今年の2歳戦線は大混戦。牝馬のコウシュハクィーンを除けば、他の9頭は5~8勝と勝ち星も割れている。
十勝産駒特別の上位4頭、ソウクンボーイ、ダイコクパワー、コウシュハクィーン、コウシュハウンカイらが人気にになりそうだが、ここはナナカマド賞を繰り上がりで勝ったショウチシマシタの2冠制覇に期待したい。ヤングチャンピオンシップはトップハンデながら勝ったソウクンボーイから3秒2差とわずかの差で5着。続く3歳A-1戦もやはりトップハンデで、その後に黒ユリ賞を制すナナノチカラを僅差でしりぞけた。前走では4着に敗れたが、そこでもほとんど差がなかった。メンバー中4頭いる前走馬体重1トン超の1頭で、実戦では初めて曳くことになる670キロもこなせるのではないか。
実績で見れば、十勝産駒特別とヤングチャンピオンシップを制しているソウクンボーイが筆頭だろうか。前走もトップハンデ585キロで完勝という内容だが、順調に来た馬が定量なら有利と思われながら凡走するのがイレネー記念の恐いところ。
コウシュハウンカイは昨年9月の青雲賞以降、すべて4着以内と安定した成績を残している。前走もトップハンデでの勝利で、今回も当然勝負になる。
ダイコクパワー、コウシュハクィーンらも、上記有力馬らと勝ったり負けたり。特にダイコクパワーにとっては、ナナカマド賞で降着になって以降、しばらく勝ち星がないだけに巻き返したいところ。
重賞ではいまひとつのセイコークインだが、再びA-1に上がり、前走ではハンデに恵まれたとはいえ、上記有力馬と差のない競馬をしていただけに、展開次第ではチャンスがあるかもしれない。
◎ショウチシマシタ
○ソウクンボーイ
▲コウシュハウンカイ
△ダイコクパワー
△コウシュハクィーン
△セイコークイン