笠松競馬の今年度最終日となるこの日、「パクじぃファン感謝祭」と題し、関連する協賛レースが7レース行われる。
「パクじぃ」とは、27歳の現役誘導馬ハクリュウボーイの愛称。笠松競馬場を訪れたことのある方ならご存知のことと思うが、ハクリュウボーイは最終レースの誘導を終えるとスタンド前の一般エリアに入ってきて、ファンと一緒に写真を撮ったり、直接触れ合うこともできる。この日は記念セレモニーが行われ、プレゼントもあるようなので、近くの方(近くでない方も)は、笠松競馬場に足を運んでみてはいかがだろうか。
この日のメインは古馬によるマーチカップ。重賞勝ち馬はヒシウォーシイ、トミノダンディ、オリオンザクロノスの3頭だが、近走は必ずしも順調という馬ばかりでもなく、馬券的にはどこからでも狙えそうだ。
中心は、昨年2着の雪辱と、重賞初制覇がかかるエーシンアクセラン。重賞勝ちがないとはいえ、2着2回、3着2回と惜しいレースはしてきている。昨年秋、4連勝で臨んだ笠松グランプリは6着だったが、その後は5戦していずれも3着以内と堅実な成績。その中には、目下重賞3連勝中のマイネルアラバンサや、ダートグレードでも善戦しているマルヨフェニックスら強豪との対戦もある。今回のメンバーなら、いよいよ重賞勝ちのチャンスが巡ってきたと見てよさそう。
強敵となりそうなのは、昨年11月の東海菊花賞を制したヒシウォーシイ。その後はあまり結果が残せていないが、いずれも強敵相手。こちらも近走に比べれば相手が楽になった。名古屋の1900メートルは3戦2勝で、その2勝はいずれも重賞。相性のいい舞台だけに巻き返したいところ。
そのほかでは、前走東海クラウンでエーシンアクセランに2馬身半差2着のエイシンハンコック、中央から転入2戦目のスプリングサンテ、同じく転入4戦目のエーシンエヴァンあたりに一角崩しの可能性。
◎エーシンアクセラン
○ヒシウォーシイ
▲エイシンハンコック
△スプリングサンテ
△エーシンエヴァン