今年の『兵庫チャンピオンシップ』は、かなりのいいメンバーが揃ったわけですが。
蓋を開けてみれば、断然の一番人気【コパノリッキー】の快勝劇でした♪
高知から遠征して来た【マインダンサー】がロケットスタートを決めるも、外から【コパノリッキー】がスーっと迫ってハナに立ちます。
後はもう、終始余裕の手応えでそのまま逃げ切り勝ち☆
2着は6馬身差で【ベストウォーリア】、さらにその後ろは9馬身離しているわけですから、【コパノリッキー】の強さが際立ったレースでした!
福永祐一騎手
「今日は掴まってるだけでした(笑)。
前走はスタートでちょっと滑ったし、園田の1870mはスタートで滑りやすいんでね、そこだけ気を付けていました。
行く馬がいたら2,3番手でもいいし、楽ならハナ行きますとオーナーにも話してありましたけど、楽にあの形になったんでね。
最初のコーナーで勝ったと思いました。
本当に強いレースだったし、重めのダートもこなしてくれたんで、これからさらに楽しみですね」
小林祥晃オーナー
「今までは【ラブミーチャン】で遠征に来ていたから、地方のオーナーとしてだったけど、中央のオーナーとして勝つとまた一味違うものですね。
今日は人気に応えて強い勝ち方をしてくれて、本当に嬉しいです。
この後は、『日本ダービー』か『ジャパンダートダービー』か、それとも両方行くか村山調教師と話し合いながら決めます。
もし、今日やっと勝つようなら『日本ダービー』は諦めようと思っていたけど、ここまで強い勝ち方をしてくれたんでね。選択肢が広がりました」
ということで、ダブルダービーの可能性もあるそうですよ。
どんなローテーションを歩むにしろ、この強さを見たら、今後が本当に楽しみになりました!
2着は3番人気【ベストウォーリア】。
一周目では、ちょっと掛かり気味の場面がありましたが...
岩田騎手が内に入れて馬群の中に入ると、落ち着きを取り戻しました。
最後はしっかりと伸びていたし、【コパノリッキー】に負けはしたものの、3着以下を9馬身離してのもの。
この馬の強さもしっかりと証明したレースでした!
この日は子供の日が近いということで、誘導馬のメイショウシャークくんは、鯉のぼりを背負ってお仕事。
こういう心使いは微笑ましいですよね♪
もちろん!
マコーリーおじいちゃんも頑張っていましたよ!!
昨日高知競馬場で行われた、『第4回福永洋一記念』。
お天気も持ってくれたし、初の祝日開催ということで、入場者数・売上共にこれまでで一番の数を記録したそうです♪
毎年福永洋一さん祐一さん親子と、さらに福永家と縁の深い方々が来場して盛り上げてくれるのですが。
今年もかなり楽しい一日となりました!
まず最初のイベントは...高知のゆるキャラ大集合!!
福永祐一騎手を囲んでパチリ☆
祝日ということで子供たちがたくさん来ていたので、さまざまなゆるキャラに会えて喜んでいましたよ。
そして、祐一騎手と共に、武豊騎手、杉本清アナウンサーがトークショーを行いました!
祐一騎手のご結婚のお話から始まって、杉本さんが洋一さんの結婚式の司会をした話など、普段はなかなか聞くことのできないお話を聞かせてくれました。
武騎手にとっても、洋一さんは憧れの存在だったそう。
「僕が子供の頃、まだ厩舎に住んでいた時に洋一さんが家に来て、『お父さんいるか』って僕に聞いてくれたんですよ。
憧れの人に話しかけてもらえて、嬉しくて走り回ってました(笑)。
お正月には破格のお年玉をくれたし、カッコいいしとにかく憧れでしたね」
と、当時を懐かしみながら語っていました。
続いては...
楽しみにしている方も多かったんじゃないでしょうか!
祐一騎手と武騎手による、アイスクリンお振舞です♪
先着200名様に、お2人から直接手渡されて、ファンの方々も小さな子供たちも、すっごく喜んでいました。
あまりの大盛況に、200名分がすぐにはけてしまい、並んだ方全員にアイスクリンを渡すことは出来ませんでしたが...
