
このレースが地方全国交流となった2018年以降の7回で、南関東4勝、北海道2勝で、地元岩手は2020年にエイシンハルニレが制したのみだが、それにしても名古屋からの転入3戦目だった。その後の4年間では地元岩手所属馬は3着が2回だけと苦戦している。今回も南関東、北海道からの遠征勢が強そうだ。
大井のキエティスムは北海道所属として出走した盛岡・ジュニアグランプリが5着だったが、大井移籍後は1200メートルのみを使わて2勝。前走の勝ちタイム1分12秒2は、重馬場とはいえ重賞レベル。交流となって以降、地元岩手は1勝と書いたが、岩手所属騎手は4勝。遠征有力馬に地元騎手が騎乗することもめずらしくなく、山本政聡騎手は2022年に浦和のスターオブケリーで制している。
2番手評価も大井のヨシノダイセン。デビューから短距離のみを使われ1200メートルで2勝。前走優駿スプリントトライアルは、本番の優駿スプリントに向けて有力馬が出走するだけに、そこでの4着は評価できる。キエティスムの1分12秒2は破格だが、この馬の1分13秒1も優秀なタイム。
北海道のトレヴェナは、ここまで12戦して1勝のみだが、3着を外したのが2回のみ。重賞では他地区遠征も含めて2着・3着が2回ずつ。そのうち2着2回が門別の1200メートル戦だけにこのメンバーなら能力上位。山本聡哉騎手は、交流になって以降、船橋、岩手、北海道の馬で計3勝を挙げている。
もう1頭北海道のエターナルウインドには期間限定騎乗を延長した船橋の山本聡紀騎手。門別では1200メートル以下のみを使われ、3勝はいずれも2歳時だが、2走前の古馬B3B4特別(1000メートル)でクビ+クビ差の3着は評価できる。
地元岩手勢では、1400メートルの重賞2勝を挙げているポマイカイが上位食い込みを狙う。イーハトーブマイルを制したユウユウコラソンは久々の1200メートルがどうか。
◎9キエティスム
◯6ヨシノダイセン
▲11トレヴェナ
△8エターナルウインド
△7ポマイカイ
△10ユウユウコラソン
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