◆笠松:後藤佑耶厩舎 明星晴大(みょうじょう・せいだい)
出身地:愛媛県
騎手を目指した動機:父が公営競技の選手(競輪選手の明星晴道さん)で、自分も公営競技の選手になりたいと思っていました。中学生の時に初めて高知競馬へ行った時、レースのスピード感と迫力に魅力を感じ、騎手になりたいと思いました。
目標とする騎手:渡邊達也騎手
将来の目標:1年目からたくさん勝ち星を挙げて、東海を代表する騎手になりたいです。
◆名古屋:井上哲厩舎 望月洵輝(もちづき・じゅんき)
出身地:愛知県
騎手を目指した動機:テレビで初めて競馬を見た時に、こういうスポーツがあるということを知り、乗馬を始めました。体を動かすことも動物も好きだったのですぐにのめりこみ、騎手になりたいと思いました。
目標とする騎手:加藤聡一騎手、岡部誠騎手
将来の目標:全国リーディングになることと、勝ちたいレースは名古屋グランプリです。
◆兵庫:長南和宏厩舎 塩津璃菜(しおつ・りな)
出身地:岡山県
騎手を目指した動機:小学校4年生の時にたまたまテレビで競馬を見て、騎手が乗っている姿がかっこいいなと思って乗馬を始めました。身長が低く体重も軽かったので、騎手を目指しました。
目標とする騎手:石堂響騎手
将来の目標:周りの方々に信頼され、誰にも負けない騎手になりたいです。
◆兵庫:柏原誠路厩舎 新庄海誠(しんじょう・かいせい)
出身地:兵庫県
騎手を目指した動機:実家のすぐ近くに園田競馬場があり、小さい頃から父に連れられよく見に行っていました。自分の体形が小さかったこともあり、騎手という職業に憧れて目指しました。
目標とする騎手:川原正一騎手
将来の目標:兵庫リーディングを獲って、地元を背負って全国で活躍したいです。
◆兵庫:栗林徹治厩舎 高橋愛叶(たかはし・まなと)
出身地:兵庫県
騎手を目指した動機:父と園田競馬場へ行き、騎手と馬が人馬一体となってゴールを駆け抜けていく姿を見てかっこいいなと思ったからです。
目標とする騎手:下原理騎手、鴨宮祥行騎手
将来の目標:勝ちたいレースは園田金盃とダービーです。2000勝できるような騎手になりたいです。
◆兵庫:高馬元紘厩舎 土方颯太(ひじかた・そうた)
出身地:岐阜県
騎手を目指した動機:小学校6年生までは野球をしていましたが、体が小さいこともあって大きい打球が打てず悩んでいた時、父から体が小さくても活躍できる騎手という職業があると勧められたのがきっかけです。
目標とする騎手:川田将雅騎手
将来の目標:園田リーディングになって、世界でも活躍できるジョッキーになりたいです。
◆高知:工藤真司厩舎 城野慈尚(しろの・ちかなお)
出身地:徳島県
騎手を目指した動機:中学2年の冬に高知競馬場へ行き、騎手と馬が目の前を駆けて行く姿や、場内に響く蹄音などの迫力が忘れられず、体格が騎手として恵まれていたこともあって目指しました。
目標とする騎手:多田羅誠也騎手
将来の目標:年間100勝したいです。勝ちたいレースは高知優駿と高知県知事賞です。
4月1日に騎手免許を取得する、地方競馬教養センター騎手課程第105期生をご紹介します。
地方競馬恒例の北にある競馬場所属から。
◆北海道:小野望厩舎 藤田凌駕(ふじた・りょうが)
出身地:愛知県
騎手を目指した動機:動物が好きで乗馬を習っていたところ、中京競馬場で初めて競馬観戦した時に馬が全力で走っている姿に感動し、自分の小柄な体を活かしたいと思ったから。
目標とする騎手:小野楓馬騎手
将来の目標:勝ち星を重ねて北海道を代表する騎手になりたいです。勝ちたいレースは北海優駿です。
◆岩手:菅原勲厩舎 坂井瑛音(さかい・えいと)
出身地:東京都
騎手を目指した動機:競馬が好きな父の影響もあり、テレビで競馬を見ることが多かったです。夢は野球選手でしたが体格的に難しいと悩んだ時、父から騎手という職業を教えてもらい、とても魅力的に感じたので。
目標とする騎手:坂口裕一騎手
将来の目標:菅原勲さんの記録を一つでも抜けるような騎手になりたいです。
◆浦和:小久保智厩舎 千野稜真(ちの・りょうま)
出身地:埼玉県
騎手を目指した動機:高校2年生の夏頃に、たまたまネットの記事で競馬を見る機会があり、自分も騎手になってレースに乗りたいという気持ちが芽生えました。親に相談したら最初は反対されましたが、無理を言って乗馬の学校に通わせてもらい、騎手を目指しました。
目標とする騎手:保園翔也騎手
将来の目標:南関東を代表する騎手になりたいです。
◆船橋:佐藤裕太厩舎 山本大翔(やまもと・つばさ)
出身地:神奈川県
騎手を目指した動機:小さい頃からサッカーをしていましたが、体が小さいことで苦労していました。そんな時に小柄な体を活かせる騎手という職業を知り、動物が好きだったので、人馬一体となって走れる騎手になりたいと思いました。
目標とする騎手:岡村健司騎手
将来の目標:南関東リーディングになって、日本を代表する騎手になりたいです。
