グリムのここ2戦は1番人気で惜敗が続いたが、浦和記念JpnIIはGI/JpnI勝ち馬を相手にしての2着で、名古屋グランプリJpnIIは先着されたのがチュウワウィザード、ミツバでは、その後の両馬のパフォーマンスを見れば仕方のないところ。今回、ダートグレードを勝っているのが、ほかに佐賀記念JpnIIIのヒラボクラターシュだけということでは、その2戦よりメンバーがかなり楽になった。さらに別定1キロ増の55キロで出走できるということでも恵まれた。
相手には、前走仁川ステークスを快勝したテルペリオン。フリオーソ産駒としては中央で初めてのオープン(しかもリステッド)勝利となり、ここで一気にグレード勝ちも期待したいところ。
ヒラボクラターシュは、勝ったり負けたりを繰り返して、前走佐賀記念JpnIIIが初のタイトル。ただ昨年夏以降、負けたレースでも、レパードステークGIIIはグリムにクビ差、シリウスステークスGIIIは勝ったのがオメガパフュームで、チャンピオンズカップGIは言わずもがなで相手が強かった。グリム相手に雪辱なるかどうか。
いよいよ本格化のマイタイザンは、もっと重い印をつけようと思っていたのだが、今回はいかにもメンバーが揃った。このレースは過去10年の勝ち馬を見ても、スマートファルコン、エスポワールシチー、ニホンピロアワーズ、ホッコータルマエ、アウォーディー、ケイティブレイブとGI/JpnI勝ち馬がずらりと並び、JpnIIIのわりには一流馬の出走が多い。そういう意味でも、◎○▲の馬たちには、のちにGI/JpnIを勝つ馬がいるかもしれない。
中央準オープン勝ちのアナザートゥルース、キクノルアは、このメンバーに入るとさすがに馬券圏内まであるかどうか。
◎12グリム
○4テルペリオン
▲2ヒラボクラターシュ
△8マイタイザン
△9アナザートゥルース
△7キクノルア
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