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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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栗駒賞は地元の実績馬2頭から

 7月2日、水沢競馬場では、古馬による1400メートルの重賞・栗駒賞が行われる。
 フルゲート12頭に、他地区からは北海道1頭、船橋1頭、大井2頭の計4頭が遠征してきた。岩手は何年か前から重賞のほとんどを他地区にも開放するようになり、当初は遠征馬もそれほど多くはなかったが、昨年あたりから遠征馬が目に見えて増えてきたような気がする。
 地方競馬の場合、特に古馬の重賞レースではいつも同じような顔触れになることも少なくないが、他地区からの遠征馬が入ることによって、馬券検討の興味は格段に増す。
 短期的には他地区の陣営に賞金をもって行かれてしまうというデメリットはあるかもしれない。しかし長い目で見れば、ファンの興味を惹き付けたり、それによって他地区でも追随して重賞を開放するようなところが出てくるであろうから、地方競馬全体のことを考えればメリットのほうがはるかに大きいと思う。
 さて、栗駒賞だが、地元岩手勢の力関係は、前哨戦の姫神賞の着順どおり、タイキシェンロン、ベルモントシーザー、オリエントボスという順位づけでよさそうだ。特にタイキシェンロンは昨年11月以降は3着が1度あるだけで、それ以外は連対を外していない。距離についても、この1400からマイルあたりで力を発揮する。
 南関東勢だが、ハタノアドニスは昨年のJBCスプリントGI2着でアッと言わせたが、その後はダートグレードで着外続き。ベルモントソレイユも2月の報知グランプリカップ3着があるだけで、1年以上勝ち星から遠ざかっている。バニヤンドリームはB1B2を接戦で勝ったばかり。と、いずれも決め手に欠ける。
 ならば前々走の赤レンガ記念でジンクライシスの2着している北海道のタイギャラントでもイケそうな気がする。その赤レンガ記念では、一昨年まで岩手で活躍していたバンケーティングを6馬身ちぎっている。
 そして地元勢と他地区勢の比較だが、今回は他地区勢にあまり強く推せるような馬がいないだけに、得意の距離でもあり地元2頭を中心に見てよさそうだ。連下に、タイギャラント、ハタノアドニス、ベルモントソレイユまで。順番はともかく、この5頭の組み合わせで3連単までイケそうな気がする。
 ◎タイキシェンロン
 ○ベルモントシーザー
 ▲タイギャラント
 △ハタノアドニス
 △ベルモントソレイユ
 さらに、印はまわらなかったものの、気になる馬が1頭。全国をさすらう内田利雄騎手が手綱をとるローランボスコだ。昨年も、期間限定で岩手に所属しているときに、マーキュリーカップGIIIで騎乗した経験がある(12着)。また、4月のまんさく賞では、鞍上は内田利雄騎手ではなかったが、10番人気という低評価ながらタイキシェンロンを2馬身差で退け波乱の立役者となった。穴をあけるならこの馬だろう。

2006/06/30
重賞予想

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