握手や写真撮影なども気軽に応じて下さって、とても和気あいあいとした雰囲気でした。
今年はさらにスペシャルイベントとして、『福永祐一騎手とディナー』が行われました!!
この日配布された「福永家へのメッセージカード」を投函された方の中から、抽選で選ばれた5組10名様限定の特別プラン。
高知競馬場イベントスペースにて、高知の有名店『グランディール』のコース料理を、祐一騎手と一緒に味わう...
これはもう本当にプレミアムなイベントですね。
参加された方は、特別な時間を過ごせたのではないでしょうか☆
...第4回福永洋一記念のリポートは、まだまだ続きます!
これまで何人もの、他地区の若手ジョッキーを受け入れて来た高知競馬場。
現在武者修行に励んでいるのは、船橋の山頭信義騎手と山中悠希騎手です。
まずは、1年先輩の山頭騎手からご紹介します。
『ガシラ』の愛称で親しまれている山頭騎手は、ムードメーカー的存在というか、みんなからいじられる弟キャラ。
10月に高知にやって来て、最初の予定だった4月7日までの期間限定騎乗から、9月15日まで延長を申請しました。
「調教でもレースでもたくさん乗せてもらえるので、少しずつ自分の技術が良くなっている気がします。
追う姿勢が前よりも低くなったし、仕掛けどこともなんとなくわかって来ました。
この前は3週連続で勝つことが出来て、すごく嬉しかったです。
やっぱり、勝つことが一番の自信になるし、人気薄の馬でもどう乗ったらいいのかとか、前よりも深く考えられるようになりました。
9月まで延長したので、このまま一生懸命修行して、もっともっと上手くなりたいです。
それで南関東に帰ったら、活躍したいです!」
もう1人の山中騎手は、2012年に船橋デビューも初勝利を挙げることが出来ないまま高知にやって来ました。
高知で初勝利を挙げると、自信を得たのか今年はすでに10勝を挙げる活躍を見せています!
この日も見事勝利を飾り、この笑顔☆
「たくさん乗せてもらっているので、本当に楽しいですね。
レースでも1日8頭とか乗せてもらっているし、中には重い印が付く馬にも乗せてもらえるので。
こっちに来て、馬に接する時間が長くなりました。
頑張れば乗せてもらえるので、気持ちの問題も違う気がします。
デビューして半年で高知に来ることを決めたんですけど、やっぱり地元を離れるわけですから、勇気も要りました。
でも周りの方々に相談したり、山頭先輩も一緒だったので。
思い切って来てみて、本当によかったです!
目標は...山頭先輩と同じく9月まで延長したので、1年で30勝を越えるようにしたいです!」
高知競馬場でキッカケを模索している若武者たち。
南国土佐の人々の温かさに育まれて、1段階も2段階も成長してくれそうですね。
先輩たちのように...がんばれ!ヤングジョッキーズ!!!
ちょっと時間が経ってしまいましたが...
『黒船賞』当日の、高知リポートをお届けします。
この日は本当にお天気がよく、特別コーナーのフードコートも家族連れで賑わっていました☆
わたしが頂いたのは...土佐ジローラーメン!
サッパリしたスープの中に、カリカリの鶏がアクセントになっていて、とっても美味しかったです!
デザートは高知名物アイスクリン。
天気がいいと、いくつでも食べられますね♪
『黒船賞』は、1番人気の【セイクリムズン】が堂々の勝利。
岩田康誠騎手
「最後はダイショウジェットに来られたけど、まだ余裕がありました。
連覇をすることが出来たし、今年もまたここから上がっていくと思うので、ぜひJBCという目標に向かって頑張って欲しいです!」
レースぶりはもちろんですが、パドックでも黒光りする体で一際目を引いていました。
特に肩の筋肉が一歩ごとに波打って、改めてものすごい体だな...と息を飲んでしまいました。
来週の『東京スプリント』に出走予定ということですから、昨年と同じく連勝を期待しています。
2着の【ダイショウジェット】は、561キロと超大型馬ですが、小回りを上手に使って追い込んで来るのはさすが!!!
