NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
別定戦だが加増される馬はなく、牡馬770キロ、牝馬750キロで争われる一戦。
昨シーズン重賞5勝を挙げ、安定感ではダントツのカネサブラックだが、なぜかこの旭川記念とは相性が悪い。06年に勝っているものの、これは4歳馬限定の旧・旭川記念。かつての旭王冠賞が旭川記念に変わった07年からは、7、5、4着と、この馬にはめずらしく馬券圏内にも入れていない。ただ昨年までと違うのは、3連覇していたばんえい十勝オッズパーク杯で今年は2着に敗れたこと。そのばんえい十勝オッズパーク杯は30キロも軽いナカゼンスピードに逃げ切られてのもので、むしろ今回こそはと万全の態勢で狙ってくるだろう。
相手には、今季初戦の十勝岳特別を快勝したフクイズミ。今の乾いた馬場は、他の馬のスピードが削がれるだけに、この馬の末脚が生きるはずだ。
いよいよ古馬一線級に肩を並べるだけの力をつけてきたライデンロックが3番手。今シーズンに入って2戦は着外だったが、その後の2戦を連勝。特に、同重量のニシキダイジン、ホクショウダイヤ、ナリタボブサップらを相手に快勝した前走のレースぶりには価値がある。
ナリタボブサップも本来の力からすれば当然上位争いだが、今シーズンは4戦1勝と、いまひとつ調子が上がっていない。
昨年2着のホクショウダイヤは、今年も上位に迫れるかどうか。
◎カネサブラック
○フクイズミ
▲ライデンロック
△ナリタボブサップ
△ホクショウダイヤ