◆大井:鈴木啓之厩舎 高橋優(たかはし・ゆう)
出身地:北海道
縁故関係:父方の祖父・高橋ファームを経営、母方の祖父・中塚猛調教師(兵庫)
騎手を目指した動機:幼い頃は競馬場に住んでおり、その頃から勝負服を覚えたりしていました。乗馬を習い、学年が上がるにつれて騎手になりたいという気持ちが強くなりました。競馬一家に生まれましたが、生産牧場や調教師などで、縁故関係で騎手だけがいないので、自分がそれを達成したいと思いました。
目標とする騎手:笹川翼騎手
将来の目標:年間100勝して、南関東のリーディング争いができる騎手になりたいです。勝ちたいレースは東京大賞典です。
◆川崎:山崎尋美厩舎 加藤雄真(かとう・ゆうま)
出身地:福島県
騎手を目指した動機:小学校2年生の時に父と一緒に第80回日本ダービーを見に行きました。その時に勝ったキズナと武豊騎手に憧れて騎手を目指しました。
目標とする騎手:山崎誠士騎手、ジョアン・モレイラ騎手
将来の目標:全国リーディングになって、全国の重賞に呼ばれるような騎手になりたいです。
◆川崎:鈴木義久厩舎 佐野遥久(さの・はるく)
出身地:静岡県
騎手を目指した動機:小さい頃から馬に乗っていて、レースを初めて見たときに自分も大舞台でレースをしてみたいと思いました。
目標とする騎手:町田直希騎手
将来の目標:常に南関東リーディングを争えるような騎手になりたいです。
【年度代表馬、4歳以上最優秀牡馬、最優短距離馬】イグナイター(兵庫)
野田善己オーナー
「昨年は他にもGIを勝った馬がいましたし、ハイレベルな中で選んでいただき、本当に嬉しいです。
2年連続で年度代表馬を受賞している馬たちは伝説級の馬ばかりなので、フェブラリーステークスの結果には満足していません。
JBCスプリントを勝ち、フェブラリーステークスがあの内容でしたから、結果的にはやはり1200mが合うのだと感じています。
JBCのレース前までは若干短いかなと思っていましたが、彼をGI馬にするという目標に向かって新子先生にもご負担をお掛けしましたし、JBCのゴール前はいろいろなことが走馬灯のように蘇ってきました。
フェブラリーステークスではたくさん応援をいただいたのに、結果を出すことができず申し訳ございません。
勝ちに行く競馬でやりたいレースはできましたが、前半の3ハロンのラップを見てダメだなと...。
それでも直線入り口辺りからはどこまで粘れるだろうかという姿を見せてくれて、本当に偉い子だと思います。
もともとサウジを断念した理由が検疫馬房が確保されていないということで、その部分は完全に払しょくされたわけではないのですが、次走はドバイゴールデンシャヒーンの予定です。
僕にとっては宇宙旅行に行くような気持ちですが、勝てばNARだけではなく日本馬初(ドバイゴールデンシャヒーンでは、日本馬は2着が最高)になりますので、頑張ってきます」
新子雅司調教師
「2年連続年度代表馬を受賞するというのはなかなかできることではないので、嬉しいです。
JBCに関しては、状態も良く勝つ気満々でした。
直線抜け出してからはすごく長かったです。
いつもの3倍くらい長く感じました。
昨年の秋くらいから馬が変わって、体つきはもちろん、精神的にも大人になりました。
フェブラリーステークスは勝ちに行った結果11着でしたが、見せ場は作ってくれました。
ドバイは前々から目標にしていたレースで、今のイグナイターが行かなければ、兵庫からチャレンジする馬はいなくなってしまうのではないかと思っています。
フェブラリーステークスの借りはドバイで返したいです。
兵庫のイグナイターから世界のイグナイターになれるよう頑張ります。応援よろしくお願いいたします」
【3歳最優秀牡馬】ミックファイア(大井)
渡邉和雄調教師
「無敗で三冠を獲ることができて、とても名誉なことだと思います。
羽田盃はただただそこにたどり着けるか不安でしたが、東京ダービーは無事に行ってくれれば(勝てるのではないかと)一番緊張しました。ジャパンダートダービーは思いのほか楽しむことができましたね。直線で交わしてくれると思ったところからは、夢のような時間でした。
(ここまで活躍すると思っていた?)新馬は勝ってくれるだろうと思いましたし、2戦目のタイムも速かったので活躍はしてくれるだろうとは思いましたが、まさか無敗で三冠を勝つまでとは想像していなかったです。
(フェブラリーステークスを振り返って)全能力を出せればもう少しやれるのではないかと思いましたが、中間も少し順調さを欠いた場面がありましたし、芝スタートや内で揉まれるという初めての経験の中で、今後に希望が持てる内容だったと思います。
今年はチャレンジャーの立場で、いろいろなことにチャレンジしたいです。
最大目標は12月のチャンピオンズカップです。
そこまでパワーアップして、体調を整えて挑めるよう頑張ります。
昨年は素晴らしい応援をありがとうございました。