柴山雄一騎手
「4コーナー手前でセイクリムズンが内から来たのがわかったので、外からプレッシャーかけようと思ったんですけど...、手応えがいいから出られちゃいました。
流れが速くなって、思った通りのレースでした。
本当によく詰め寄ってくれましたね」
3番人気に推された【ラブミーチャン】は6着。
福永祐一騎手
「最後の最後に止まってしまいました...。
向正面からプレッシャーをかけられて、かなりキツイ展開でしたね。
前回のレースで速い時計で走っていたので、その後少し疲れもあったようです。
また次巻き返したいです」
レースの後には、福永祐一騎手による、福永洋一記念に向けたトークショーがありました。
今年の開催日は4月29日。
祝日ですから、例年以上に盛り上がりそうですね。
さらに。
福永洋一記念をアピールしてくれたのは...
高知の妖精☆別府真衣騎手。
17日に400勝を達成しました!!!
「やっと達成出来ました。
400勝直前に落ち込むこともあったんですけど、マカオに行って吹っ切れました。
今回のマカオ遠征は2週間だったので、さすがに2週間こっちで乗れないのは...と思ったんですけど、思い切って行って良かったです。
芝は初めての経験で、ずっと乗ってみたかったので嬉しかったですね。
本当にいい経験をさせていただきました。
また機会があったら、どんどん海外に行きたいです!
次なる目標は...
400勝して、やっと宮下瞳さんの記録に手が届くところまで来たのかなと。
1位になるまでは、辞められません!!」
韓国での武者修行、そしてマカオの招待レースを経験し、どんどん進化を遂げているマイーゴ。
ジョッキーの技術だけでなく、どんどん綺麗になっているのもすごいですよね。
それでは最後に。
マイーゴのお父様、別府真司調教師の微笑をどうぞ。
高知はいついっても、みなさんが歓迎してくれて本当に癒されます☆
別府先生、ご協力ありがとうございました!
名古屋所属の【ピッチシフター】が、阪神競馬場で行われた『チューリップ賞』に出走しました!
【ピッチシフター】は門別でデビュー。
ダートグレード競走『エーデルワイス賞』で2着に大健闘して注目を集めると、名古屋移籍後はわたしも出演している競馬番組〈競馬展望プラス〉の企画でレース名を付けた、『KBS京都 展望プラス澤ブー賞』を快勝☆
その後は『ライデンリーダー記念』『園田クイーンセレクション』と牝馬重賞を連勝して、今回のレースに挑みました。
パドックに登場した【ピッチシフター】は、初めての阪神競馬場にも全く動じる様子はなく、ゆったりと落ち着いて歩いていました。
この日は前走からマイナス2キロの418キロでしたが、実際の体重よりも体を大きく見せていて、冬毛が多少伸びているものの、肩の辺りにがっちりと筋肉がついていて思った以上にゴツイ体つき。
騎乗命令がかかると、スイッチが入ったようにクビをググっと前に伸ばしてハミを取り、脚の運びも力強くなりました。
レースは後方2番手から、内々をロスなく回りましたが14着という結果に。
それでも上がって来た岡部誠騎手からは、前向きな言葉がこぼれました。
「そんなに悲観する内容じゃないですよ。終いまでしっかりと走れていましたから。
芝に関しても特に問題ないし、徐々に中央のペースに慣れてくればもっと走れると思います。
このメンバーに入ったらね、普通だったら直線で離されますよ。
でもこの仔はしっかりと付いて来てくれましたから。
この内容なら、グランダム・ジャパンとかでは相当活躍出来るんじゃないですかね」
この日の岡部騎手は、7Rで勝利を収め、単勝3,410円という高配当を演出しました☆
中央の舞台でも、しっかりと存在感をアピールしてくれましたね!
川西先生によると、【ピッチシフター】はグランダムの3歳シーズンを戦う予定で、さらに大目標は『東海ダービー』とのこと。
川西厩舎では、【アムロ】【マイネルセグメント】と2連覇中ですから、3連覇目指して頑張って欲しいです!
今回の挑戦を糧に、さらにパワーアップした【ピッチシフター】を見せて欲しいですね。