4歳2冠目の銀河賞。オープンクラス730キロで、1クラス下がるごとに10キロ減の別定戦。1冠目の柏林賞を制し、今回のメンバーでは唯一のオープン馬、ライデンロックが実力では断然だが、負担重量の差をどう見るか。
柏林賞では、勝ったライデンロックと2着ウメノタイショウは20キロ差、3着アカダケキング、6着フレイムスワローとは30キロ差。その重量差は今回も変っていない。ただそこから3カ月も経っているだけに、力関係には変化があるはず。実際に、前々走のはまなす賞、前走3・4歳オープンでは、同じ20キロ差でウメノタイショウがライデンロックに先着。特にはまなす賞では、第2障害でヒザをつきながも、最後はよく歩いてオレワスゴイに迫る4着だっただけに、障害さえ切れればさらなる好走も可能。ウメノタイショウにとっては、重賞初制覇のチャンスが巡ってきた。今シーズンリーディングを突っ走る鈴木恵介騎手の勢いにも期待したい。
イレネー記念を勝って以降、重賞ではあまりいいところのないオレワスゴイだが、昨シーズンは準オープンで常に好走。今シーズン、柏林賞こそ惨敗だったが、前々走のはまなす賞では、今回と同じ重賞差でウメノタイショウ、ライデンロックには先着。久々の重賞勝ちという場面もあるかもしれない。
トップハンデのライデンロックにももちろんチャンスはある。
柏林賞で僅差の3着だったアカダケキングは、その後ライラック賞でもウメノタイショウから差のない3着。前走はまなす賞は惨敗だったが、人気がなければ穴として狙っておもしろい。
柏林賞を取消したニシキボスは、その次走のライラック賞でも最下位敗退。ただその後は自己条件で好走を続けているだけに、今一度このメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎ウメノタイショウ
○オレワスゴイ
▲ライデンロック
△アカダケキング
△ニシキボス