フェブラリーステークスでもミックファイアのぬいぐるみを持ってパドックで応援している方を見かけ、胸が熱くなりました。
まだまだ超えなければならない壁があります。これからも熱烈な応援をよろしくお願いいたします」
御神本訓史騎手
「素直に嬉しいです。
三冠が獲れるような馬が誕生するんだという想いと、その鞍上が自分だったということで2つの驚きがありますね。
羽田盃は急遽の依頼でしたが、そこから始まったミックファイアとの三冠戦線は今も色あせず自分の中に鮮明に残っています。
東京ダービーはすごく緊張しましたが、ジャパンダートダービーはあまり緊張せず、(競馬場の熱気や御神本コールなど)すばらしい雰囲気の中で三冠を達成することができました。
フェブラリーステークスでは乗り馬がいて僕が鞍上ではなかったですが、もしまた依頼をいただけるなら、そこに向けてしっかりと調整したいと思います。
たくさん応援していただき、ありがとうございます。
これからもミックファイアが走る時に、応援よろしくお願いいたします」
【特別賞】的場文男騎手(大井)
「初騎乗から50年ということでこのような賞をいただけて嬉しいです。
応援してくれたファンの方々に感謝しています。
自分も騎手として一生懸命頑張ってきたので、そういう姿を見て周りの方々が乗せてくれたのではないでしょうか。
レースではファンの方にとって勝つことが大事ですので、勝つことを考えて乗ってきました。
この年になってなかなか勝てなくなって、一つ勝つのがこんなに難しいのかと実感しています。
その中で7400勝以上も勝たせてもらっているというのは本当に感謝ですね。
若手も一生懸命頑張っています。大井では笹川くん、矢野くんも頑張っているので、このまま一生懸命頑張ってくれたらと思います。
今回は50年乗ったご褒美でこのような賞をいただくことができました。
ファンの皆様のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです」
【特別賞】チーム・マンダリンヒーロー
【特別表彰馬】マンダリンヒーロー(大井)
新井浩明オーナー
「こういう賞をいただけて嬉しいです。勝ったわけではないのに挑戦したということで選んでいただき、ありがとうございました。
正直、2月の雲取賞でヒーローコールに負けて、僕自身はアメリカに行く気はなかったんですけど、藤田先生がどうしてもというので行きました。
ちょうど日程的に大谷選手の試合が見られそうだということもあって行くことにしたのですが、今思うとよくサンタアニタダービーで2着に来てくれたなと思います。
ケンタッキーダービーはスタンドの前をずっと歩いていくのですが、とてもいい思い出になりました。
チャレンジすることが決まってから、たくさんの方に応援していただきましたが、正直に言うと僕の周りからは「そんな無謀なことやめなさい」と言う人もいました。
ケンタッキーダービーにも出走することができて、とても運のいい馬だと思います。
この後もとりあえず無事にケガなく走って欲しいです」
藤田輝信調教師
「とても嬉しいです。特にチームに対していただいたというのが嬉しいです。
アメリカ遠征に挑戦する上で、いろいろな方々に助けていただきました。とても感謝しています。
サンタアニタダービーでレース前から、2着ならケンタッキーダービー、3着ならプリークネスと言っていて、2着になった時にはとても嬉しかったです。
ただケンタッキーダービーへの出走は簡単ではなくて、なかなか出走が決まらず調整も難しかったと思いますが、堀田優志厩務員や現地スタッフに感謝しています。
ケンタッキーダービー当日は、やっとこの舞台に来たのかと感慨深いものがありましたし、15万人のお客様の前を歩く、1秒1秒が宝物になりました。
またこれからも強いマンダリンヒーローをお見せできるよう頑張ります。
今後の目標は中央交流を勝つこと、また海外にもチャレンジしたいです」
堀田優志厩務員
「このような場になかなか来ることがないので、とても感謝しています。
アメリカ遠征は初めてのことだらけで難しいこともありましたが、日本でもアメリカでも馬に対してやることは変わらないので。
現地スタッフの方がマンダリンヒーローと自分のことを第一に考えてくれたので、問題なく調整することができました。
サンタアニタダービーで2着になった時、嬉しかったのは当然ですが、大井から初めてのアメリカ遠征だったので、ここで恥ずかしい競馬をしたら後に続く馬がいなくなってしまうと思っていたので、勝てなかったけれどホッとしたというのが正直な気持ちです。
サンタアニタダービーでは緊張していましたが、ケンタッキーダービーはご褒美の時間だと思ってチャレンジしました。
あんなに大観衆の前を歩かせていただいて、いい記念になりました。
今後もマンダリンヒーローに対しては、無事にケガなくということが一番で、やることは変わりません」