今年は全国的に雨が多い。東北地方なんか結局梅雨明け宣言なしだった。東京辺りでは、近年は最低気温28度とかいう熱帯夜も覚悟しなければならないのだが、今年は寝苦しいというほどの夜はほとんどなく、むしろ油断して窓を開けっぱなしで寝ていると、明け方涼しすぎて眼が覚めてしまうほとだ。
北海道は、雨がいつもの年の2倍以上だそうだ。おかげで門別も帯広も湿った馬場ばかり。門別ではあまりレベルの高くないレースでレコードが出たり、ばんえい帯広では第2障害の手前で止めずにそのまま仕掛けるというような場面が何度もあった。自然現象なので誰を責めるわけにもいかないのだが、競馬としては、どちらもあまりおもしろくない。
しかし、今週末の帯広ははようやくそこそこ乾いた馬場での競馬にもなりそうだ。金曜日もピーカン、土曜日も晴れそうだ。
そういう馬場になれば、勝つのはフクイズミ。今シーズン開幕後の2戦は湿った馬場で出番なし。4.6%まで回復した旭川記念は、なんと第2障害を先頭で越えるという積極的なレースぶりで圧倒。北斗賞は7.4%という馬場でまったく持ち味を生かせず4着だった。傾向ははっきりしている。今シーズン6戦して7%以上だった3戦はいずれも4着以下。そして4%台以下だった3戦はいずれも勝利。あまりにもはっきりした結果だ。金曜日はピーカン。土曜日も晴れ。日曜日まで雨が降りそうな感じはなく、そうなれば勝つのはフクイズミ。万が一、ピンポイント予報が外れて当日の馬場が7%以上になるなら狙いは下げるが、たぶんだいじょうぶだろう。
相手は、昨年あっといわせたニシキダイジン。今季の格付けは準オープンで、昨年より10キロ軽い負担重量は有利。
今シーズン充実目覚しいホクショウダイヤが3番手。旭川記念、北斗賞での2着は、その後のレースぶりを見てもフロックではなさそうだ。
今シーズン、早くも重賞2勝のカネサブラックだが、さすがにトップハンデでは強くは推しにくい。
スーパークリントンは、800キロ以上の負担重量で乾いた馬場になれば出番があるかもしれない。
◎フクイズミ
○ニシキダイジン
▲ホクショウダイヤ
△カネサブラック
△スーパークリントン