10日に金沢競馬場で行われた『金沢シンデレラカップ』は2番人気だったマナバレンシアが勝利。
騎乗した柴田勇真騎手と共に人馬初重賞制覇となりました!
柴田勇真騎手に喜びの声を伺いました。
赤見:初重賞制覇、おめでとうございます!
柴田:ありがとうございます。念願のっていう感じで、すごく嬉しいです。
赤見:かなりの大接戦でしたが、ゴールした瞬間勝ったことはわかりましたか?
柴田:勝ったかな、届いたかな、というくらいでした。
直線向いた辺りから、前止まってるぞと、これは行けるんじゃないかって思っていました。
赤見:かなり速い流れでしたが、道中はどんなことを考えていました?
柴田:前が速かったので、内でじっとしていようと思っていました。
どこから行くかというのはもう乗っている感覚で、ここでこうしようとかは考えていなかったです。
直線内にいたんですけど、外に切り返せるタイミングがあったので、外に出してからもう1回ハミを取ってくれたんです。
展開に恵まれた面はありますが、そこからの脚は僕もびっくりしました。
赤見:マナバレンシアはどんな馬ですか?
柴田:もうかなりやんちゃ娘ですよ(笑)。調教でも馬場に入ってからクビを下にもぐらせたりして、よく落ちそうになります。
毎日大変なので、それもあって余計に嬉しかったです。
赤見:柴田騎手ご自身のことを伺いますが、大きな怪我もあり、勝負服も変えたり、デビューからの6年でいろいろなことがありました。
柴田:ありましたね。本当にしんどい時期もありました。
特に怪我の時ですけど、入院していた時にはただ目の前の出来ることをやろうと思っていました。
復帰してからは周りの方々に支えていただいて。
乗せてくれる関係者の方々、特に金田厩舎、厩務員さん、馬主さん、本当にたくさんの方のお陰です。
赤見:その金田厩舎で勝てたというのも大きいですね。
柴田:そうなんです。そこも嬉しかったですね。
マナバレンシアの担当の厩務員さんとすごく仲良くて、年下なんですけど、「このレースはこうだよ」とかいろいろ教えてもらったりしているんです。
赤見:何ていうお名前の方ですか?
柴田:辻加武斗(かぶと)君です。
赤見:もしかして装蹄師の辻さんの関係者ですか?
柴田:そうです!息子です。
子供の頃はよくポニー競馬とか草競馬に乗っていて、騎手を目指していたんですけど、かなり体が大きくなって、今は厩務員さんとして頑張っています。
赤見:わたしもポニー競馬の時にお会いした記憶があります。若い世代2人で結果を出したというのも嬉しいですね。
柴田:本当に嬉しいですね。いろいろ相談しながらやって来たので。
マナバレンシアはさっきも言いましたけどかなりやんちゃで、嫌気が差すとやめてしまったりする面もあるんですけど、能力は相当高いと思うので、今後も楽しみですね。
赤見:では、ご自身の今後の目標を教えてください。
柴田:ずっと重賞を勝つことを目標にして来たので、今回達成出来て嬉しいです。
今後もマナバレンシアで勝ちたいですし、他の馬たちともいろいろな重賞を勝ちたいです。
これからも頑張りますので、注目していただけたら嬉しいです。