NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
4歳1冠目の柏林賞。2歳シーズン2冠を制し、3歳ではばんえい菊花賞を制したテンマデトドケがトップハンデの720キロ、ポプラ賞で5歳馬を一蹴したトレジャーハンターが710キロ、ばんえいダービーを制したミスタートカチが700キロ、そして唯一の牝馬ツジノコウフクヒメが660キロと、上下60キロ差の微妙なハンデがついて、難解ではあるものの馬券的にはおもしろそうな一戦となった。
中心はトレジャーハンター。前々走、4歳同士のライラック賞は、トップハンデのテンマデトドケが取消し、結果的には出走馬中でトップハンデとなったものの見事に勝利。冒頭でも触れたポプラ賞で5歳馬を破ったことに加え、5走前にA1級-1組も勝っている。この時期の4歳馬としては相当にレベルの高い成績といっていいだろう。
相手にはミスタートカチ。今季まだ勝ち星はないが、常に掲示板を外さない堅実な成績。着差でも勝ち馬から10秒以上離されることはめったにない。近2走、A2級で好走というのも能力上位。
レットダイヤはライラック賞でトレジャーハンターの2着。トレジャーハンターと20キロ差というのは今回も同じだ。ばんえい大賞典を制した意地を見せたいところ。
テンマデトドケは、ハンデに泣いて年明け以降まったくいいところがないが、ここらあたりで実績ナンバー1をアピールしておきたいところ。
ライラック賞3着だったファーストスターは、今回もトレジャーハンターやレットダイヤとの重量差では変わっていない。引き続き入着の期待。
◎トレジャーハンター
○ミスタートカチ
▲レットダイヤ
△テンマデトドケ
△ファーストスター