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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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主役不在のサラ・クイーンカップ

 6月2日、笠松のサラ・クイーンカップはなんとも難解な一戦。重賞勝ち馬がタカノハルビー1頭しかいない上に、重賞出走経験のある馬たちは勝ったり負けたりという相手関係。
 どのレースを重視するかだが、今回と同じコースで行われた新緑賞の結果を素直に信じようと思う。直線は1番人気キムタツプリンセスと3番人気タカノハルビーの一騎打ちとなり、タカノハルビーがクビ差で競り勝った。外を回ったタカノハルビーのほうが終始楽な手ごたえでレースを優位に進め、最後まで抜かせなかったのは着差以上に力の差があると見る。
 キムタツプリンセスはその後の駿蹄賞(名古屋)で8着と惨敗し、マウタンが2着に好走した。ただこのときは勝ったホウライミサイルがマウタン以下を5馬身離す圧勝。こういう1頭だけ抜けた馬がいるレースでは、負かしに行って惨敗した馬や、着を拾いに行って好走した馬などがいて、2着以下の着順というのはそのまま実力差と考えないほうがよい、というのがぼくの考えだ。なので、ここでのキムタツプリンセスの惨敗は参考外と考えることにする。
 そのほかで勝負になりそうなのは、コホウサンデーくらい。年明けは重賞と中央を交互に使い、前走笠松で3歳1組のレースを勝った。今回のメンバーなら勝ちきれるだけの力をつけていても不思議ではない。
 判断に悩むのが中央から転入緒戦となるセントルイスガール。中央では小倉2歳S・2着や、エルフィンS・3着という実績があるが、ここまでダートは未経験。こういう馬がダートグレードに出てきたときは迷わず切るのだが、いかんせん地区限定の牝馬重賞なら潜在能力だけで勝負になってしまうということも十分考えられる。調教や能検の状態で判断することになるのだろうが、それを見ることができないのが予想の上では苦しいところ。あまり手を広げてもしょうがないので、来てしまったら諦めることにして今回は見送ることにする。
 印をつけるなら、◎タカノハルビー、○キムタツプリンセス、▲マウタン、△コホウサンデーとなるが、どの馬にもこれといった強調材料がないだけに、馬券はオッズを見て強弱をつけながら4頭のボックスということになるだろう。

2006/06/01
重賞予想

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