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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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高知・黒船賞/福山・サラ系キングカップ

 21日は、高知競馬、年に一度のお祭り、新人王争覇戦と黒船賞GIII。おまけに条件交流のはりまや盃もある。
 第7レースには「リバーセキトバ号特別」というレースもあり、現在は土佐黒潮牧場で余生を送っているリバーセキトバも、この日は高知競馬場にお目見えするらしい。
 リバーセキトバは、言うまでもなく、第1回黒船賞の勝ち馬。ぼくはあのとき競馬場にいて、ごくまっとうな人気どおりの馬券を買っていたのだが、パドックで鞍上の北野真弘くん(現在は兵庫に所属)の気合を見て、予想とはまったく関係ないリバーセキトバの単勝を500円買い足したのだった。
 だからあのときのことは今でもかなり鮮明に覚えている。
 黒船賞は今年第10回だから、あれからもう9年もたったのかとも思う。
 当時はまだダート路線の層がそれほど厚くなく、メンバーを見ると、なるほど地方馬でも勝てるかもしれないメンバーだなという感じはする。
 その後黒船賞は、フェブラリーSからの間隔がちょうどいいからなのか、GIIIのわりにはチャンピオン級の馬が集まるようになり、地方勢にはなかなか勝ち目のないレースになってしまった。
 ノボジャック(2回)、サウスヴィグラス、マイネルセレクト、ブルーコンコルドと、過去の勝ち馬のうち4頭(5回)がGI勝ち馬となっているというレベルの高さだ。
 あれから高知競馬はレース全体の賞金がだいぶ下がってきているので、近年では残念ながらますます勝つのが難しくなっている。
 地方競馬の中には、近年までアラブ中心だった福山などは別にしても、実はダートグレードをまだ勝っていない地区があるのだが、高知はあのとき勝っておいてよかったと、つくづく思う。
 そして今年のメンバーにもなんとGI馬がいる。ノボトゥルーだ。
 もう11歳で、さすがに無理だろう。
 ここは昨年末の兵庫ゴールドトロフィーGIIIのレースぶりが印象的だったリミットレスビッド。といいたいところだが、今回あたりは人気も落ちるだろうから馬券的にはメイショウバトラーを中心にしてみたい。近走は思い通りのレースができずに結果を出せていないが、ブルーコンコルドに差されたものの、JBCマイルのレースぶりはかなりの可能性を感じさせた。
 地方勢で可能性がありそうなのは、兵庫ゴールドトロフィーでそれほど差のない4着に食い込んだベストタイザン。
 先行して砂をかぶらずにマイペースでレースができたときだけ好走するロッキーアピールが外枠に入ったので、この馬もおもしろいかもしれない。05年のこのレースで3着、昨年2着、とくれば今年は……なんて甘くはないだろうが。
 キングスゾーンは浦和記念2着のときのような勢いが感じられないので見送る。
 ◎メイショウバトラー
 ○リミットレスビッド
 ▲ニホンピロサート
 △ノボトゥルー
 △ベストタイザン
 ×ロッキーアピール
 福山のサラ系キングカップだが、この世代は有力馬のほとんどが牝馬で、それらは当然のことながら日曜日のサラ系クイーンカップのほうに出走してしまった。
 普通に考えれば、そのサラ系クイーンカップを勝ったモモカプリンセスの4着があるサクラハートの実績が上位。
 ほかでは、わりと上のほうのクラスで走っているシルクニューヒット、シークラッカー、キングスターリーあたりでどうだろう。
 ◎サクラハート
 ○シルクニューヒット
 ▲シークラッカー
 △キングスターリー

2007/03/19
重賞予想

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