き上げた内田騎手、本当にタクマシイ!!!