NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ダイリンビューティの700キロをトップハンデに、ほかは680キロか670キロ。9月4日に行われた紅バラ賞に出走した9頭すべてが顔を揃え、その9頭ともが揃って負担重量30キロ増と相対的な重量差は変わらない。
ここは、その紅バラ賞で接戦だった上位3頭を狙ってみたい。ただし本命にするのは、紅バラ賞2着だったタケノビジン。何と言っても今シーズン7月に復帰してから13戦して1度も3着を外していないという安定したレースぶりが光る。負けてもそのほとんどが勝ち馬から5秒台以内の着差。今回も大崩れはないだろう。
相手はトップハンデのダイリンビューティ。5走前にはA1級での勝利があり、すでに700キロ以上の負担重量を何度か経験していることも有利。
紅バラ賞を制したキタノサクラヒメが3番手評価。連勝で臨んだ紅バラ賞は勢いがあったが、その後4着、5着と負けて臨む一戦となるだけに、再び同世代の牝馬同士で巻き返しなるか。
8月のはまなす賞を制したツジノコウフクヒメだが、その後の4戦はいずれも10秒以上の差をつけられての敗戦。とはいえ重賞では、はまなす賞のほかにもばんえい大賞典で2着、柏林賞で3着など、いずれも人気以上の着順に好走しているだけに、穴馬としては怖い存在。
ホクショウシャネルは、紅バラ賞は8着と見せ場をつくれなかったが、同じく4歳牝馬同士の争いだった1月の白雪姫賞ではタケノビジンの2着だった。ムラ駆けなところはあるものの、前走でB2戦を勝つなどそれなりに力をつけているだけに上位争いに加わってくる可能性はある。
◎タケノビジン
◯ダイリンビューティ
▲キタノサクラヒメ
△ツジノコウフクヒメ
△ホクショウシャネル