11日に金沢競馬場で行われた兼六園ジュニアカップは、牝馬ながら56キロを背負ったサブノタマヒメが、デビューから無敗の6連勝を果たしました。
管理する金田一昌調教師にお話を伺いました。
赤見:兼六園ジュニアカップ制覇、おめでとうございます!サブノタマヒメは56キロでも強かったですね。
金田:ありがとうございます。強かったですね。
先頭に立ってからはハミを外してフワフワしていて、後ろから馬が来れば来るだけ伸びましたから、着差はクビ差でしたが差し切られることはないだろうなと思っていました。
砂を被っても怯まないですし、これでまだ目一杯走ったことがないわけですから、どのくらい強いのか正直まだわからないなという印象です。
赤見:デビュー前から期待が高かったんですか?
金田:セリでオーナーに買っていただいた馬ですから、もちろん期待はしていました。でも正直ここまで走るとは...、期待以上に頑張ってくれていますね。
赤見:普段はどんな性格なんですか?
金田:大人しいんですよ。人間で言えばちょっとダラダラしているタイプっていうんですかね(笑)。
特に2戦目くらいまでは前脚の出が硬くて、「大丈夫なのかな?」と思うくらいでした。
でも使っていくうちにどんどん良くなっていって、金沢プリンセスカップの時の調教ではかなりいい動きをするようになっていました。
これは相当走るなと感じたんですが、現状はそれ以上の走りですから、今後どこまで強くなるかはまだわからないですね。
赤見:今後の予定というのはいかがですか?
金田:11月には地元で2歳戦が2つありますから、どちらかに出走したいと考えています。
赤見:10日(火)の金沢シンデレラカップ(1500m)か、22日(日)の金沢ヤングチャンピオン(1700m)ですね。
金田:そうですね。間がないですから両方というのは難しいので、馬の様子を見ながらオーナーと相談して決めます。
赤見:女の子は食が細い馬も多いですが、サブノタマヒメはいかがですか?
金田:それがすごくよく食べるんですよ。その点は調整する上でとても心強いですね。
今後は他地区の馬とも戦って行く機会があると思いますので、しっかり調整して、金沢にも強い馬がいるというところをファンの方々にお見せ出来るよう頑張ります。