NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
すでにここまでにある程度賞金を稼いで別定10キロ増となっているのが、ジェイコマンダー、ミスタカシマ、オレワチャンピオンの3頭。ところがそれら実績馬と過去4走でほとんど差のないレースをしながら別定増量がないのがハマノダイマオー。勝ちきれないレースが続いて1着賞金が加算されないがゆえのこと。実績馬の中で増量のないこの馬が中心。
オレワチャンピオンも、もちろん世代のトップを争う1頭。前走馬体重が1トンを超えている馬が2頭いるうちの1頭で、これまでより負担重量が大幅アップとなる今回は、その馬格が有利になると見ての対抗評価。
ここまで2歳馬でもっとも賞金を稼いでいるのが牝馬のミスタカシマ。2歳で最初に行われるナナカマド賞は牝馬が苦戦していて、牝馬の勝ち馬となるとちょうど20年前、1997年のキリツレディまで遡らなければならない。過去5年を見ても連対した牝馬はなく、2012年にコウシュハクィーン、2014年にワタシハサクランボが3着に入っただけ。今回もアタマまでは厳しいと見る。
青雲賞で1番人気に支持されながら9着だったジェイコマンダーだが、10番枠もあってか第2障害で完全に座り込んでしまった。続く前走ではきっちり立て直した。しかし今回は逆に1番枠に入ったことで△まで。
青雲賞を5番人気で制したカネサダイマオーは、実績馬たちとの10キロ差を生かせるかどうか。
◎6ハマノダイマオー
○9オレワチャンピオン
▲5ミスタカシマ
△1ジェイコマンダー
△4カネサダイマオー
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