NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ばんえい3歳牝馬3冠の緒戦。ウィナーミミ、ワタシハスゴイ、タワノアヤカの3頭が180万円クラス、それ以外の7頭が120万円クラスで、10キロのハンデ差がついた。
ばんえい競馬の若駒には、ときに急激に力をつける馬がいる。しかしそうした馬の場合でも、ばんえいの賞金体系ゆえ、なかなかクラスが上がらず注目されにくいことがある。今回、そういう気配を感じるのが、目下2連勝中のヒマワリカツヒメだ。60万円クラスを卒業したばかりだが、今の実力はそれよりも上と見る。
もう1頭、魅力を感じるのがスーパーコマチ。2月に行われたバレンタインカップは、1着ウィナーミミ、2着ワタシハスゴイとほとんど差のない3着。当時は全馬同重量だったのが、今回、上位2頭がプラス10キロのハンデとなれば、有利になるのはスーパーコマチだろう。近5走、今年デビューの新人ジョッキーが手綱をとっていたのが、今回は名手・藤野騎手に乗り替るというのも狙い目だ。
バレンタインカップの上位2頭、ウィナーミミ、ワタシハスゴイも10キロのハンデなら力で押し切ってしまう可能性もある。
コマクインは、シーズン当初ムラ駆けが目立ったのが、ここに来て成績が安定してきた。
ビフカミツエも格下だが、ここ3戦連続連対と好調だ。
とにかく若い3歳牝馬の争いだけに、実績よりも勢いを重視したい。
◎ヒマワリカツヒメ
○スーパーコマチ
▲ウィナーミミ
△ワタシハスゴイ
△コマクイン
△ビフカミツエ