NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
名古屋記念といえば1900メートルのつもりで予想をはじめて、今年はメンバー的にずいぶん短距離っぽい馬が多いなあと思ったら、昨年が1600メートルで、そして今年はさらに距離短縮で1400メートルになっていた。
ならば中央でもダートの短距離でオープンまで出世したスマートブレードを狙う。前走、佐賀で行われたオッズパークグランプリ2011は5番人気と低評価ながらラブミーチャンの2着に好走。名古屋でこの距離は初めてだが、力を発揮できる舞台だ。
エイシンパンサーは、中央準オープンの芝の短距離で2着や3着があるという実績。転入初戦の前走A2特別では3着だが、重賞実績があるシンワコウジにコンマ5秒差ならここでも勝負になる。
不気味なのはスウィングダンス。中央では未勝利でも500万下でも二桁着順ばかりだが、名古屋では目下B1特別まで8連勝中。ただ以前に名古屋に在籍していたときは、中央との条件交流や3歳1組戦で負けていただけに、ある一定のところで壁があるのかもしれない。あっさり勝たれても不思議はないし、A級上位クラスとの対戦となる今回ならコロっと負けてしまう可能性もある。そういう意味での▲。
地元重賞でキングスゾーンに△はちょっと評価が低すぎるような気もするが、10歳になった今の力だと、中央の準オープン以上が相手では苦戦するように思う。
ヒシアカデミーは、中央1000万下のダート短距離で上位争いがあり、金沢に転入初戦のA1特別で5着。馬券圏内の争いに食い込めるかどうか。
◎スマートブレード
◯エイシンパンサー
▲スウィングダンス
△キングスゾーン
△ヒシアカデミー