NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
イレネー記念の過去5年を見ると、1番人気は1勝、2着2回で、あとの2回は4着以下。1、2冠目のナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップは別定戦ゆえ、トップハンデの実績馬は負けてもしかたないというところがあり、では定量になったイレネー記念ならいよいよ出番だろうと思うと、意外にもそうはいかないということもめずらしくない。特に近3年は8番人気、9番人気馬が馬券圏内に入って3連単が高配当となっている。
そういうわけで、ここはナナカマド賞2着、ヤングチャンピオンシップ3着と、ここまでの2冠で惜敗続きのジェイワンを狙う。2走前にはゴール前の競り合いで失速して7着に敗れたものの、障害はすんなりと越えていた。それ以外はすべて3着以内と崩れることがほとんどない。連軸はこの馬。父は王者カネサブラック、母ウィナーサマーという重賞で活躍した血統馬ということでも注目だ。
ヤングチャンピオンシップを制したホクショウムゲン、近走調子を上げてきたゴールドインパクトが相手候補だが、近走さっぱりでも特別や重賞で好走していた人気薄が久々に激走ということもよくあり、ナナカマド賞を制しているゴールデンフウジンにはそのパターンを期待。
ヤングチャンピオンシップ2着のカネサスペシャル、黒ユリ賞4着もA-1戦でトップクラスの牡馬とたびたび善戦している牝馬のナカゼンガキタも激走候補。
◎6ジェイワン
○9ホクショウムゲン
▲3ゴールドインパクト
△5ゴールデンフウジン
△7カネサスペシャル
△1ナカゼンガキタ
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