NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
牝馬によるヒロインズカップ。今回はちょっと穴を狙ってみたい。今季初戦を勝利して以降、勝ち星から遠ざかっているニシキユウ。一番の見せ場があったのは、夏のばんえいグランプリ。先頭で障害を越えると、さすがにフクイズミやカネサブラックなどの一線級には交わされたが、最後まで食い下がっての4着。9月以降は勝ち馬から10秒以上離される大敗続きでいいところがないが、前走の白馬賞は3番手で障害を越えると、フクイズミには交わされたものの、それほど離れていない5着とまずまずの走り。ばんえいグランプリのときより10キロ軽い780キロで牝馬同士なら、けっこうやれるのではないか。
相手には、やはりフクイズミ。前々走、帯広記念連覇は見事というほかない。他馬と10~40キロのハンデ差は楽ではないが、馬場が乾いて重めの馬場ならこの馬の末脚には有利。
最軽量の760キロは2頭いるが、ニシキエースに期待。近5走は4連対と好調。前々走の天馬賞では4着に負けたとはいえ、勝ったオレワスゴイから1秒4しか離されていない。
5月のカーネーションカップを制したエンジュオウカンや、牝馬限定重賞に強いトカチプリティーにもチャンスは十分。
オープンでそこそこの走りを見せているギャンブラークインは、別定のプラス10キロがちょっと厳しそう。
馬券はニシキユウからなら、矢野吉彦さんの得意技(?)、総流しでもよさそうだ。
◎ニシキユウ
○フクイズミ
▲ニシキエース
△エンジュオウカン
△トカチプリティー
△ギャンブラークイン