NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
重賞に再格付けされてからの過去3年の成績を見ても、4歳馬が圧倒的に有利。3歳馬で唯一馬券にからんだのは一昨年2着のニュータカラコマのみ。そのニュータカラコマは、イレネー記念で断然人気のオイドンを負かし、さらにはまなす賞の直前はB2級~B1級で3連勝という実績を残していた。つまり、2歳シーズンのチャンピオン級で、さらに近走でも好調という実力がないと、4歳馬には立ち向かえないということ。残念ながら今年、そういう3歳馬は見当たらない。
中心は柏林賞を制したホクショウユウキ。過去3年のはまなす賞で3着以内に入った4歳馬8頭のうち7頭が柏林賞で3着以内の実績があった。ただ、柏林賞から連勝した馬はいないので、あくまでも連軸。柏林賞と同じくニシキエーカンより30キロ軽いのは圧倒的に有利だ。
アサヒリュウセイは、柏林賞での出走取消しを挟んでオープン混合戦は惨敗だったが、4歳限定のすずらん賞では今回と同じ10キロ差でニシキエーカンを負かして勝利、同じく4歳限定のライラック賞でも軽量で制したエビスダイチ、2着のニシキエーカンとは僅差の3着。柏林賞に万全の状態で出ていれば、確実に上位争いしていたと思われる力はある。
実績ナンバーワンのニシキエーカンは、今回もトップハンデの720キロがどうか。
3歳馬では、連続連対中で好調のオレノココロとダイコクパワー、とかち皐月賞を勝って、とかちダービーでも2着と好調持続のコウシュハウンカイあたりが食い込んでくる可能性がある。
◎10ホクショウユウキ
◯3アサヒリュウセイ
▲6ニシキエーカン
△2オレノココロ
△1ダイコクパワー
△4コウシュハウンカイ
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