4歳3冠の初戦、柏林賞。キタノタイショウの720キロからコマクインの670キロまで、負担重量差が50キロと、馬券的にはどこからでも狙えそうな興味深い一戦となった。
イレネー記念2着、ばんえい菊花賞2着、ばんえいダービー3着など、もう少しのところで重賞タイトルに手が届かないアオノレクサスを本命にした。今年になってからの4歳(および4・5歳)オープン戦でも3、2、3、5、3着と、勝ち切れないながらも常に上位争い。前走の3歳以上オープン決勝混合では、今回とほぼ同じような重量差の同世代のライバルを一蹴。1カ月半の休み明けは不安だが、それをどう読むか。現在の番組賞金は316.7万円。この間に、もし特別戦で2着などがあれば、重量区分で320万円未満から400万円未満に上がってしまうところで、そうなるとホクショウバンクと同じ710キロが課されるところだった。ここは700キロで出走するための休養だったと想像するのだが、どうだろう。
こちらを本命にしようか迷ったのがジャングルソング。昨シーズン最終戦のクリスタル特別から、シーズンをまたぎ4歳限定戦で3連勝。特に今シーズンになってからのすみれ賞、すずらん賞は、今回とほぼ同じような負担重量差での勝利だけに価値がある。ただ5月23日のゴールドトロフィー以降の近4走は馬券にからめていないだけに、本命はアオノレクサスに譲った。とはいえ、前々走10着大敗を除けば、いずれも勝ち馬とは5秒以内の差で、着順ほど負けているわけではない。この馬があっさりのシーンも十分に考えられる。
3番手にはフクドリ。今シーズン最初のすみれ賞は6着、すずらん賞は5着だったが、5月15日以降のここ6戦はいずれも3着以内と調子を上げている。4走前の4歳オープンでは、30キロ軽い最軽量のコマクインには先着されたものの差のない2着と好走。さらに続くライラック賞では今回と同じようなメンバーを相手に勝利を収めている。
アアモンドヤマトは、そのライラック賞こそ3着だったが、前走A2-1・2決勝では同重量のフクドリに先着する2着と好走しているだけに、逆転の可能性もある。
重賞タイトルのあるキタノタイショウ、ホクショウバンクは重量的に苦戦となりそう。ただ、ホクショウバンクはここ2戦のオープン・A1混合戦でいずれも接戦の2着と好走しているだけに、力の違いで押し切ってしまう場面もあるかもしれない。
◎アオノレクサス
○ジャングルソング
▲フクドリ
△アアモンドヤマト
△ホクショウバンク